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特に意味のない私的なページです。

 最近、人に誘われてアウトドアをする事が多くなりました。私のアウトドアとは単に家の外という意味です。川、海、山、といわず、庭、ベランダでもいいんです。要は空の下。そこでお酒を楽しみます。数人で七輪なんか用意して塩サバ、ホルモンなんかをつつきながら時間を過ごすだけでいいんです。肴にお金はかけません。簡単質素で充分です。実は師匠がいまして、ほとんどその人にくっついてるだけなんです。

◎薫製
 師匠は以前からベーコンを作ってました。一度その芸術作品を分けてもらった時、これだと思い、作り方を伝授してもらいました。燻煙にかける事、最低5〜6時間。わが子を慈しみ育てるようにベーコンに手をかけるとそれはそれは美味な肉塊ができあがるのです。TVの某番組でやっていた特選素材のベーコンをインターネットで取り寄せて比べた事もありましたが「勝っちゃったかな?」と思うほどでした。
 …で、どこでやるかというと家の中では煙だらけになってしまう為、当然アウトドア(師匠の家のベランダがほとんどです。)ということになります。時間がかかる故にゆっくり飲む事になります。青空の下、七輪で肴をチリチリ焼きながらビール。雲が流れて行くのを見てから、スモークチップを加える。今度はワイン(1000円以下)を飲もうかな。そんなうちに小腹が減ってきて調理師の免許まで持っている師匠が雰囲気にあった料理をさっと作ってくれます。お酒を飲みながら雑談を交わし、時々燻煙状態を見ながらゆっくり流れる時間を楽しんでいると、いよいよベーコンができあがります。着色料、保存料の入っていない本物。薫製箱の中にまだつる下がったままの温かい700グラムほどの肉塊をナイフで切ると肉汁が浮いてきて、そのまま口の中に放り込んだ時の満足感。たまりませんね。

◎夏合宿
 毎年恒例の夏の行事で、30人位で金山温泉キャンプ場へ遊びに行きます。静岡市梅が島温泉の少し手前の山に囲まれた温泉施設です。料金的には少しかかりますが、バーベキュー小屋、温泉、プール、ゴルフ練習場、テニスコート、芝生広場など設備が整ってます。テントを張るわけではなくログハウスに泊まります。食材、アルコールをしこたま買い込み、外のバーベキューハウスで料理します。バーベキューハウスはバーベキュー設備の上に屋根がのっかっているだけのオープンな作りの為、外の景色もそのままで、風もそよそよと気持ちのいいものです。料理人は何人かいます。師匠が花板として腕をふるうのですが、他に向板もいて、いろいろな料理が楽しめます。私といえばまだまだ「おいまわし」。夕食をすませた後は、子供の為に花火大会でもやってあげて、その後は大人の時間。料理も大人バージョンになりアルコールに適した味付けに。お酒の方も焼酎、日本酒、ワイン、バーボンなど好みで切り替えます。ワインのフルーツ漬け自作サングリアなんかもいけます。そしてほろ酔い気分でプールや温泉に入っちゃう。昔は3時、4時まで飲んでから、朝6時には起きて、かたずけをしながらビールで迎え酒をしたものですが、最近は2時くらいが限界の様で、昼間からの酒が効いて一人二人と寝ぐらに帰って行きます。結局ログハウスは寝床として使うだけ。外のバーベキューハウスには座敷もある為、そこで寝てもOK。
  冬にも冬合宿として富士見高原へ行きます。日中はスキー場が近いので、そこのレストハウスのベランダで一日中飲んでます。…スキー?…雪見酒をしに行くんです。

◎テント
 テントを使って泊りがけのキャンプもいきました。区画整理されたようなキャンプ施設ではなく、山の中の川原。一応トイレだけはあるのですが、電気、水道などはナシ。あるのは自然だけ。幼稚園、小学生の子供は大喜び。水遊びや探検ゴッコ、魚取り。食いしん坊の長男は犬が食べても大丈夫だったからといって、そこらへんになっている野苺(かな〜)を探してはむさぼり食ってました。大人は毎度の事、のんびりと自然の中でビール片手にほろ酔い気分。山の中は日が落ちるのが早いので少し早めに薪を拾って火をおこします。この頃にはすでに焼酎に。
 夜のテントは外から見ると、内からの明かりの為いい雰囲気になります。テントの中に入るとカンテラの程よい明かりがゆったり弛んだテントのインナーにあたり、心地よい照明になります。でも夜は焚火を囲んで遅くまでしこたま飲んでテントに戻るとすぐに寝てしまうので、そんなテントの雰囲気を感じる事が無いのが現実です。

◎素直な私
 夏のある日、所用の為、普段はしないネクタイを締め日曜日の朝から出かけました。すると師匠からの電話がありました。「何してるの?今日はいい天気だね〜。僕達は川原でバーベキューでもしようと思うんだ。心の赴くまま、自分の心に素直になればいいんだよ〜。」……1時間後、ネクタイをほどいて、心に素直な私は川の冷たい水に足を浸しながら七輪の上の塩サバをつつきながら冷た〜いビールを喉に流し込んでました。盛夏の青空には雲一つなくギラリギラリと太陽様が笑ってました。


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