西国33観音霊場の巡拝は、秩父と異なり、三泊四日の巡礼の旅を、三回行わなければなりませんでした。

第3番 粉河寺にて
第3番 粉河寺にて

 第一回目は、平成15年11月25日から28日の間で、19名が9ケ寺をお参りしました。四国や秩父に比べて、どの寺も階段が多く、伽藍が大きいのにはただただ驚くばかりでした。第8番の長谷寺は、境内全体の雰囲気がとても良く、春またお参りに来て、牡丹の花を見たいものと思いました。四国霊場が「信仰の旅」とするならば、西国霊場は「観光の旅」と感じました。

第8番 長谷寺にて
第8番 長谷寺にて

第20番 善峰寺にて
第20番 善峰寺にて

 第二回目は、平成16年11月24日から27日の間で、19名が17ケ寺をお参りしました。第14番三井寺では、日本三銘鐘に数えられる鐘を撞くことが出来ました。又第15番観音寺、第20番善峰寺等の紅葉がすばらしくきれいで、今でも写真を見るとその時の感激が思い出されます。

第15番 観音寺にて
第15番 観音寺にて

 第三回目は、平成17年5月30日から6月2日の間で、21名が7ケ寺をお参りしました。秋の紅葉も美しかったのですが、今回の五月の目が洗われる様な新緑もすばらしい景色でした。特に新緑に囲まれた姫路城は見事でした。第27番の円教寺は立派な建物でしたが、更に趣を感じさせたのも、緑の美しい木々に囲まれているからだと思われます。天橋立では、股のぞきを皆で楽しみました。最後の満願の寺の華厳寺は雨模様でしたが、不思議なことに、過去・現在・未来の三ヶ所のお堂のお参りをしている時は雨が止み、秩父巡拝の時同様に感激しました。

姫路城にて 第27番 円教寺にて
姫路城n:にて 第27番 円教寺にて

 秩父34観音霊場巡拝開始から、西国満願までの4年間だけでも、参加者の中には行きたくても行けなくなった人や、亡くなられた方もおられる霊場巡拝でした。
 この秋から、最後の坂東33観音霊場めぐりを開始する計画ですが、この人たちの分までお参りし、100観音巡拝の満願を成就したいと考えています。