長唄・三味線教室


 島田宿の氏神として信仰されてきた大井神社の神様は、元禄2年(1689)に現在の場所(島田市大井町)に遷座されました。

 その神様が3年に1度お里帰りするお祭り(島田大祭)に、5台の屋台が曳き出され、子供の踊りが奉納されます。

 この屋台踊りのために、歴代の名だたる長唄芸人たちが招かれています。音響も不十分な粗末な屋台の上で、島田の祭りを勤めあげることが一流芸人への登竜門とも言われてきました。

 そんな縁を大切に、島田に長唄文化の裾野を広げようと活動している家元たちがいます。

 杵屋佐吉先生も若い頃から島田の祭りを請け負うとともに、市内の子供たちのために三味線教室を開き、第100回島田大祭では屋台三味線を披露するなど、長唄の普及に尽力されています。


 杵屋佐吉先生によれば、江戸で花開いた長唄文化は、宿場町で熟成された地唄にルーツがあるとのことです。

    (島田大祭上踊りの様子)




 大井川の川留めにより、島田宿と金谷宿には多くの芸人が滞在し、文化交流の場となっていたことが容易に想像できます。
   
 佐吉先生は、そんな島田に長唄三味線の教室を置くことにこだわり、寿真庵の本堂で長唄三味線を教えくれていました。




 現在では、息子の佐喜さんが、新たに教室を開いて、長唄と三味線を教えてくれています。



   七世杵屋佐吉について   
 

   杵屋佐吉オフィシャルウェブサイト


   杵屋佐喜 長唄・三味線教室(島田教室)

   杵屋佐喜 島田こども長唄・三味線教室

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   杵屋佐喜 長唄・三味線教室

  



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