沿 革
・ 元禄11年2月彼岸会に、白岩寺の寳山和尚を開山として創建。
・ 文化四年(1807)8月、慧定和尚が住職のとき山門建立。
・ 嘉永四年(1851)2月10日、町内から出火した火災により本尊を残し焼失。
その後「南岳和尚在住中再建せられたり」との記録があるが、暦代住職の中に南岳和尚の名は見当たらない。
・ 明治41年(1908)、富士の梅岡寺に合併することとなった森町の心月庵から脩民和尚が移住するのに伴い、同庵に祀られていたダ枳尼天(お稲荷さん)を境内に奉遷。
・ 懿天和尚により、本堂及び納屋等を改築補修がなされる。
・ 律三和尚により、山門改修、本堂及び稲荷殿屋根葺替え等がなされる。
・ 太平洋戦争終戦後の農地解放により、開基家より寄進された田畑を失い、檀家を持たない当庵は存続の危機に陥る。
・ 昭和55年(1980)、島田市土地区画整理事業により、現在地に移転。
改築に伴い、鉄筋コンクリート4階建てとし、4階を本堂、3階を庫裏、1階と2階をテナントフロアーとした。
元の境内地は、駅前緑地となったが、クスの木、マキの木、そしてモミジの木は今も残されている。
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