スネアドラム
スネアドラム


ドラムの中でも主軸の音で、常にドラムを先導している。
もちろんボイスパーカッション、ヒューマンビートボックスでも主軸の音となります。
スネアドラムは主軸なだけあって、出し方、種類が豊富にあります。自分なりの一覧を挙げると…



位になると思います。
個人で使うのは異なります。また、用途によって使い分けたりなどします。
@とAはアカペラが流行るきっかけとなった『力の限りゴーゴゴー』のコーナーであった「ハモネプ」
にてボイスパーカッションのやり方の違いを区分するために作られたものです。
名前の由来はその地域でやってる人数が多いというわけではなく、あくまでも種類の区分したもの
です。
@はRAGFAIRのおっくんが代表として挙げられるもので、主に喉から空気を一気に送り出すような形に
なります。この場合、迫力とインパクトがあり、実際のスネアドラムに似ている点がありますが、
ヒューマンビートボックスには少し不向きな点があります。それは口全体を使う分コンビネーション
が難しいからです。スクラッチやベース音など口の動きが複雑なヒューマンビートボックスでは使い
づらいと思います。
そこでヒューマンビートボックスによく使用されるのはAの関西風です。
これもハモネプ内で区別されたもう一つのスネアドラムでハモネプでは ぽち の けんぞーが主に
代表として挙げられます。このスネアドラムの場合は主には口の動きだけなので早いリズムや多様に
様々な音を出すことが出来ます。@よりは音の重さは軽くなりますが、こちらの方がヒューマンビー
トボックスには向いていると思います。

@ 【 関東風 】
┗1 唇を突き出すような形にします。
 2 そのまま息を吸ったり出したりします。息を出すときに時に頬が膨らむのを確認してください。
 3 息を出すときに勢いよく出してください。口の中の息を全て出すくらいの勢いがベストです。
   出すときには腹筋に力が入ればいい状態です。頬が少し震える状態になるまで確認してくださ
   い。
 4 3の状態から「ドゥッ」と同時に言いながら息を出してください。頬が膨らむのを確認しなが
   ら行ってください。それらしい音が出るまで続けてください。
 5 「ドゥッ」の後に区切りを入れてください。その後息を吸わないで普通に出せるようになれば
   完成です。
   あくまで区切りなので、唇を閉じるのではなく、息を区切ってください。

A 【 関西風 】
┗1 下唇を軽く噛みます。上唇で噛むような感じで、歯で噛むのではありません。
 2 下唇を外に出します。唇が「ポン」と音が鳴ればベストです。
 3 2は一旦置いておいて、唾をペッと吐く動作を繰り返し行ってください。この時唇を強く
   して、震えるのを確認してください。
 4 2、3の動作を同時に行います。下唇を出すときに唾を吐くような感じです。最初は唾は気に
   せずそれらしい音が出るまで出し続けてください。音が出るようになったら、唾が出ないよう
   にしてください。小さな唾はよく出ますが、大きな唾を出ないように意識すれば、よりクリア
   な音になると思います。ポイントは空気を強く出すことです。

一般的に@とAが初心者向けです。BとCはヒューマンビートボックス向きなので、BとCを覚えた
い方は、まずはAをしっかりマスターしてからにしましょう。

BはAと同様に唇なんですが、息を出すのではなく、吸うタイプなのです。
一般的にこのスネアドラムは息を出すのみ考えられがちですが、吸う形もかなり使用されています。
ボイスパーカッションはパーカッションなだけにドラムセットの音が主なので口の動きはさほど複雑
にはならないと思います。ヒューマンビートボックスでは前記にも述べたように、様々な音を出すた
め、息を出すだけではリズムやコンビネーションが作れない場合があります。
そして特に重要なのが、息継ぎです。息継ぎをするタイミングはかなり重要で、いかに息継ぎが分か
らないようにビートを刻むようにするのか、というのも課題になります。
その点このBでは吸いながら息継ぎできるので、かなりヒューマンビートボックスには最適です。た
だ、これは音が出すのがとても難しく、始めは小さい音しか出ないと思います。
このタイプのスネアを使用しているビートボクサーは、Aと同様、あるいはそれ以上にリアルかつ重
みのある音を出します。ここまで辿り着くのは至難の業です。

そして最後は異端のCです。
このタイプは管理人が使用してるもので、代表としてKAT−TUNの中丸雄一が挙げられます。イ
メージ的には@の吸うバージョンです。
とはいうもの、やり方、音は違うものとなります。そしてスネアドラムの中でも喉への負担がかなり
強いので、喉が弱い方にはオススメできません。
音の強さ、コンビネーションの良さは共に良い方だと思いますが、慣れるまではかなり大変だと思い
ます。コンビネーションは特にムズがしく、Bと同様に吸うタイプなので息継ぎの必要は薄れると思
いますが、早いリズムは本当に難しいです。

B 【 吸うスネア 】
┗1 基本的にAと構造は似ています。上唇と下唇をAの時より逆にします。下唇を出すような感じ
   です。あまり極端に出すわけではなく、少しだけ出してください。
 2 後は思いっきり吸うだけです。下唇の先端に力を入れつつ「ん゛ーンプスッ!」みたいな感じ
   をイメージしてください。上唇は上に引き上げるようなイメージです。実際は「プスッ!」と
   鳴ると思います。「ん゛ー」はあくまでも力を入れるということだけで、声は発しません。最
   初は下唇が口の中に吸い込まれるくらいの勢いで、かなり強く吸ってください。

C 【 喉スネア 】
  ┗1 始めは下唇の左側(右側でもいいですが、どちらか片方)を斜め左(右)下側に引き下げます。
   引き下げたほうの首から鎖骨にかけての筋肉(胸鎖乳突筋)に力が入ればいい具合です。
 2 ↑の段階は管理人がこの喉スネアを習得するやり方においての方法なので、やりにくい方は無
   視しても結構です。
   喉ちんこを意識して「カァッ」と吸いながら発してください。基本的にはこれだけで出来る人
   もいると思います。空気が直に喉にあたるような感じです。一発で喉の奥までが乾燥したよう
   な感じになれば、完成です。音にリアリティを出したい場合は、「カァーー」と音を伸ばして
   みるとよりリアリティが出ると思います。
 3 まだ難しくて分からない方は、まずは首の筋肉を意識しましょう。このスネアをするときは首
   の筋肉が張る(よく使う)ので、ここを確認しながら行ってください。
   


人それぞれやりやすさ、出しやすさは様々だと思います。やってみたら簡単に出せた!というものも
あり、または全く出せなくてやりにくいものもありますが、自分にあったものが一番だと思うので、
自分にあった最高のスネアドラムを見つけてください。


文字だけでは分かりにくいので、音源を載せようと思いますが、今のところ設備不十分なため、
文字のみでの説明になりますが、ご了承下さい。



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