IGMA Guild School 2001
スクール開校日(到着2日目)

ダイニング(学食棟)、私の部屋から右側だけ見える
★☆食べはぐれは続く。スクール到着2日目
朝食は6:30から7:45までなのだが窓から見えるダイニングルームには人影が見えず、また嫌な予感。7:00におそるそる見に行ったがやっぱり開いていなかった。開校は今日の夕方なのでしかたない。部屋に戻ってお菓子を食べる。
このドミトリーは外見はロの字になっているが中は複雑な迷路みたいになっていて何度も迷った。エレベーターは1箇所で私の部屋からは遠いので10箇所以上ある階段で上り下りする。私の部屋は4階で結構面倒。ダイニングや教室棟はやや丘をのぼったところにあるので、部屋からダイニングへの往復は大変。お年寄りや巨漢の人にはちょっとつらいかも。
で10時からプレスクールセミナーというのがあって、これに申し込んでいたので、さっそく指定された教室に向かった。プロジェクトは「アマリリス」先生はロバート。60代の女性で体形はヘビーだが、やわらかな声でやさしい話し方をする。自己紹介もなく、なんとなく気が付けば、クラスが始まっていたという感じ。
笹形の花びらをワイヤーに貼り付けていくもので、ボンドに瞬間接着剤を混ぜるので次々と花びらをつけることができる。生徒は12人くらいでまだ到着していない人が多いようだ。ちなみにこの先生に私が以前買ったユリのキットの説明書でわからないところがあったので聞いてみた。
マニュアルを見せたのだけど、(クラブのだれもわからなかった)結局プロの人もお手上げ。近くにいた友人にも聞いてみたが、頭をひねるばかり。(まあそういうことはよくある)。で、この友人があのサンドラ先生だった。はじめまして。先生は明日からのクラスの準備で忙しそう。
さて、4つ同じ花を作り、ひとつのワイヤーに接着する。ここでも瞬間接着剤の威力大。葉はフリーハンドでカットし、球根らしきものはビーズを紙に巻いて色付けする。このプロセスは、言葉で説明してもわかりにくいが、既にキットにはこれらの完成品がついているので、このプロジェクトは接着するだけで簡単に終わってしまった。が、終わらない人も結構いた。
なんとか一回目のクラスが無事終わる。感想は「全然緊張しなかったし、おもしろかった。」

ロバート先生は次の日から生徒に・・・ 私のアマリリス
このクラスは12人もいたので、既にたくさんの人が到着しているのではと思い、てっきりランチはダイニングがオープンするかと思ったが相変わら閉まったままだった。オイオイという感じでこれで5食もちゃんと食べてないことになる。部屋に戻ってマグヌードルを食べることにし、受付にマグ持参でお湯をもらいに行ったがなかった。
結局、事務所の電子レンジでチンしてもらうことにしたのだが、部屋に戻って見ると中はぬるま湯だった。もう1階に戻る気もなかったので、しかたなくランチはぬるいヌードルをすすっていた。(ううっ。一杯のかけそばモード)
次はウエルカムディナーで勝負だ!。食べはぐれたトラウマから学校生活の心配より食べ物のことばかりが気になってきた。
★☆ いよいよウェルカムディナー ★☆
5時にダイニングの外のパティオでディナー前のカクテルタイム。しかし隣接するもうひとつの小部屋では、今までのプロジェクトが展示されている。今年はギルド創立20周年ということで、歴代のプロジェクトが一堂に揃うのだ。今年の参加はラッキー。

20年間の作品展示
やはり、すごいのは家具とかシルバー食器など、どれも生徒の作品とは思えないほど素晴らしい出来栄え。
いくつも見入っていると、不意に声をかけられた。知らない女性だったが私の名札を見て、「スカラーの人ね。おめでとう」と言って一緒にパティオで話をすることになった。彼女はダイアンと言い、ニュージャージー州からの参加でもう4回目だそうだ。
私のことはIGMAのニュースレターで知っていたらしいが、私は会員ではないのでそのニュースレターを知らない。しばし話ていると、今度は恰幅のよい中年男性が話しかけてきた。名札を見るとスカラー選考委員長のジャックだった。実は5人の選考委員のうち4人までが「J」で始まる名前だったのでこりゃ覚えられん。いかんナと思って、一応タイプアウトなどして覚えていたのだが、会えてよかった。お礼を述べると、次のウエルカムディナーは選考委員と同じテーブルにつくようにと、言って去って行った。「TBSサンデーモーニング」の毎日新聞の岸井さんに似た感じの人だった。
次にまた声をかけてくれたのはひょろりとやせた男性で、ひげダンスのオヤジにそっくりだった。
「スカラーおめでとう。ぼくはアランだよ。君は明日から僕のクラスだから」と言ってわざわざ私を見つけてくれたようだった。そうか、今のがメタルの先生なんだ。なんかイメージとずいぶん違ったなあ。
ダイアンに「もっと太ったおじいさんの人かと想像してたの」と言うと「そうね大概はミニチュアやってる人って太目よね」と同意をもらい、お互いまわりで立ち話をしている巨漢の男女を思わず見まわしてしまった。
ウエルカムディナーが始まります。というアナウンスで私はさっきのジャックを探した。するとそのテーブルは真中の一番前にあって既に皆着席していた。私が端に座ると、前に選考委員のピーターとその奥さん(2人とも60歳以上のシニア)、横には他のスカラーシップの生徒3人がもう着席していた。(今年は4人なんだ。20周年記念だからかな・・)
今年のスカラーは、南アフリカのジャネット(リタイアしたシニアの女性)、イタリアのジッセラ(若いキャリアウーマン風)、それからオレゴンのジェフ(朴訥とした肥満の青年)と、国際色豊かな構成だった。(私もJAPANで応募すればよかったな)
他の選考委員の人はテーブルが離れていたので、そのときは挨拶ができなかった。
ジャネット(左端)と選考委員 イタリアのジッセラと選考委員
ディナーが終わった後、席を講堂に移して、オープニングセレモニーが始まった。
今年は20周年ということもあり、20年間を振り返るビデオや20年間インストラクターあるいは生徒として支えた人たちの表彰などがあった。
続いて今回はじめてインストラクターになった人やスカラーシップ選考委員の紹介ののち、スカラーシップの紹介があった。みな会場にばらばらに座っているわけで、私も紹介され、恥ずかしながら立ち上がり「ハロー」といってハングルーズでこたえた。
IGMAのギルドスクールの中でもスカラーシップというのは大きな柱のようなもので、毎年人数は異なるけれども、この20年間で56人も輩出しているそうだ。ちなみに「今までのスカラーの人もちょっと立ってみてください」と促されて、10数人が立ち上がり、引き続きこのギルドスクールに来ていることがわかった。全体的に40〜70歳代の人が多く、ミニチュアは大人の趣味であることがはっきりわかる。夫婦連れのシニアも多く、スクールというより、大きなファミリーのコンファレンスのようだ。日本と大きく違うことに、この愛好家の層の違いとジャンルの違いがある。
ミニチュアの技がウッドワーキングの家具やメタルワークで競われる外国に比べ、日本では文化や材料の差があり、ミニチュアはまるで違う方向で発展している。どちらが良いという問題ではなく、日本はまだその土壌が開墾されたばかりの途上国であることは間違いない。
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