フットスピリッツみはらし
本音はね 自分で 立って歩きたい
器具は使いません。頑張っている皆さんに捧げます。
さらにわかりやすく再構築したものをAMAZON KINDLEで電子書籍出版しました。ここをクリック
台湾式リフレクソロジスト
スポーツケアトレーナー
山本剛史 著
山本剛史
”足に力が入らないから立ち上がれない?”
私は、台湾式リフレクソロジストとして、また、スポーツケアトレーナーとして、カラダのバランス調整と楽しいおしゃべり?で、皆様の生活の質(Quality of Life)の向上に努めることを職業としています。はっきりいえば、民間療法です。
そんな私ですが、最近、こんな話をよく聞くようになりました。
“親が、膝が痛くて足に力が入れられなくて、立つことも歩くことも辛いようです。気持ちも沈みがちで、動くことが嫌になり、起き上がることもしたくないと言い出しました。このまま、寝たきりの状態になるしかないのでしょうか?解決策はありませんか?”
普通は、医療や接骨院に行ってくださいという話になりますよね。また、介護が保険で受けられるようになった現在、そりゃあ、そちらの方向で対応するものだと誰だって思います。
しかしね、ご本人が
”注射しても一時しのぎで、すぐに痛くなります。薬を飲んでも、いまひとつ効果が感じられません。理学療法のリハビリはキツイです。介護でケアマネージャーに相談しても、気持ちは沈みます。「本音はね、 自分で立って、 歩きたい」
”
そういうことを、聞く機会が多くなりました。
確かにそんな繰り返しの生活では、気持ちも「うつ」にもなりますし、とても楽しく生活できるとは思えません。
そこで、私、思ったわけです。
”こういう状況で困っている方が、楽に「立つ、歩く 」ために必要なことは、力を抜くことであって、力を入れることではないのではないか。足し算ではなく、引き算で対処するべきではないか”
つまり、注射や筋力トレーニングで治療するのではなく、無理のないカラダの使い方を確認しながら生活すれば、“特に痛みも出ないし、問題ないんじゃない?”ということです。
不必要な箇所に力が入ってしまうことが原因で姿勢がくずれ、力のかかる角度が偏り、非効率な動きとなります。
関節への負担も、正しい姿勢のときより何倍も重いものとなります。
結局のところ、プロ野球選手のバッティングのスランプと同じような扱いで、この症状にアプローチしていくというのが、”私のスタンス”です。
つまり、体の使い方が”ズレている”のであって、神経症とかの類ではないという解釈です。
脳からの命令がうまく伝わらないと感じているのは、偏った筋肉の疲労によって、虚血症状箇所などの影響から、正しい運動フォームで動けなくなっているからだと考えています。
どうやら、健康に気をつけてトレーニングしている方にも、足に力が入らないという自覚症状でお悩みの方がいらっしゃるようです。
わかりやすい例を挙げます。
単純に立ち上がる時に、”背筋に力は入れません”。これ重要です。足が完全に伸びてから背中を起こします。
立ち上がる途中で背中を起こすと足から力が抜けます。
では何故、背中に力が入るのか。それは、自分の前方を確認する動きとして、顎を上げて前を見ますが、そのまま立ち上がろうとすることに問題があります。これは、補助具などを利用することで手を使えば立てることが悪影響を及ぼしています。
補助具や手すりを使って『腕を使って』立つことや歩くことは最終手段です。ほとんどの人は、私の経験上、その段階ではありません。
頭は重いので、顎が上がっただけで、後方への大きな力となります。バック転など、後ろにカラダを回転させるような時に必要な動きですよね。立つ動きには、前方への力が必要なのに、顎が上がると後方への力が働き背中に力が入ってしまうのです。
前方の安全の確認をしたら、自分の足元を見ながら足を伸ばせば、楽に立てます。
力学的方向が背骨と頭が共通になることが重要です。
どうですか、皆さん。説明がきちんとなされれば、できそうでしょ?しかも、鍛えてくださいとか、痛みを我慢してくださいとかは、一切ありません。逆に、現場の人間の見解も知らず、意地を張って痛みの出る非効率な動きを続けてしまい、鍛えているつもりで誰も対処できない取り返しのつかないことになってしまうことは、馬鹿らしいですよね。
実は、あっさり対応出来ることがほとんどだというのが、私の現場での感想です。重い症状と説明したら、医療行為となりますので、そういうことはしないというのもありますがね(笑うところですよ)。
まあ、簡単に対処できることを、これみよがしに大袈裟に扱うことで歪んだ状況となるという現象は、組織で構成されているものの摂理ともいえます。
“カラダ”は細胞などで構成されている組織です。ネットワーク科学で言う、複雑系という考え方が“カラダ”と”政治“または”社会“にも当てはまると思います。
そうです。この本の内容は、“カラダのこと”が、“社会構造の縮図、相似形”とも捉えられる、ビックリな付録もついてくるのです。(まあ、私の思い込みといえばそうかなあ・・・。ここも笑うところですかね、ハハハ)。全てにつながっていると考えれば、ただの単純なことでも楽しく反復できて小脳という運動神経をつかさどるところにイメージを植えつけられます。それが、効率的な動きを習慣にすることに大きな役割を果たします。
実際に私の周りでは結果も出ています。私の希望的観測でもありますが、きっと、ほとんどの方が、あっけなく楽しい生活を取り戻せることと思います。
前置きはこのくらいにしまして、実践編にお進みください。
実践編
さらにわかりやすく再構築したものをAMAZON KINDLEで電子書籍出版しました。ここをクリック
Copyright(C) 2010 Takeshi Yamamoto. All rights reserved.