浜名湖導流堤の落とし込み風流し釣り
                          
竿の修繕
 99年11月28日(日)導流堤に竹田氏と出掛けました。風が強い中ではありましたが、晴天で”小潮前日中潮の上げ止まりが11時半”と好条件に恵まれ、9時〜12時までに2人で黒鯛20匹(30cm級が6匹)、カサゴ8匹と絶好調の1日でした。

導流堤が似合う竹田氏
 導流堤での釣りはおまかせ。長い間蓄積したデータと無駄の無い動きが生み出す釣果は、周辺の数多の釣り人を寄せ付けません。5.3mの手竿を上手に操ります。仕掛けは、ウキ下0.5mでヨリモドシそして4.5mの1.5号ハリスに1号チヌ鉤を付けます。鉤から1.5mと3mの位置に小さいガン玉を1つづつ咬ませます。餌はアミエビ。尾ビレと頭部を取り尾からアミエビを反らせる様に鉤を入れれば餌付けは完了です。
竹田氏の釣果
(小物はリリース済)                    私の釣果
 落とし込みの仕方は簡単そうでなかなか難しい。まず流れに向かった状態で右手に竿と仕掛けを持ちます。それから左手で足元にコマセを打ち、落とし込みをスタートさせます。間髪入れずコマセの効いた場所に仕掛けを落とし、向きを変えつつウキが導流堤の際に寄るのを待ちます。際から30cm程にウキが近付いたならば歩き始め、時々竿を海側にしゃくりながらネガカリを防ぐと共に誘いを掛けて仕掛けを流していきます。クロダイが乗れば大きくウキが沈み込みますから、ピシッと合わせます。クロダイは強烈な引きで岩場に逃げ込もうとしますから、負けずに竿を海側に差し出すようにして岩場によるハリス切れを防ぎます。我慢比べを10数秒続けるとまもなくクロダイが海面に姿を現します。ギラッと輝く魚は間違いなくクロダイです。2年物まではカツオを抜き揚げるように竿を立てて一気に取り込みます。3年物となると一気には揚がりません。タモが無いときは、まずクロダイに空気を吸わせ大人しくさせます。そしてベイルを外して糸を4m程出しながら竿を立ててクロダイを導流堤に寄せます。そして道糸を掴み手繰りながら抜き揚げます。一気に揚げ様として竿を折ったり、導流堤の際にクロダイを当ててバラしたりしない様気を付けます。 
浜名大橋と導流堤
 写真手前はまるで水族館。透き通った穏やかな海中では黒鯛・メジナ・アイゴ・ボラ・カサゴの舞い踊り。誰でも導流堤の北側に竿を出したくなるところを我慢して、流れの速い導流堤南側際を狙います。

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