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 キビレ釣行記 〜キビレ編〜    by IKESEN
 7月31日(木)、某釣り大会・・・18時半出船、満潮21時の中潮夕まずめ、3番ミオ20番に目掛けて第一投、釣れるか、釣れまいかどきどきしながら、ケミホタルを見つめる・・・当たりなし・・・えさの大きさは、どのくらいがいいのか・・・手前がいいか、遠投がいいか・・・試行錯誤しながら、当たりを待つ「ビクンビクン」ケミホタルが揺れた「当たりだ。」慎重に合わせると生命反応有り、しかし軽い、上がってきたのは17cmくらいの黒鯛であった。「よしよし、これからだ。」と気合を入れ直し、竿を振る。次にあがったのは、17cmのまるまると太ったキスだった。「次こそは」再度気合を入れ、竿を振る。見つめる竿が左に引っ張られる・・・「うっ・・当たりだ。」ゆっくりゆっくり左に引っ張る「よしっ」慎重に合わせるが、生命反応なし・・・仕掛けを上げると何と針が切られているではないか・・・もしや。その後もちょびちょび当たりはあるが、釣り上げた瞬間「グーーーーっ」と鳴くふぐばかり・・・
 大会終了時刻は23:00刻々と時間は過ぎ、22:30を過ぎる・・・もうだめか・・一番太い弁ジャをしっかりと針に付け、気合いを込めて投入する。「チョンチョン」当たりだ。慎重に竿を手に取り、魚の反応を
待つ。「ググーッ」竿先がまたも左に引っ張られた。「よし、今だ」合わせを入れる。確かな手ごたえを感じる「やった」乗った。リールを巻こうとするが、緩めたドラグがジリジリ音を鳴らし糸がどんどん出される・・・我慢だ・・・左へ右へグイグイと引っ張ったと思えば、止まる止まったと思えばまた引き込む・・・「もしや、でかいエイではなかろうか・・」期待と不安と気合いが入り混じる何ともいえない時間が流れる。少しずつ魚にも疲労が感じられ、ゆっくりとリールを巻き取る。そろそろか・・・ライトで海面を照らすと「キラリ」と光り、反転する美しい魚体「よし、やった、でかい、鯛だ、取り込むぞ」と思いきや船のどこを見てもタモがない・・・どうしよう・・・すると同乗していた先輩が船にうつぶせに寝転び、海中に手を突っ込んでくれた。「ありがとう、先輩」次の瞬間、先輩の手から船上に上げられた魚体は、銀色に輝き、ひれが黄色に光る42cm、1.47kgのまるまると太った大きな大きなキビレであった。
 初の釣り大会参加、初のキビレ釣り挑戦、初釣果・・・・最高の時でした。しかし、その日から「海が俺を呼んでいる・・・」眠れない毎日が続いています・・・・「早く、釣りに行きてぇーーー」

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