Cまとめ


  今回の改正により、
調査書の比重が以前より重要視される結果となった。

元々静岡県は調査書重視型の試験を行っていたのだが、以前の改正時に学力検査の配分を高めて前回までの方式を取っていた。

  では元々の形式に戻ったのかと言えば一概にそうでもない。

確かに第1段階の@で取る定員が減ったことや、第2段階で学力検査が考慮されないことを考えると、調査書のしめる割合が高まったことは明らかだが、Aにおいては選ばれた者から今度は学力テストのみで争うことになり、ここでは己の力がすべてとなる。また前記選抜においては、調査書の全内容、学力検査、面接が総合的に判断されるため、学力検査の結果が大きなウエイトを占める。実際に去年評定30前半で前期の静高に合格した例もある(後期では39は最低欲しい所)。さらに補足事項より、学力テストが合格に考慮されない段階でも「著しく低い場合に、他が良くても対象外となる」ことから学力テストも重要であることに変わりはない。

学力テストで良い点を取るには勉強あるのみだが、調査書の内容、
特に評定を上げるにはどうするか?



まず基本的に普通に授業を受け、学校の試験を受け、提出物をきちんと出せば3はもらえる。ここに中間テストなどの結果を考慮して評定は上がる。逆に宿題をしてこない、授業中の態度が悪いと評価は低くなる。ゆえにいくら勉強が出来てもそれ以外の姿勢が悪ければ5は望めない。自分の生活態度を見直してみて心当たりのある生徒は、まずはそこを直すことをお勧めする。実際4と5の評定の差の内容に大きな違いはない。しかし45点しかない評点において、1点の違いは大きなウエイトを占める。担任に媚を売るわけではないが、教師も人間である。よく発表する生徒とうわのそらの生徒、絶対評価といえども同じ学力ならどちらに5を上げたいと思うだろうか?

述の通り、評定を上げる為には、学校で行われる試験の成績も大きく関わる。よって日々の学習の継続が評定にも影響を与えることは確実である。特別活動の記録や諸活動の記録の内容を良くするために、部活やボランティアに精を出すのも良いが、まずは1段階での合格を目指す努力を惜しまないことが一番確実である。