すべての民商の仲間が加入してこそ、助けあいの内容はいっそう豊かになります。1984年の発足時、11万人だった加入者は36万人となり、共済会への加入者がふえるにつれて入院見舞金や祝金の内容を充実させてきました。
「目くばり、気くばり、心くばり」を合言葉に班や支部で家族や商売、健康のことなどなんでも相談しあえるようにしています。仲間が身近にいることほど心強いことはありません。
「一人はみんなのために、みんなは一人のために」加入者どうしで会費を納めあい運営する自前の共済です。会費で財政を築き、中小業者にふさわしいものに発展させています。
「体が資本」の中小業者にふさわしく、いのちと健康を守る助け合いを重視しています。「早期発見・早期治療」のために集団健康診断をおこなっています。
民商会員とその配偶者は年齢を問わず、入院・治療中でも加入できます。
民商・全商連共済会の前進は、仲間の健康を気づかいあう活動として民商の魅力を広げています。共済運動を通じて、「仲間どうし助け合う」という民商理念がいきわたり、会員を主人公にした「目くばり、気くばり、心くばり」の活動は、民商・全商連の運動と組織を豊かにしています。
全商連共済会は創立以来2003年7月末までの19年間にのべ79万人へ、615億円の共済金を届けました
共済会費収入の9割を超える支払いは他の共済ではまねのできないもので、その優位性は群を抜いています。
「病気で収入の道が途絶えたとき、共済金を受けとり励まされた」「共済会に加入していてよかった。民商の仲間の温かさを感じた」など、共済金を受けとった仲間から多くの喜びの声が寄せられています。
共済とは、本来同じ地域や同じ団体に所属する仲間どうしが連帯感を基礎にして力を合わせ、助け合うことです。一方、保険は不特定多数を相手にする事業であり、助け合いの精神や連帯感とは無縁なものです。ここが保険と共済が根本的に違うところです。
全商連共済会は、1984年の創立以来その優位性と先駆性をおおいに発揮しています。
「早期発見・早期治療」をめざし、集団健康診断を「いのちと健康を守る活動の中心的課題」と位置づけ「集団健診助成金」を設け、組織的に取り組んできました。
多くの人が健診活動に参加できるよう日曜健診や支部ごとにとりくむよう努力し、「大腸がん検診」など一点の健診活動、班での血圧測定など日常的に健康に気づかいあうことにも努めてきました。また、集団健診の結果報告会を開き、健康に関心をもつきっかけにもなっています。
「保健大学」「健康講座」「健康まつり」などいのちと健康を守る多彩な運動にもとりくんでいます。
阪神・淡路大震災のとき「特別措置」として震災見舞金を被災会員に総額3億9千万円をお届けしました。見舞金を持って一人ひとりの被災会員を訪問し、営業の再開を激励し大きな勇気を与え、共済運動の前進が仲間のいのちと健康を守る力であることを示しました。
共済会ってなに??