[寸評]
「暗殺者の正義」が滅法面白くてその前作を読んでみた。
いやはや最初から最後まで、グレイマンと彼を狩る者たちの攻防が物凄いスピード感をもって描かれていきます。
12か国の暗殺チームに追われて1発の弾も受けないということはさすがになくて、グレイマンはまさに満身創痍、半死半生になりながらも突き進んでいきます。
そのあたり、相当に無理があるところだが、まあ細かいことは抜きにして、この激烈な闘いを楽しめば良いということですな。
[あらすじ]
コート・ジェントリーは”グレイマン”(人目につかない男)と呼ばれる元CIAの凄腕の暗殺者。
今はイギリスの民間警備会社で闇の仕事を引き受けている。
今回、ナイジェリアのエネルギー大臣をシリアで暗殺に成功。
イラクの隠密脱出地点に向かっているとき、米軍ヘリが撃墜され、生き残った兵士がアルカイダらに虐殺されている場面に遭遇する。
ジェントリーは我慢できず武装戦士に向けて発砲した。
[採点] ☆☆☆☆