2011年 7月

2011年7月31日 日曜日
 ネットを利用するたびに関電の電力使用状況を見ている。今の所電力は心配なさそうだ。しかし、私は、橋下大阪府知事が言っているように、関電から出ている情報が信用出来ないので、関電の電気予報の速報を真面目に見る気はしない。

 先ず、関電の供給電力がどれだけあるのかわからない。幾つかのブログを見れば、発電能力は3,100万KW位あるように思えるが、電気予報では、7/22に2,770万KWとなっていたのに、7/30には2,520万KWに減っているではないか。原発二基分に相当する供給電力が減っているのだ。この減少は何かの理由によるものであろうが、電力需要者に説明されているわけではない。関電の計画調整によるダウンの可能性もあると思われるが、計算の分母となる供給量を大きく変動させておいて、電力使用率が何%という速報表示はおかしいではないか。何のための速報かわからない。

 次に、そもそも関電の電力供給能力がどれくらいあるのかがわからない。関電のホームページにもまた報道記事にも明確に示されているものを見つけることが出来ないのは、私だけだろうか。他社受電分、用水発電、電源構成、発電電力量がどうのこうのと記載されている書類は多いが、それらの詳細を見れば、数字が変わっているとしか思えないし、勿論原発の発電量がどれだけあるのかはわからない。数字は古いものばかりだ。
 ネットで探していたら、少し古いが産経関西の記事が見つかったが、その内容は殆ど理解できない。このような記事を書く人の顔を見たいものだと思っている。しかし、記事の中ほどにある「電力供給量の半分以上を原子力に依存してきた点にある」というところだけは記憶に残った。Wikipediaでも55%が原発によるとあるではないか。

 関電の持つ原発が全部稼働したとしても、関電の原発による電力供給率は到底半分には至らないのはどうしてなのだろうか。産経の記者もそう言っているが、私の理解では関電は原発で60%近くの電力をまかなっていたはずなのに、そうではなかったようだ。調べれば調べる程わからなくなってくる。数か月前に比べるとデータサイトが減ってきたように思える。不思議なことだ。


2011年7月30日 土曜日
 私は、子供手当については賛成しているが、今のような支給の仕方が良いとは思っていないし、所得制限も当然すべきと考えている。しかし、今回の与野党の所得制限に関する合意は、国民の感情をないがしろにしているものではないだろうか。国民のことを思っての合意ではなく自分たちの保身或いは覇権争いのための合意であり、そして金持ちが高みから見下ろした政策ではないか。

 民主、自民、公明3党は27日、子供手当見直しに関する政策実務者協議を開き、手当を支給しない所得制限の水準を世帯主の「手取り年収860万円」(年収1150万円)程度に引き下げることで大筋合意した。今後は3党幹事長・政調会長級で調整するが、最終合意すれば自公両党に特例公債法案成立を拒む理由がなくなるだけに菅直人首相の退陣とからみ、厳しい駆け引きが続く。【産経新聞】

 年収1150万円もある人は何%ぐらいいるのだろうか。年収が500万円にもならないような人はどれぐらいいるのだろうか。なぜ所帯主の手取りとしたのだろうか。家族の年収にすべきだはないのか。ネットで調べればすぐにわかると思われるが、わかれば益々頭にくる結果になるだろうから、今回は調べないことにした。
 所得制限をすれば、与野党の先生方は、自分たちの主張を通したと考えているようだ。そして1150万円と言うべき所を860万とすれば、国民は「抑えたなぁ」と言ってくれると期待しているようだ。与野党共に「同じ穴のむじな」だ。

 本当に困っている人には、高額の子供手当を出してあげればいい。子供手当の金額がいかほどでもそれほど気にならない人はこの時期だから少し我慢して貰えばいい。子供手当の金額がどうであろうと気にならないような人には支給する必要はなく、逆に税金を増やしてもらえばいい。それが不公平と言うならば、私のように子供が成長してしまった者にとっては、子供手当も学費も一切関係ないのだから、なおかつ税金までごっそり引かれていることから考えると、まったく不公平な扱いを受けていると言えるではないか。


2011年7月29日 金曜日
 昨日は曇り空で風があったので、夕方から一時間ほど「風とコラブレート」しながら橋から150m程離れた所でFloat Kiteを飛ばした。この場所はまだ橋桁の影響がある場所であるが、昨日の風は橋の方向に向かって吹く弱い風だったので、凧あげには最高な風具合だった。
 凧糸を50m程のばして遊んでいると、凧は独りでに姿勢を保ちながらどんどん上昇していくではないか。まさか糸が切れたとは思わないので、懸命にリール巻くがそれでもどんどん上昇する。凧糸が切れたことが初めてわかった。凧は橋のはるか上空を飛び、芦原を横切って淀川に落ちたようだ。一番揚がる凧(私が作る中で一番大きなサイズで二つ折りタイプ)が飛んで行ってしまった。彩色が上手く出来ていたものなので惜しい気がする。

 お蔭で、夕食後から、またまた凧を作る気になった。そうなればTVは見ないし、インターネットにもアクセスすることはない。
 昨日は、凧紙の切断と彩色そして一部の骨の削りだしまでの四時間ほど、エヤコンは使わず背中に扇風機を背負って、額に汗して懸命の作業。半分程の行程は過ぎたので、今日の夕方にはテストが出来だろう。

 飛んで行ってしまったものに少し改良を加えた。背骨をワンサイズ太くしたり骨の繋ぎを補強したりしていたので3cも重くなったが、その分強風でも安定するだろう。
 
 凧仲間から、いろいろ教えて貰っている。先日は新しい素材の凧紙を教えて貰った。今までのものに比べて10倍もの価格であるが、カーボンファイバーの骨と組み合わせれば、25cの凧が15cぐらいで出来そうだ。その場合の材料費は一個当たり500円にはならないだろう。思い切って1万円くらいになるが材料を手配する積り。安い遊びだ。

 しかも暑い日中は、橋の下で凧揚げをしておれば、エヤコンや扇風機は要らないので、節電が出来る。


2011年7月28日 木曜日
 本日分のアクセス数を表示させようとアクセスカウンターを追加した。訳もわからないサイトからダウンロードすることに少しは心配であったが、何とかトップページに貼り付けることが出来た。しかし、当日分のアクセス数がおかしい。貼り付けた時点からの累計アクセス数と思われる数字が表示されたり、表示数字が減少したりするではないか。時には、正しいと思われる数字になる。(一日15〜20件のアクセス)。もっとひどいのは、累計アクセス数の増加分と今回追加したアクセス数の増加分の数字が一致しないこと。
 おかしいのはまだまだある。二台のパソコンでアクセスしてみると、時には10件以上の数字の違いが出てくるではないか。

 貼り付けたアクセスカウンターを消去してしまえば良いではないかと、貼り付けたものを探すが、今度はそれがどこに貼りついているのかわからない。困った。我が徒然草にアクセスして頂いている方は、当日のアクセス数を見ると驚かれてしまうであろうが、集計は間違いです。時間があれば、トップページを全部更新する積り。


 世界の地震発生は少し落ち着いていますが、中央アジアのキルギススタンで(M6.1)、モンゴルで(M5.0)や南太平洋での発生が気になります。


2011年7月27日 水曜日
 毎日節電している。今夏は今の所、二度しかエヤコンを使っていない。このまま進むとは考えられないが、扇風機を利用して室内に「風の道」を作ることに徹している。我が家は玄関の扉を開放しておけば結構風が通るが、夜半は玄関の扉のカギをかけなければならないので残念。
 
 中国の脱線事故が毎日新聞の一面記事に載っており、TVでもトップニュースになっている。事故原因の発表もいい加減だ。事故処理時の人命確保もいい加減だったようだ。そして原因究明もやらないで、収束する積りだったらしい。しかし、遺族買収金は600万円(年収の25倍)と決まったらしい。これも早かった。中国当局の隠ぺい体質が世論によって暴かれようとしている。

 日本での福島原発の事故に関連する東電あるいは政府の隠ぺい体質と変わらないのではないだろうかと思えてきた。違いは、日本では言論の自由が保障されていると言いながら、メディアも世論もそれにクレームを付けていないこと。

 我々はあまりにも多く流れている情報に混乱するから、情報が公開されているにも関わらず、整理出来ないのかも知れないが、例えば東電のプレスリリースの書類の殆どは、私には理解できるものではない。同じような書類のタイトルも使われている単語がなぜ異なっているのかもわからないし、毎日の測定データ表を出されても「推移」はグラフを付けないとわからないではないか。

 ずっと前のことであるが、外国向けプレスリリース内容と日本語まプレスリリースの内容が異なると指摘され、それに対して東電は、外国向けのリリース内容は、日本向けのリリース内容のエッセンスと弁解していたことがある。これは、日本語のリリース内容があまりにも膨大で、意味のないものものだから、外国向けには、エッセンスだけを取り出して理解できるようにしたと言っていることだ。


2011年7月26日 火曜日
 中国はすごい国や。あれだけの鉄道事故を起こしながら、たった二日もたたないうちに、何事もなかったように運転再開をしてしまう所、そして事故の原因を短期間で特定し事故車両をばらばらに解体して現場の穴の中に埋めてしまった所。それだけではない。世界中に事故ニュースが流れているのに、事故原因を落雷のせいにして、それでも世界一の高速車両と言い続けていること。何もかも信じられないことや。

中国の高速鉄道は、日本・ドイツ・フランス・カナダから技術導入して、それらの技術をベースにして作った車両を同じ路線でミックスして走行させている。すなわち、路線によって異なるが、例えば東海道本線や新幹線路線に、日本・ドイツ・フランス・カナダそして中国製の車両を走らせているような運用をしていることになる。このような技術は他国にはない技術だから、それこそ、鉄道の安全運用という一番重要な要件を無視すれば「世界一」の技術と言えるのかもしれない。

 但し、鉄道関係の技術者の誰もが心配していたように、そのようなミックスした技術が安全でなかったことが今回の追突事故で現実化してしまったのに、中国当局は相変わらず世界一と言い続けているようだ。
 私の個人的見解であるが、鉄道車両は、速度に比例してではなく速度の二乗に比例してトラブルが発生すなわち事故の可能性が出てくると
考えている。にもかかわらず、中国は彼らが製作する鉄道車両の速度をあげていくのに、車両とシステム或いはインフラに対する安全の検証をしていないのではないかと思っている。
 私は、機会があれば北京・上海間を走る高速車両に乗ってみたいと思っていたが、今回の脱線事故発生とその後の処理を見れば、何事があっても乗ってはならないと考えるようになった。

 地中に埋めてしまった事故車の残骸を、今度は掘り起こして回収したらしい。そして、事故原因の追究をすると言う。不可解なことをする国だ。


2011年7月25日 月曜日
 学者先生が食べても心配ないと言っているのに、なぜ世間は放射能汚染の牛肉について騒いでいるのだろう。騒ぎたい人は牛肉を食べなければいい。

 放射能で汚染された稲わらを管理するよう指示しなかった政府が悪いと言って騒いでいるが、"福島産の牛肉の放射能を計測したら高濃度放射線量が検出された→餌の稲わらが汚染されていた→稲わらは福島原発から100Km以上も離れた場所のものだった→そんな遠くまで放射能が飛散することは予測していなかった→もちろんモニタリングも行っていなかった"のが問題なのであって、政府を含めて専門家の先生方が広い範囲のモニタリングを建議し実行しなかったことが騒がれるべきだ。そして今となれば、放射能汚染牛肉の処理と同時に放射能汚染地区の調査範囲を拡大し、許容量以上の汚染地区をどうするのか決めることが必要ではないか。勿論除染の方法も研究すべきだ。

 そのような作業はベントが始まる前から現在に至るまで継続して実施されているべきであったのに、政府はなにもしないで地方自治体や民間あるいは個人の仕事として長い間放置していたから、稲わら事故が発生してしまった。そしてその第一次責任は東電にあると言って責任回避している。

 放射能汚染のホットスポットの住民をどのように避難させるかを決めないといけないのに、それを決める政治家の先生方は、鉄砲玉の飛んでこない所で、自分の延命のために頑張ってはるとしか思えない。


2011年7月24日 日曜日
 パクリ版中国製高速車両の特許申請や輸出問題は日本をイライラさせていたが、中国政府は今回の脱線事故に対してどの様に弁解するのだろう。中国当局の技術的裏付けのない強気一遍の発表がどの様に変わるのか興味がある。今回の脱線事故は、川崎重工が技術支援して製作したCRH-2というタイプの車両が絡んでいるようだが、追突したと言うから車両そのものの故障でなく、信号系統或いはシステムの問題だったようだ。停まっていた車両はカナダのボンバルディア、後ろから衝突した車両は日本の川崎重工が技術移転して製作したものと言うから、両社ともに青島にある車両メーカーで作ったものようだ。

 中国に対して申し訳ないが、そのうち高速車両が大事故を起こすのではないかと心配していた。大事故が起きるまで中国は自分達の技術が例えパクリのものとは言え、自主開発の世界一車両と言い続けることを我慢しておれば良いし、たとえ外国がそれにケチを付けてもどこ吹く風だったが、今後は、中国当局の発表も、また今後の高速車両運用についても変化があるのではないだろうか。
 中国は自分たちが製作した高速車両の強度確認のために、衝突による破壊検査をしたようだ。写真で見る限り、車体はそれほど損傷していないようなので、計算通りの強度を保っていたことがわかった。と政府当局は発表するのではないか。

 
浙江省杭州発福建省福州行き高速鉄道D3115号が浙江省温州付近で脱線し、2両が橋から川に落ちた。少なくとも11人が死亡し、89人が病院へ運ばれた。1両の定員は約100人という。米ボストン・グローブ紙の「中国の高速鉄道は宇宙計画と並び称される国の威信をかけた一大プロジェクト。経済の発展ぶりと技術力を示す狙いだったのが、逆に多くの非難を浴びる結果となってしまった」というのが欧米メディアの大方の見方だ。
 これに対し、中国高速鉄道の故障に最も「関心」を寄せているのが、隣国である日本と韓国。朝鮮日報は「故障鉄道」、東亜日報は「相次ぐ故障―中国高速鉄道の恥辱」、国民日報は「世界最高レベルのはずが雨と風で停まってしまうとは」と皮肉たっぷりだ。


2011年7月23日 土曜日
 どうして民主党を選んだのだろうか。自民党もどっこいどっこいかも知れないが、民主党は「政権をとる」ためのマニュフェストだったと今になって認めたようだ。民主党は「政権を獲った後は無策」だと認めたが遅すぎる。

 菅首相(民主党代表)は22日の参院予算委員会で、「(マニフェストの)本質的な方向は間違っていないと思っているが、財源に関してやや見通しが甘い部分もあった。不十分な点があったことについて、国民に申し訳ないとおわびしたい」と述べ、マニフェスト財源の裏付けの不備を認め、謝罪した。民主党はマニフェストの目玉政策・子ども手当について、年間の手取り1,000万円で所得制限を設ける新提案で自民・公明と調整に入った。
 制限対象とならない世帯は、3歳未満の子どもと、12歳までの第3子以降について、月額1万5,000円を支給する。3〜12歳までの第1子と第2子、そして中学生は月額1万円となっている。一方、制限対象となる世帯は子ども1人あたり、一律月額9,000円に減額される。この制限対象は全体の5%程度と見込んでいる。


 天下りを撤廃すればマニフェストを実現するための予算はすべてまかなえると主張していたのが、そもそもの間違いだ。天下りも撤廃できていない。鳴り物入りで始まった事業仕訳も「蓮舫」さんを有名にしただけではないか。

 子供手当の所得制限を付けることで、与野党が合意の方向に向くようだが、子供の給食費も払えないような世帯と年収1000万円も得ている、たった5%の、世帯を同じ土俵で検討していることは、自民党時代の生活支援金支払時の所得制限と同じ展開だ。与野党共に政治家の先生は疑問に思わないのだろうか。


2011年7月22日 金曜日
 台風6号は、やはり大阪を避けたようだ。大阪のおばちゃんが怖かったのだろう。
 台風一過後も、天候パッとしない。殆ど曇り空で時々雨がぱらつき風もほとんどないが、お蔭でそれほど暑くないので過ごしやすい。
 風が殆ど無いので凧はあがらないので少し退屈している。


2011年7月21日 木曜日
 政府は20日、関係閣僚による「電力需給に関する検討会合」を開き、原子力発電所の停止で電力不足が懸念される西日本の利用者への節電要請を、ピーク時の使用量を昨夏のピーク時に比べ、「10%以上削減する」ことを要請した。
 関電管内では、8月の最大需要予想の3138万キロワットに対し、供給力は2943万キロワットで、供給余力はマイナス6・2%となる見込み。「需給ひっ迫による停電発生回避のため節電要請が必要」(経産省)と判断した。【産経新聞】


 関電はすでに需要者に対して15%の節減を要請しているのではないか。それに対して、大阪府知事を始め多くの人がクレームを付けている。そもそも関電の発電能力がどれぐらいあるのかを明確にしていないのに、関電をさておき政府はどのようにして10%削減を決めたのだろうか。関電も政府も節電を要請する根拠を示して欲しいもんや。
 今更政府が表に出てくるのはどうしてや。関電は橋下知事の発言に対して答弁出来ないから、政府の要請にしようとしているのか。

 政府と関電の要請が違う。このようなことを二重メッセージと言い、要請されたものは戸惑うではないか。益々政府が信頼出来なくなるだけや。
 関電の原子力発電が50%以上もあると思っていたのに、実の所28%位だとも言われている。東電ばかりでなく関電もおかしいのではないか、それに加担している政府はどうかしていると言われても仕方がない。末期的症状や。


2011年7月20日 水曜日
 福島原発事故関連の情報が、本当に正しいのかどうかがわからないのでこんがらがっている。

 ★放射能汚染された牛肉が、全国に広まろうとしていることにマスメディアは大騒ぎしている。そして福島県産の牛肉の出荷停止が決まった。しかし専門家の先生は、その牛肉を食べても問題ないと言う。問題ないのならば、大騒ぎすることないではないか。出荷停止までするから、国民はどんどん不安になる。
 ★福島原発の事故処理に対して、7/19の工程表では、原子炉は安定的な状態に達しているので第一ステップは完了したというが、依然として原子炉から放射能は放出され続けている。第二ステップの内容に大幅な変更はなかったが、定義が曖昧と指摘されていた「冷温停止」については、(1)圧力容器底部が100度以下(2)原発周辺の放射線量が年間1ミリシーベルト以下−という2つを安定的に確保することを条件としたとあるが、プレスリリース書類の資料1-Aには具体的な数字は記載されていない。
 ★放射能汚染のモニタリングをきちんとやっていると言うのに、どうして今更放射能汚染の稲わらが出てくるのだろうか。東電のプレスリリースされるモニタリングのデーターを、誰がどの様に確認しているのだろうか。そして評価しているのだろうか。同じ測定結果を示すエクセル表でも、表によってタイトルや表の構成が違っているのはなぜだろう。膨大な資料枚数だけが出るだけで、汚染がどうなっているのかどうかは、私には理解できないことばかりだ。原発からの放射能拡散が減少しつつあるのか変化がないのかを時系列にグラフ化すればいいのに、それをせず、モニタリング毎の測定値をそのまま提出したり、水素爆発した時と現在を比較して"減少した"と言うだけではないか。減少するのは当たり前の話や。
 ★福島原発事故とチェリノブイリ原発事故とを対比して、何がどの様に違うかを明確にされていないのではないか。国民が知りたいのは、何時になったら元の生活に戻れるのかであると思うが、何時になったらそれが発表されるのだろうか。正直にいえないのでうやむやにしているとしか思えない。
 ★放射能汚染は本当に怖いのか。新型インフルエンザが日本上陸した時の騒ぎ、すなわち「日本国民の大多数がマスクを着用したことやその半年後には日本中で新型インフルエンザ蔓延してしまった、大騒ぎすることなかった」と同じようなことではないか。

 幸いにして、私は福島原発からずっと離れた所に住んでいるので放射能の心配はないと思っていたが、牛肉もお茶も(そして、(実は、魚類も)放射能汚染されていたものを食べていたと言うのではないかと疑い始めた。しかしそれらを食べて体内被曝した所で何も心配することないやんかと開き直っている。


2011年7月19日 火曜日
 二日間連続して強い雨が降っている。外に出る気がしないので、なでしこジャパンの決勝戦の録画をまた見てしまった。アメリカに勝った試合は何度みても飽きない。改めて、なでしこジャパンが素晴らしいチームであったことを再認識した。
 
 昨日も凧作り。第1作目の「こうのとり」は強風でもかなり安定して揚がることがわかったが、彩色が気に入らないので、羽根だけを作りかえることにした。半日以上かけて羽根部分だけ第2作目を作った。少しこうのとりらしくなったが、満足できるような絵柄になるには、更に二、三個作る必要があろう。

 凧仲間の先輩方には、私よりも凧にはまっている人が多い。一日中凧作りをしている人、この炎天下に風さえ出れば弁当持参で凧揚げをしている人など、世間では変人と言われても仕方ないだろう。そのような先輩方と話をしていると楽しくなってくる。そして自分も益々はまってしまう。

 一つ不思議なことがある。私の知り合った凧仲間の先生方には喫煙している人がいないこと。


2011年7月18日 月曜日
 早起きして女子ワールドカップを見ようとしたが、目覚めたのは前半が終了した時。私の予想は1対0で日本の勝利だから、今の所予定通り進んでいることになるが、なにせ体力差が大きいのでボール支配率は勝っているものの苦戦しているようだ。一点取られてしまった。
 第二次大戦以来の日米決戦ではないかと思い、軍歌を聞きながら応援することとした。途端に日本が一点取り、同点になったではないか。過去24試合も勝てなかった米国に勝てるチャンスだ。軍歌は気分が高揚してくる。
 最後の最後になって、PK戦にまでもつれ込んで日本が勝ってしまった。すごい話だ。なでしこJapanが歴史を作った。世界中の人たちが見ている場で米国に"堂々と"勝ったのだ。

 日教組が軍歌はダメだ、そして国歌までダメだ、国旗掲揚もダメだと言っていたから、今のようなバラバラの日本になってしまったのだ。軍艦マーチを堂々と流し続けたパチンコ屋だけが一人勝ちをしていたことを思い出そう。

 国会では先ず君が代行進曲を流せばいい。そうすれば議員先生は団結する気になるだろう。国家存亡の危機に対して仕事をしようと言う気になるかも知れない。


2011年7月17日 日曜日
 私は、原発のストレステストとは何かということを、未だもって理解していない。
 先ず1次評価と2次評価の区分に分けること。菅さんの言う1次評価と2次評価は、例えば入社試験で言う一次試験と二次試験とは全く意味合いが違い、テスト対象を今稼働している原発と休止している原発とに分け、緊急にテストしようとするのが1次評価というらしい。これは「1次と2次評価」という言葉の使い方がおかしいから誤解を招くだけの問題だ。私が「地デジ」は「いぼ痔・切れ痔」を連想するから、なぜ地デジと宣伝するのは嫌だと言っていることと変わりはない。

 しかし、1次と2次では、テスト内容が異なると言う。しかも、2次評価の結果原発を再稼働させるかどうかを決めるとも言っている。と言うことは、優先的に1次評価した結果、稼働が同意された原発は、2次評価によって停止する羽目になることもあり得ることになる。とりあえず、1次で再稼働させておいて、2次で再評価しようという意図らしい。
 急ぐ順番にテストすると言うのはわかるが、なぜ原発のストレステストの内容が異なるのかが理解できない。ストレステストの内容とその方法がわかっていないので、とりあえず1次、2次の区分をしておこうとしただけではないか。それだったら、1次テストには、訳のわからないストレステストという言葉は使わず、国民と地元の人たちに理解できる言葉で納得させればいいではないか。

 昨日のニュースをピックアップすると、ストレステストに疑問を持っている人は私一人ではないようだ。
 菅直人首相の唐突な指示で導入されるストレステストについて、経済産業省原子力安全・保安院が実施計画案を示したが、再稼働の見通しはなお立たない。1次評価と2次評価を分けるわかりにくい仕組みが混乱を助長し、地元が容易に再稼働に同意しない可能性も高い。再稼働が越年し、冬も深刻な電力不足に見舞われる懸念は残ったままだ。

 「国がもっときっちりとした指針を出してくれなければ判断のしようがない」。九州電力川内(せんだい)原発を抱える鹿児島県薩摩川内市の岩切秀雄市長は計画案をこう批判した。首相はストレステストを地元の安心材料にしたい考えだが、実際には混乱を招いている。

 最も早く電力不足が解消するシナリオは、1次評価を終えた段階で地元が再稼働に同意するケースだ。1次評価には1〜2カ月かかるとされ、再稼働は9月以降。これなら電力需要が高まる冬場に間に合う。

 ただ、地方では再稼働できない理由について「政府への不信感」(山田啓二京都府知事)との声が噴出。説得には時間が必要で、1次評価終了後、すぐに同意を得られる保証はない。もっとも、1次評価が出た段階で菅首相が辞任していた場合、円滑に地元の同意が得られる可能性もある。

 2次評価の結果が出るまで、地方が再稼働に同意しないことも想定される。1次評価では地震と津波が同時に起こる事態は想定されないが、「同時発生も考慮した2次評価で安全性を確認してもらいたい」との声が上がりかねないためだ。

 評価方法を2種類に分ける根拠や違いもはっきりしない。川内原発の場合、定検中で再開準備が整う1号機は1次評価対象だが、8月に定検で止まる2号機は2次評価。秋以降、1号機にゴーサインが出ても、同様に停止中の2号機が2次評価をクリアするまでは同意しにくい状況となる。


2011年7月16日 土曜日
 菅直人首相が、国民に向かって唐突に表明した「脱原発依存」へのエネルギー政策を転換する方針は、菅総理の個人の考えであり関係閣僚と調整した結果の政策ではないらしい。そのため、閣僚から、与党からそして野党から、加えて国民から総スカンを食っている。
 鳩山前首相が、沖縄県の普天間基地問題で、「少なくとも県外」と言ったりしたのとまったく同じような展開ではないか。

 中野寛成国家公安委員長は「脱原発依存」について、「閣議で決定した見解を述べたのではなく、首相の決意を述べたものだと受け止めた」とし、政府方針ではないとの認識を強調した。
 野田佳彦財務相も「個人の考えとして示したということだ」と指摘し、「自然エネルギー普及などの方向性はどなたも共有しているが、エネルギー政策全体は短兵急にする話ではない」との見解を表明。
 与謝野馨経済財政担当相は「日本の電力多消費分野は競争力を失い、海外に生産拠点を移そうとする」と懸念を示した。
 北沢俊美防衛相は「首相が国民の将来について自らの思いを述べるのは当然だ。原発推進派が政治のテクニックの中で『調整不足だ』と切り替えていくのは間違っている」と首相を擁護。
 江田五月法相も「国民に問題提起した。方向性は正しい」と首相に理解を示した。

 脱原発は賛成だが、その実現までには時間が必要だろう。しかし現在稼働中の原発がすべて止まってしまう状態になりつつあるのに、総理の発言に対して閣僚の意見統一がされていないし、もちろん脱原発のための手法とスケジュールを示していない。どの様にして脱原発をするのだろうか。国民の生活・経済活動を大幅にダウンするのではないかと懸念されることを、余命わずかな総理大臣が突然言い出した。ドイツですら20年も経過して現在に至っているというではないか。


2011年7月15日 金曜日
 全国各地で、熱中症に罹った人が出ている。今夏は特別の節電をしているから熱中症が多いのか、或いは異常気象で発生しているのかわからないが、例年になく熱中症者が多く発生しているらしい。
 学校で集団熱中症にかかり、救急車で病院に搬送されたらしいが、先生はそうなるまで気づかなかったのだろうか。不思議だ。

 今の所、今夏の電力供給は何とかなりそうだというが、日本の原発がすべて停止してしまったらどうなるのだろう。代替えの発電が原発に置き換わるには、時間がかかるだろうから、民間が非常用に持っている埋蔵発電を活用するとしても、長期的にもまた費用的にもそして排出地球温暖化ガスの問題からも、原発に代わるものではない。

 菅総理は、原発のストレステストの結果の評価を自分を含めて数人の大臣で行うと言っている。ストレステストの結果が出るまで原発を再稼働させないと言いながら、ストレステストの内容や方法を決めず、またその評価方法も決まっていないのに、そして結果を評価する人には「自分」を含めている。ストレステストは少なくとも半年先にしか結果は出ないだろう。ストレステストは、政治家の能力を調べるために行ったらどうやねん。

 福島原発の一定の成果が出るのも今年一杯かかるだろう。菅総理はそれらの行く末を見て退陣する積りと言っているのだから、退陣することはないと宣言しているようなものだ。早く退陣させるためには、野党が協力して法案を通すことではなくて、そして、日本国民が「菅さんの悪口を言って足を引っ張ること」でもない。菅内閣の閣僚先生たちが「自ら辞表を出す」ことが一番早いのではないかと思い始めた。どうせ菅さんが退陣すれば、自分の大臣としての肩書は無くなるのだから同じことではないか。少しタイムラグがあるだけだ。その期間は政治の空白期間があると心配されるが、どうせ政治は止まっているのだから、今のまま進むよりも良いのではないか。


2011年7月14日 木曜日
 四時に起床して、女子ワールドカップの日本対スウェデンの試合を見ている。後半に沢がヘッデングであげた二点目の得点は日本チームらしさの組織力によってあげたものだ。三点目もあげた。ボールの支配率から想定すれば準決勝の勝利は間違いないだろう。
 今回のワールドカップは何試合か見ているが、女子の試合と言えども男子のものと変わらないではないか。パスの繋ぎは男子のものよりも素晴らしいのではないか。
 アメリカとの決勝戦が楽しみだ。がんばれなでしこJapanだ。


2011年7月13日 水曜日
 関西地区の節電はどうするのだろうか。当初橋下知事が言っていたように、関電は原発を稼働させたいために、一方的に、15%の節電を要請したのだろうか。関電の原発が全部停止する可能性があるのに、関電も関西地域も経済界も何を考えているのだろうか。
 
 公共交通機関の大阪市交の地下鉄・JR西・阪急・近鉄は、間引き運転も車内照明もそして駅舎も節電をしているとは思えない。街中の照明もネオンも減ったとは思えない。勿論パチンコ屋も自販機も前と変わったとは思えない。

 我が家の節電の目玉は、エヤコン使用時間を減らすこと。そのためには室内に外からの風を取り込むルートを作ること。幸いに建物の北側には野良猫がいつも昼寝をしているほどの風の通り道があるので、その風を室内に導入すれば、室内温度がだいぶ下がることになる。それが出来ない時は、淀川にかかる橋の下に行けばいいと思っている。

 それぐらいでは、15%の節電は出来ないだろう。


2011年7月12日 火曜日
 政府は、定期検査中の原発再稼働に関する政府の統一見解として、「欧州諸国で導入されたストレステスト(耐性評価)を参考に、新たな手続き、ルールに基づく安全評価を実施する」と発表した。具体的に(1)定期検査中で再稼働準備の整った原発の施設・機器に関し、限界までの余裕度を確認する1次評価、(2)全原発を対象に総合的に調べる2次評価−の2段階で実施らしい。
 おかしな話や。欧州諸国では、今回の福島原発の事故を参考にしてストレステストを既に進めていると言うのに、そしてストレステストの実施には時間がかかるらしいと言うのに、そしてこのまま進めば、来年の半ばには日本の原発は全部が停止してしまうと言うのに、政府の発表では「まだ」ストレステスト実施についての具体化はされていないようだ。それに今回の発表は「政府の統一見解」という。政府がまとまっていないことを認めたようなものだ。
 
 発表に対して、原発を抱える各県の知事らからはざまざまな反応の声が上がった。
 佐賀県の古川康知事は「これまで混乱していた再稼働に関する政府見解が統一された」と一定の評価をするコメントを発表。「今後、ストレステストの内容、具体的基準など詳細を明らかにし、国民に対して、また地元に対してもきちんと説明してもらいたい」と要望した。
 新潟県の泉田裕彦知事は「統一見解をあえて表明しなければならないこと自体、政府の混乱と場当たり的な対応を示している」と批判。「どうやって国民の信頼を得ようとしているのか不透明だ」とのコメントを出した。
 島根県の溝口善兵衛知事は「シビアアクシデント(重大事故)対策との関連がどうなっているか、政府が防災計画、避難計画などの指針を示さなければいけない」との見解を示した。
 福井県の担当者は「(ストレステストの)項目やスケジュールが未定で、コメントできる状況にない」と述べた。 

 コンピューターを使って何か月も必要なストレステストを始める前の段取りに、長い時間を費やさざるを得ないことも理解できないことではないが、なぜ、福島原発が今の状態になったのかを"予測でもいいから"検証し、他の原発に対する緊急対策を施す必要があろう。そして、先に原子力安全・保安院と海江田大臣が「安全だ」と決めつけた根拠を国民に示す必要があろう。

 7月6日に日本で再び大地震が発生するのではないか述べていたが、日曜日に三陸沖でM7.0の地震が発生してしまった。政府が何も手を打たない間に、そのうち首都圏直下で大地震が起きまっせ。世界の地震発生状況を見れば、ケラマ諸島と日本列島に地震が集中しています。


2011年7月11日 月曜日
 原発のストレステストの内容がまだ決まっていないようだ。そのような状態だから、ストレステストの結果に対する原発の処理が決まらないのは当たり前だ。
 原発が全部止まったとしたら、日本の電力はどうなるのだろう。日本の経済活動はどうなってしまうのだろうか。それよりも、日本の政治を心配した方がよさそうだ。無策なので、何もかも先送りしているようだ。

 ワイがそれを心配しても始まらないが、自分の出来ることは真面目に考えないといけないだろう。通っているプールのジャグジーやサウナでの話題は、阪神タイガーズの勝ち負け・原発の話や節電の話が出ることが多い。原発は止めた方がいいと言う人が多い。ワイも止めることには大賛成だが、大多数の人は即停止と言うのに対して、ワイは順次、すなわち10年ぐらいかけて停止させると良いのではないかと言っている。全原発を即停止させるべきと言う人は、戦前・戦後の時代は何もなかったのだから、その当時の生活を思えば、生活できるではないかと主張する。今どきそんな生活が出来るわけがないという人もいるが、何せ、馬鹿話をやっている人たちの殆どは戦前生まれ、それも昭和一桁生まれの人がほとんどなので、無責任極まりない話になる。

 今の所電力供給には余裕があるようだが、どう考えても自分の15%の節電は無理のように思えて仕方がない。しかし、ピーク電力を減らすことぐらいは実現したい。


 またまた三陸沖で大地震が起きたが、幸いに津波はなかった。次は関東直下か東海かあるいは南海沖かと思うと、日本には安全な所が無くなってしまう。節電を考えると、淀川にかかる橋の下で凧揚げをしているのが一番いいようだ。日陰で青い空と白い雲を見ているだけでも涼しくなる。


2011年7月10日 日曜日
 震災後四か月過ぎるのに、津波の被害を受けた在来線は常磐線、仙石線、石巻線、気仙沼線、大船渡線、山田線、八戸線の7路線で、現在も延べ約350キロで運転を見合わせており、復旧の目途がついていないらしい。
 JR東日本の清野智社長は5日の定例記者会見で、東日本大震災で大きな被害を受けた沿岸部の在来線について「地震前の状況に戻すのに1000億円強」かかり、そして、高台などに路線を変更する場合には「さらに金額が増える」と述べ、早期復旧に向けた政府支援の必要性を改めてにじませた。
 東北地方の各路線は、震災前の状態でも経営が成り立ってはいなかったと思われる。そのような路線をそのまま復旧したとしても乗客が増えるわけではないから、JR東日本は積極的に復旧したくないのではないかと思われる。被災地の土地利用をどのようにするのかを決めることから始め、復興と同時進行の鉄道網復旧にすべきだろう。

 これまた、政治が主導すべきことではないか。


2011年7月9日 土曜日
 突然の梅雨明け宣言。いよいよ暑い毎日が続くのかと思うと嫌になる。

 毎日新聞のトップ記事に、次のような記事が記載されている。
「私はお墓にひなんします ごめんなさい」。福島県南相馬市の緊急時避難準備区域に住む93歳の女性が6月下旬、自宅で自ら命を絶った。東京電力福島第1原発事故のために一時は家族や故郷と離れて暮らすことになり、原発事故の収束を悲観したすえのことだった。遺書には「老人は(避難の)あしでまといになる」ともあった。その遺書は次のもの。
 このたび3月11日のじしんとつなみでたいへんなのに 原発事故でちかくの人達がひなんめいれいで 3月18日家のかぞくも群馬の方につれてゆかれました 私は相馬市の娘○○(名前)いるので3月17日にひなんさせられました たいちょうくずし入院させられてけんこうになり2ケ月位せわになり 5月3日家に帰った ひとりで一ケ月位いた 毎日テレビで原発のニュースみてるといつよくなるかわからないやうだ またひなんするやうになったら老人はあしでまといになるから 家の家ぞくは6月6日に帰ってきましたので私も安心しました 毎日原発のことばかりでいきたここちしません こうするよりしかたありません さようなら 私はお墓にひなんします ごめんなさい

 悲しい話だが、矢尽きて刀折れるまで頑張ると言って何もせず延命を計る人よりも、身をとして静かに退いた人の方が、訴える力がある。

 おばあさんがだけでなく、福島県の避難者だけでなく、日本国民も・世界中の人たちは「げんぱつのニュースみているといつよくなるのかわからない」し「またひなんするやうに」なるかも知れないと思っている。今原発の事故が起きたことを云々する前に、政治の責任として「不安に思っている人たちに安心を与えること」を先ず実施すべきだ。

 警察庁の統計(速報値)によると、4〜6月の福島県内での自殺者は160人。昨年同期と比べ岩手県(105人)、宮城県(130人)が減ったのに対し、福島は約2割増えている。飯舘村では4月12日に家族と避難の話し合いをしていた102歳の男性が自殺。今月1日には川俣町の計画的避難区域で一時帰宅中の58歳女性が焼身自殺したとみられるなど、避難にかかわる例が目立つ。

 私は、昨日、あるブログに書かれた文を引用しているが、その筆者と同じ意見をもっている。政府の責任と同じほどマスコミの責任もあると思っている。いたずらに不安をあおるだけではないか。


2011年7月8日 金曜日
 いよいよもって日本の原発は再稼働出来なくなりそうだ。と言うことは日本の電力供給が不足し、15%の節減だけでは済まくなり、計画停電をせざるを得なくなるのではないかと心配する。
 九電の原発賛成やらせメール事件が発生したのは、信用できない原子力安全・保安院と政府が浜岡以外の原発は「過酷事故に対する安全対策が万全」と決めつけ、国民にその安全性を説明しないままに、海江田産業大臣が点検中の原発に対して電力会社と地元に稼働を要請したことにある。九電は再稼働に無理があると承知していたからこそ、国民の原発に対する不安を「やらせメール」でごまかそうとしたのではないか。

 政府は、今更、原発毎にストレステストを実施して原発が稼働可能かどうかを調べると言うが、これまた、どの様なストレステスト実施するのかなどの全容とてテスト結果をどう評価するのかを明らかにしていない。再稼働するかどうかは調査した結果をみて判断すると言うのだろうか。或いは「過酷事故に対する安全対策は万全」と結論付けた時のように、国民に説明しないまま再稼働させる積りなのだろうか。ストレステストとはどんなものか、わかり易く書かれているものはない。

 ストレステストとはなにか。それは起こることが少しでも予想される災害、運用ミス、など外的内的要因にたいしてそれぞれの原発の弱点をコンピューターシュミュレーションによって行う負荷試験のことで、これは原発の安全性を高める唯一の手段である。むしろ、我が国の原発の設置、運用、再稼働でこれが今まで行われていなかったこと、また行おうとしなかったことが大問題である。もっとはっきり言えばこのようなストレステストをやると、我が国の原発はほとんど停止せざるをえなくなるのではないか。だから、電力各社は反発、またこれまで原発を無条件に推進してきた自民公明も猛反発。しかも許せないのは各マスコミ。『国民の安全』を第一に考えると表明してきたこれらマスコミはこぞって管総理のストレステストを『混乱、混迷』と罵倒しているのだ。一体、ヨーロッパの、どのマスコミがストレステストの導入を罵倒しているか?

 今のまま進めば、日本の原発は来年の九月になると全部が止まってしまうと言うのに、ストレステストの工程表も示されていない。
 
 福島原発の事故が発生してもうすぐ四か月経過しようとしているのに、どうして今更や。EUでは、福島原発の事故を受けて、すでにストレステストを開始していると言うではないか。今まで何をしていたのかと言いたい。菅総理も海江田大臣も、原発事故が一定の解決に至らないように、先延ばししているように思えてきた。ハッピエンドで終わりたいらしいが、そのうち不信任案の可決によって辞任する羽目になりまっせ。


2011年7月7日 木曜日
 6日の衆議院予算委員会で笠井亮(あきら)衆院議員(共産)の「原発賛成やらせメール事件」質問を聞いていた。原発再稼働の是非だけでなく、国の原子力政策への信頼を揺るがしてしまったではないか。
 福島原発の事故検証が何一つ終わっていないのに、そして、経済産業省原子力安全・保安院は、早々と、水素爆発などの過酷事故(シビアアクシデント)に対する安全対策がすべて適正に実施されているとする検査結果を発表しているらしいが、それらの対策の詳細は国民に知らされていない。勿論国民の目で見た評価はされていないようだ。
 しかし、佐賀県は、早々と、再稼働すると決めていた。政府の説明会のやり方についての問題はマスメディアの話題にはなっていたが、今回のやらせメールの暴露により、再稼働問題は白紙に戻ってしまうだろう。全国にある原発の再稼働もますます出来にくくなってしまったように思えてならない。

 佐賀県玄海町にある2、3号機の運転再開の是非を問うため経済産業省が6月26日にケーブルテレビで放送した県民向け説明番組に絡み、九電原子力発電本部の課長級社員が子会社に、再開を支持する電子メールを投稿するよう依頼していたらしい。子会社の社員は約2300人。番組中にメールが473件、ファクスが116件寄せられ、このうち11通が読み上げられた。再開容認の意見は4通含まれていたが、現段階では子会社側から番組に何通届き、紹介されたかは把握していないという。


 原子力安全・保安院は福島原発事故発生では責任をとらなければならない部署の一つやでぇ。国民は誰も信用しておまへんから、言うことは聞けまへんなぁ。そして、班目春樹はんは「でたらめ春樹」さんとした方が良いのではないかと思っている。
 政府は電力不足にならないように、原子力安全・保安院に命じて、原子力発電所は安全やと言わせたいやろけど、それは間違ってますなぁ。福島原発は想定外の天災によって発生したとシャァシャアと言っているのに、全国の原発は、何を点検して、何の基準に基づいて安全やったと説明していない。国民は「そんなの嘘や」と疑ってまっせ。
 例えば水素爆発を防止するために「天井に穴をあけるためのドリルを準備」したので安全と言ってるらしいけど、ドリルで穴をあける時に火花が出る可能性があるやんか。そしたら水素に火をつけるようなもんや。水素爆発が起きないように準備しておいて「安全」と言えるのだから、少なくとも天井に手動の換気口を作っておく必要があるのではおまへんか。ドリルを準備して安全と言っているようなレベルだから、恥ずかしくて、国民に点検結果を公開出来ないのではないか。だからこそ、九電に対する不可解な説明会や原発賛成やらせメール事件が起きてしまう。


 ワイが心配していた通り、ニュージーランド北東約1000キロの南太平洋上にある同国領ケルマディック諸島沖で(日本時間同日午前4時3分)、マグニチュード(M)7.8の地震があったようだ。津波が来ることも心配や。そのうち、再び日本本土で大地震が起きまっせ。


2011年7月6日 水曜日
 昨夜はぐっすり寝れた。7時間もの間一度も目覚めなかったことはあまりない。これだけ寝ると昼寝の時間に眠れなくなっているのではないかと心配だ。

 昨日の午後は、何時もの「凧揚げ会」に参加。定刻の13:00に会場に着くと既に10個以上の凧があがっている。午前10時頃から来ている人が何人かいたようだ。週一回の行事であるが、20人ほどの人が集まってくる。この数回、尾白ワシ凧の先生が見えていないので心配している。

 昨日は新しく作った「こうのとり」の初飛行。まだ足が付いていないがテストが出来る段階になっているので、皆さんに早く披露したくてテストすることとした。
 二、三回糸目の調整をすると見事に揚がったではないか。不安定な風でも安定した飛行をするようだ。鷲やカラス型のFloat Kiteとは少し飛び方は違うが、面白い凧になりそうだ。後数時間手を加えれば完成するので、時間を見つけて完成まで頑張ろう。次第にグレードアップした凧が作れるようになってきた。近いうちに「こうのとり」を写真で紹介出来るであろう。


2011年7月5日 火曜日
 松本龍復興担当大臣の発言には驚くと共に呆れてしまった。村井宮城県知事が遅れてきたことは良くないが、それと松本復興相の発言は別だ。

 先ず、言葉使いがひどい。例え年下の県知事に対してであろうと何たる言い方か。松本龍大臣は自分がそんなに偉いと思ってんのだろうか。大臣という肩書が付いているから言ってもよい話ではなく、大臣の品格そのものの本音が出たのではないか。虎の威を借りた"大臣"ではないか。
 後で自分の発言を陳謝したと言うが、それがまたおかしい。「被災者の皆さんを傷つけたと言うことがあれば、お詫びを申しあげたい」と言っている。被災地の皆さんだけでなく、県知事に対しても、マスメディアに対しても、そして国民に対しても傷付けており、また傷つけたと言うことがあるから問題にしているのに、それをまだ自覚していないのだから、救いようがない大臣だ。謝って済むことではない。

 ★ 県で(漁港再編問題の)コンセンサスを得ろよ。そうしないとわれわれは何もしないぞ。ちゃんとやれ。
    県に知恵がないと思うのならば、それに代わって大臣が知恵を出せばいい。政府は何も指針を示さず、ただ待っているだけではないか。
    国は、復興支援の基本方針を早く作ったらどうやねん。
    大臣こそ「素案をもって」宮城県知事に面会を申し込みをすべきではないのか。大臣が出向けばいいのだ。
 ★ お客さんが来るときは、自分が入ってからお客さんを呼べ。長幼の序が分かっている自衛隊(村井知事がかつて所属)ならやるぞ。
    県知事は大臣をお客さんとは思っていないでぇ。知事は寝ないで走り回っているのに、中央から暇な人が来たので時間調整が大変だと思っているだけや。
    大臣は何のために宮城県知事を訪問したのだろうか。知事は大臣との話よりも県民との話が大切だと思ってただけのことや。
    大臣はお客として訪れたと思ってるような大臣に仕事が出来るわけがない。早く辞めた方がいい。
 ★ 今の言葉はオフレコだ。書いたらその社は終わりだ。
    オフレコの話を皆の前でするな。自分の発言が良くないとわかってるからオフレコと言うのケ。マスメディアをコントロールした積りか。
    書いたらその社は終わりだとは、何たる表現か。大臣だったらなんでもやれると思ってるようだ。
 ★ 私は(問題は)なかったと思う。(村井知事との会談では)僕が呼ばれて入ったら3、4分出てこなかった。だから怒った。
    怒る前に、挨拶をすべきや。そして仕事をすべきや。主題の仕事が終わってからなぜ遅れたのかを聞けばいい。
 ★ 発言をそのまま(映像で)流したら彼が傷つく。だから「オフレコ」と言った。
    傷つくのは彼ではない。馬鹿な発言をして、国民に自分の発言を流れれば、恥をかくのが自分と思っていないのだから、どうしようもない。
 ★ 今の脈絡で映像を見て、学習をしてください。おかしかったら「そこはおかしい」と言ってください
    自分がおかしいと思っていないのだから、途方もなく常識のない大臣や。即辞表を出させるべきや。

 「そこはおかしい」と言われるまでおかしいことに気づかないのなら、自分のかみさんに同じ口調で行ってみたらどうやねん。かみさんが黙って聞いているとは思えまへんなぁ。ワイがそんな言葉を使ったら「あんた、何も出けへんくせして、何威張ってんの。外でそんなこと言ったら馬鹿にされまっせ」と、食事も作って貰えんことになる。

 このような人を国会議員とし、そして大臣に据えていることが悲しくなる。松本龍復興担当大臣は、大臣として仕事することなく辞表を出さされる羽目になりそうだ。今回もまた菅さんの寿命を短くすることに貢献しそうだが、逆に国会で野党がその論議に時間を裂くから、肝心のものの審議が出来ず、菅さんの延命になるのかも。



2011年7月4日 月曜日
 ネットとパソコンの調子が良い。
 ネット関係では、'110630に古い建屋内配線を取り換え、外部から建物に入る所の繋ぎ箱内の結線や室内配線までを見直した。工事屋さんの測定ではパソコンの入り口で速度は最高値になっている(基地局からのロスはゼロ)らしい。そしてIP電話に入る雑音も無くなった。
 ADSLから光に変えたのに、速度が変わらないと何度もクレームを付けていたことが、自分の思っていた通り光回線工事の時のまずさと屋内配線の古さにあったようだが、今回の処理で不具合は解消した。今は下り78Mbps、登り10.5mbpsとなっており、工事前の3倍から4倍になった。
 
 パソコンのLet's Noteは、'110202に液晶を無償で取り替えて貰って以降、液晶画面は新品同様に明るくなったし、不思議なことにパソコンの反応速度も上がったように思われる。その原因はわからないが、液晶が古くなったのでLet's Noteはそろそろ寿命にしようと、新しく購入したDyanaBookにデータを分散させようとしたのが良かったようだ。今はDyanaBookは地デジを見たり、写真の整理をするときだけにしか使っていない。少しもったいないような使い方だ。


2011年7月3日 日曜日
 先の数日間は暑かったはずだ。場所によっては六月として国内観測史上始めての気温になった所もあるらしい。
 TVでは天気予報と同じように、電力使用状況の速報が流れるようになった。ネットでも速報が示されるサイトがあるようだ。それによると、今朝の3時台の電力使用状態は、東電エリヤで56%、東北電エリヤで70%、関電エリヤで61%となっている。夜中はまだまだ余裕がありそうだ。
 
 日本全体が節電と電力使用ピーク時間の分散化のために動き出したが、節電の成否が「気温」にあるのだから安心出来る話ではない。地震が来なかったら、台風が来なかったらということと、それほど変わることではない。今夏は想定外の異常高温だったら、それこそ、特に日本の産業界は沈没してしまう。
 
 パチンコ業や自販機業のトップが節電しましたでぇ」と堂々と自慢げにしゃべっているその直後に、休日振替をしたり操業時間短縮をしたりしている企業主が出てきたりしているのがおかしいと感じないのだろうか。パチンコ屋さんがつぶれても街角の自販機がなくなっても困る人はおらんのに、電気が無くてエヤコンも点けれず、仕事も出来なくなる可能性がありまっせ。

 いずれにしろ、節電が必要であることに変わりがないが、今なお一律の節電要請をしていることは、政府も電力会社も無策ぶりを示しているように思えて仕方がない。


2011年7月2日 土曜日
 日本のサッカーチームが頑張っている。
 サッカーのU―17(17歳以下)ワールドカップ(W杯)は29日、メキシコのモンテレイなどで決勝トーナメント1回戦が行われ、日本はニュージーランドに6―0(前半4―0)で快勝し、日本で開催された1993年大会以来となるベスト8入りを決めた。7月3日(日本時間4日)に行われる準々決勝でブラジルと対戦する。
 サッカーの女子ワールドカップ(W杯)ドイツ大会第6日は1日、レバークーゼンなどで1次リーグB組の第2戦2試合を行い、日本は沢のハットトリックなどでメキシコに4−0で完勝。2戦2勝の勝ち点6で同組2位以内が確定し、4大会ぶり2度目の準々決勝進出を決めた。
 ザックジャパンも頑張っている。

 ワイは、節電のために頑張ったでえ。笑い話にもならないが、この所暑かったのにエヤコンを使わず我慢したので熱中症になりかかっていたのかも知れない。今夏は更に自分の年齢を自覚しないといけないようだ。

 今朝は少し涼しくなったからか、体調も戻ったようだ。


2011年7月1日 金曜日
 とにかく暑い。まだ梅雨あけ宣言がされていないのに、梅雨があけたらどうなるのだろうか。
 この二三日、食欲がわかなかったり異常に眠かったりして、体の調子が出ないのは気温のせいだろうと思う。節電するために熱中症になるのは本末転倒であるが、我が家のエヤコンはまだ使っていない。

 いよいよ今日から節電が法的に強制させられるらしいが、大阪府知事が、関電の15%節電要請に対してクレームを付けたからか、大阪地下鉄も市営施設等々でも、節電対策を進めていると見えない。
 
 天井等を減らせばいいではないか/日中は間引き運転すればいいではないか/ブラインドを降ろせばいいではないか/少しスピードを落とせばいいではないか等々、日本の電力不足は今後数か月、今年中、或いはこの数年の問題ではないのだから、長期的な展望に立った節電計画が必要だ。しかし、先ずは、例えば駅舎で「節電のため○○を実行中」との表示することから始めればいい。


 最近、東日本と関係ない地方で地震が多発している。何時もの地震マップにアクセスすると、地震件数は300件と通常よりも50%以上も増えていることがわかった。南米地方では減っているがオーストラリア北からインドネシアや中央アジアに集中して地震が発生しているようだ。
 東日本大震災の後片付けも福島原発の事故処理もなにも進んでいないのに、そして政府も何をやっているのかわからない状態なのに、またまた次の大地震が日本で発生するのではないかと心配している。