2011年 6月

2011年6月30日 木曜日
 我が家の電話が会話中に時々切れてしまう。ネットもハングアップしてしまうことがある。その原因がわからず、モデムを初期化したりしていたが、昨日の夕方我慢できなくなり、携帯電話を使って、パンブレットに記してあるフリーダイアルに電話した。
 音声ガイダンスに従って進んで、「オペレーターに接続します」のあと、しばらくすると「ただ今大変込みあっておりますので、もうしばらく後に電話をかけ直して下さい」となってしまう。10分ほど待って、何度もかけ直すが、決まって同じ。どうしようもない。お客を無視したような対応だ。

 自分のこだわりが異常と思われるほど、NTTの関係の電話とネットで関係ありそうな電話番号を探し出して、片っ端から電話をした。しかしいずれの番号も毎回同じで、「ただ今。。」。いい加減にしときいや。
 
 結局、最初の電話番号に戻り、ようやくつながったでぇ。しかし、音声ガイダンスを二分間ほど、我慢して、聞くと、NTTがパンフレットに示しているフレッツサービスとひかり電話などの故障に対するお問い合わせが24時間受付になっているにもかかわらず、電話対応の時間は、PM5:00までのサービスになっているというではないか。PM5:00以降は留守録しておくので、留守電メッセージを入れろと言うのだ。私が電話をかけ始めたのが四時頃だったが、ようやく留守電にたどり着いたのが六時半。だったら、最初から留守録方式を使えば良いではないか。お客に何度も電話をかけさせることはなくなる。
 
 八時少し前に、NTTから電話がかかってきた。「お宅の回線は時々切れているのがNTTで確認出来ました。その原因は現段階では分かりまへんが、高温と多湿によっておかしくなることがありますぅ。明日点検に行きます」と言う。ようやく電話とネット切れる原因が電話回線にあるらしいとわかったが、その理由が「高温多湿」にあると言う。電話回線まで熱中症にかかったと言うのだ。光回線の接続する部分の工事が不良だから光信号が漏れたのではないか。東電の汚染水を送る配管の接続が悪くて汚染水が漏れるのと同じではないか。

 ネットやパソコン関係で、時々電話でサービスを受けることがあるが、OCNやNTTのサービスに比べて、Panasonicの対応とそしてサービスが良いこと。月とすっぽんの違いだ。

 本日午後になってNTTの技術者が訪ねてきた。光回線のチェックをすると言う。モデムの入り口で光回線の確認をすると何も問題ないらしい。回線が時々断絶するからおかしいと連絡したのに、回線がつながっているときに確認すれば問題ないのは当たり前だ。
 昨日の電話で話題に出た内容は、何も聞いていないと言うではないか。訪問してくれた人は、我が家の回線がおかしいから点検するように指示されただけと言い、結果的に電話の配線を全部交換し、そしてモデムを新しいものに取り替えてくれた。その結果、電話の音声は格段に良くなった。ネットの速度はもともと早いので違いは判らない。



2011年6月29日 水曜日
 福島原発の事故による放射能汚染地区の実態等は、きちんと国民に知らされているのだろうか。マスメディアもきちんと報道しているのだろうか。次第に新聞・TV等では報道されなくなりつつあるし、放射能汚染地区が拡大しているのか縮小しているのかなど、報道されても断片的だから推移がわからない。
 政府も東電もそしてマスメディアも、国民が知りたいことを報道しているのではなくて、報道したいことだけを報道しているだけではないかと疑いたくなるときも多い。
 
 特に、東電のプレスリリースはあまりにも膨大な、詳細な資料が出されるので、継続的に見ていないものにとっては、理解しがたいことばかりだ。悪く言えば、煙に巻かれてしまうデータの公開になっている。そんなもの「素人に配っても意味がない」ではないか。役員もマスメディアもコメンテーターも理解しているとは思えない。

 静岡県製のお茶から放射能が検出されたとあるが、そのお茶の葉は本当に静岡産のものだったのだろうか。福島県さんのお茶の葉を静岡県に持ち込み、ブレンドして「静岡産」としていたのではないのだろうか。国民は、静岡県まで放射能が飛んで来ていると思ってまっせ。

 最近になって、一時帰宅の人たちの放射能防御服を着用しなくなった。きちんとモニタリングをしておれば、そのような物は最初から要らなかったのではないか。不要と決断出来たのは、地域のモニタリングの結果なのではなくて、一時帰宅した人たちをスクリーニングしても規定値以上に汚染された人が居なかったからというではないか。

 汚染水が漏れ、海に垂れ流しとなっていないのか。海水のモニタリング結果は本当に公開されているのか。キリンやシマウマ(コンクリートポンプの愛称らしい)を使って投入した水量と、ビットや建物に貯まっている水量の「銭勘定」があっている/あっていないと公開されたことは一度もないのではないか。かん口令が敷かれているのか。 

 放射能汚染地区はすでに明確になっていることだろう。規定値以上に汚染された土地は何時になったら人が住めるような状態に戻るのだろうか。場所によっては、30年も100年も住めないようなところが既にわかっているのではないのか。それに対して、事故原発から放射能が漏れなくなったら、事故原発が安定化されたらとか、汚染地区に「ひまわり」を植えて除染しようと言う壮大な話が出ている。
 校庭や保育園のグラウンドの土の入れ替えのように汚染地区の除染対策が簡単に出来るように思いこんでしまうではないか。二重メッセージではないか。問題の先送りではないか。


2011年6月28日 火曜日
 北京と上海間(1318Km)を4時間48分で結ぶ中国版高速鉄道が開業したらしい。何時か機会があれば試乗したいと思う。我が徒然日記では、何度も関連記事を記載しているが、中国版新幹線は日本のE2型新幹線がベースにして、中国が少し改良?を加えたものであることは明らかだ。
 改良を加えただけの車両に対して、米国で特許申請までしているのはおかしい話であるが、それも中国流のことであろうから、今更騒いでも後の祭りであり、仕方ないことかも知れない。
 中国は、日本から新幹線の技術移転を計画するときは、ドイツ・フランス・カナダから先端技術を導入し、それらの良いとこどりをすることがわかっていたはずなのに、その歯止めが出来なかった日本の企業には「先見の明」が無かっただけだ。


2011年6月27日 月曜日
 開業医が、臓器売買で事件で逮捕された。臓器売買である/暴力団員からの紹介である/不正な移植手続きであることよりも、不正な手段で臓器移植を受けたのは医者だったと言うのが情けない。
 私は、臓器移植そのものに対しては必ずしも賛成していない。臓器移植で長生きすることに対しては反対するわけではないが、臓器移植に膨大な医療費が必要なことが気になって仕方がない。もし、自分が臓器移植を受けなければ近いうちに死ぬと言われても、臓器移植を受けるための医療費はないから、「そうでっか。ワイの寿命でっか。死ぬまでそのままにしといて」と医者に伝えるだけだ。一人の臓器移植に使う金があれば、数多くの人が助けられるのではないかと思うからである。臓器移植そのものも臓器移植法も公平なものとは思えない。


 またまた新しい鳥凧を作ろうとしている。竹ひごを削ったりすることよりも、凧絵を描く方が面白くなってしまったからである。どうせ作るのならばと、自分の作る最大の凧(翼幅92p)を作っている。トップページのものは昨夜描いたもの。型紙からパターンを切り抜き、彩色完了まで約3時間ほど費やしたが、前回のカモメよりもだいぶ上手になった。


2011年6月26日 日曜日
 節電をしないといけないと思うと、余計暑く感じてしまう。
 我が家の節電はエヤコンを使う時間を減らすこと位しかないと思うので、エヤコンを点ける時間を減らすための対策を片っ端から実施しよう。
  *狭いベランダに、昨年まではゴーヤや胡瓜まで植えていたが、何故か実が余りならないので止め、朝顔と風船蔓だけにした。
  *扇風機は二台、これは人の動きに合わせて、移動させている。
  *玄関には網戸を取り付けて、扉を開放しておくと、部屋中に風が通るので、そのような時には扇風機も要らない。
  *一番安上がりの暑さ対策は、淀川にかかる近くの橋の下で、時間を過ごすこと。この場所は大抵の場合凧あげが出来ないほどの強い風が吹いている。

  *先日、近くに住む凧仲間に小型Bird Kiteを差し上げたので、橋の下で凧揚げに参加してくれるだろう。そうなれば橋の下での凧あげ仲間が増える。 


2011年6月25日
 関東地区では、この時期として観測史上初めての最高気温が観測されたと言う。天気図を見れば、強い高気圧と低気圧が日本列島を取り囲んでいる。しかも沖縄近辺には台風5号。昔はあまり聞かなかった、日本各地では竜巻警報まで出るようになった。
 このような時期には地震があるのではないかと、USGSサイトを見ると、昨日の正午ごろ、アリユゥシャン列島でM7.2の地震が発生しているらしい。
 
 東日本大震災の復興処置が進んでいないのに、更に、東日本大地震の余震が起きたり或いは東海沖や南海沖に地震が発生したらどうしようもない。

 
 静岡県に住む友人は大阪か九州に引っ越したい心境だと言うが、関西で大地震が起きれば、大阪の70%の地域で液状化現象がでると言われているので、大阪も安全とは言えまへんでえと伝えておこう。でも、大阪のおばちゃんが頑張ってるよって地震は来ないだろう。

 日本は何処に住んでも天災の危険性は同じだから、今のうちに高台に○○家と表札の付いた御影石製のマンションを購入して、そこに入居する準備をしておく方が良いんではないかとも伝えよう。


2011年6月24日 金曜日
 今朝はインターネットがつながらないので、机の下に押し込んであるネット関係4っの機器の電源のプラグを抜いて順番にリセット。今回はなかなか回復せず、モデムを3回もリセットした。その仕事をするだけで汗だく。
 梅雨あけ宣言がなされていないのに、もう真夏日の所が多くあると言う。気温が36℃を超える所も出てきた。いよいよ電力需要が身近な問題となって来たようだ。このままでは今年の夏が乗り切れないのではないかと心配している。


2011年6月22日 水曜日
 最近、凧の彩色にはまっている。トップページのカモメは昨日彩色したものであるが、作る度に少しずつ絵が綺麗になってきたと自画自賛している。そのうち誰もが認めてくれるような凧絵が描けるのではないかと思えてきた。今の所、10mも揚げれば、絵が下手であることはわからないので堂々として居れる。
 絵具を使いだしたのは凧作りを始めてからのことであり、中学校以来のこととなるから、半世紀以上も絵具から遠ざかっていたことになる。今になって水彩画の書き方に目覚めたようだ。
  昨日も夕方から淀川の河川敷で凧揚げ。陽が当たる所は暑く風がないので、何時ものコンクリート製橋の下へ移動。大抵の場合風がそこは風が吹いているので、凧あげは十分できる。一時間ほど楽しんで帰宅。
 
 そこは夏になると多くの人が昼寝をしたり涼みにくる場所だ。顔見知りになった人も何人かいる。節電のために、日中の気温が高いときに避暑のために多くの人が集まることだろう。


2011年6月22日 水曜日
 15%節電はどのようにして達成すると良いのだろうか。おおよその節電を知るために単純計算するとして、毎月支払っている電気料金から固定料金分を引き、それに15%をかければ節電する電力量になるはずだが、それを知った所で「節電の方法」が具体化するわけではない。
 最近、冷蔵庫が壊れたので冷蔵庫を新調した。数年前からお湯はT-farの瞬間湯沸かし器を使って必要なお湯しか沸かしていない。電子レンジはバンバン使っていない。空調は嫌いなので、眠れない夜中に最小限としか使っていなかった。その代わり我が家は一人一台の扇風機を持ち、人の動きに合わせて移動させているほどだ。
 年金生活をしている者にとって、今までも節電は徹底しているので、今更15%の節減の方法が見つからないではないか。
 
 夜中に、色々な機器のLEDランプが点いているのが気になって仕方がない。無駄の典型だ。
 使わないパソコンの電源を切ることによって節電が出来ると言うが知れている。ネット関係のモデム・ルーター等はIP電話を導入しているので電源を落とせないので、それらのLEDランプは無駄のさえたるものだが、どうしようもない。
 TVとビデオデッキの待機電源は落とすことが出来る。

 冷蔵庫の扉の開閉を少なくすると、冷蔵庫が使用する電気量が○○節減出来る/パソコンの電源を切ると△△の節電が出来る/電気炊飯器の代わりに高圧鍋でご飯を炊くと□□の節電となる/蛍光灯をLED電球に変えると節電が出来る/等々、ごもっともな紹介があるが、それで15%の節電が出来るのだろうか。否である。アプローチの仕方が違う。
 
 15%の節減とは、15%の電力量を数字に変えて何Kwhの電力を節減するのかを明確にしないといけない。次に、何と何を節減するのかを明確にすべきだ。そしてその結果節減計画量が合計15%になっているかどうかの評価が必要だ。15%に達していなければ、再度節減する方法を考えないといけない。。使用電力のピークを減らさないといけないのだから、節減する時間帯が問題だ。


2011年6月21日 火曜日
 日本の次世代スーパーコンピューター「京」が、7年ぶりに、計算速度世界ランキング1位となったらしい。私には、コンピューターのスピードをあげる必要性も、世界一になる意義もわからないが、世界一なったことは明るい話ではないか、ましてや、中国に勝っただけでも嬉しいことではないか。頑張ろう日本だ。

 蓮舫氏は2009年11月の事業仕分けで、次世代スパコン開発に関し、「世界一を目指す理由は何か。2位では駄目なのか」と追及したことは昨日のことのように思える。記者団がこの点をただすと、「メディアが勝手に(発言の)短い部分を流した」と強調。一方で、京の1位奪取に関して「ナンバーワンになることだけを自己目的化するのではなく、オンリーワンを目指して」と注文も忘れなかった。何かトーンダウンしてしまったような感じだ。

 それにしても、事業仕訳がトップニュースになっていたころは、民主党も内閣も菅さんもそして蓮舫さんも元気があったのに、二年も経たないのに、何たる様だ。悲しくなってくる。自民党も小泉さんがぶっ壊して以来、どんどん崩壊に向かっており、今なお奈落の底に向かっているとしか思えない。

 与野党ともにそのような体たらくだから、東日本大震災と福島原発の事故が発生したのに、その修復のための方向が決まらないのは当たり前だ。


2011年6月20日 月曜日
 昨夜遅くから雨が降り出して今朝もそれが続いている。今年の梅雨は台風2号の影響で強い雨が降っただけで空梅雨かと思っていたが、今になって梅雨らしい天候になってきた。九州地方では、この数日間で一か月分の雨が降ったらしい。天候まで、想定外が起きている。
 
 政府は、原発の安全対策がされたと言ってるが、私は、まだ、その根拠が理解できていない。にもかかわらず、昨日になって、国の中央防災会議の専門調査会(座長=河田恵昭・関西大教授)は、科学的に想定し得る最大の津波にも対処できる防災対策を取るよう、国と自治体に求める中間報告の骨子をまとめたらしい。中間報告は26日に公表される見通し。津波の想定に関しては、従来の考え方を抜本的に改める内容で、全国の津波対策に大きな影響を与えることになるらしい。
 
 経済産業省原子力安全・保安院も政府も、中央防災会議の専門調査会が津波の想定に対する報告書をまとめつつあると知っているのだろうか。国が二重メッセージを出しているのがわからないのだろうか。
 世論は、益々原発の停止の方向に向いてしまいそうだ。


2011年6月19日 日曜日
 経済産業省原子力安全・保安院は18日、原子力発電所を持つ電力会社など国内11社は、水素爆発などの過酷事故(シビアアクシデント)に対する安全対策がすべて適正に実施されているとする検査結果を発表した。
 そして、海江田経産相は同日、記者会見し「安全対策がなされたうえで、なお原発が起動できなければ産業が停滞し、国民生活への不安が生じる。地域のみなさんにぜひ協力をお願いしたい」として、原発立地地域へ、停止中の原発の再稼働を求めた。早ければ、来週末にも地元自治体を訪問し直接説明する意向を表明した。経済通産省の気持ちは理解できないわけではないが、先ず行なわなければならないのは調査内容とその結果に対する説明であり、国民に取り合えずの期間を我慢できるような「安心感」を与えることではないか。その後で、再稼働を求めるのが普通の感覚だ。

 何十年もの間絶対安全と言われていた福島原発が事故を起こして、その処理も終わらず、そしてその原因も究明されていないのに、浜岡原発以外は過酷事故に対する安全対策が適正に実施されたいると言うのを信じられるわけはないではないか。ワイは、原子力安全・保安院の言うことも政府の言うことも何一つ信用していないでぇ。

 大阪府の橋下徹知事は、「時期尚早極まりない。安全だというのなら、大臣はじめ、霞が関の役人を全員原発の周りに強制的に住まわせればいい」と強く批判し、「本当に電力が足りないなら、リスクを明示した上で、地元に一時的にでも納得してもらうというアプローチにしないといけない」と指摘。「今の日本政府が発する(安全だという)メッセージを信じる国民なんて、よっぽど能天気。自治体は言うことを聞かないと思う」とまくし立てた。ごもっともだ。

 また、毎日新聞が原発立地道県の知事に姿勢を尋ねたところ、「適切」とした安全対策への疑問の声が噴出、現時点での受け入れを表明する知事はいなかった。原発の運転に関して知事に法的権限は無いが、電力会社と道県などの協定もあり、知事の同意無しの稼働は困難とみられる。経産相は近く福井県と九州を訪問する方針だが、慎重姿勢を見せる知事の説得など、各地で紛糾するのは必至の情勢だ。当たり前やんか。

 今の状態では、日本は近いうちに電力危機に陥り、日本の経済活動と国民生活は「沈没状態」になることは明らか。それを回避するために、国民が納得できる原発の安全性を説明することなく、「安全だから原発を稼働させてちょ」とは、余りにも国民感情を無視した話ではないか。この所の海江田経産相の弁が幼稚だと思っていたが、今度は、顔も見たくなくなった。


2011年6月18日 土曜日
 セシウムやストロンチウムの半減期は長いので、今それらで汚染されている土地は今後30年も、汚染状況によっては100年も人が住める状態には戻らないと言われているのに、福島原発の放射能汚染で非難した人たちは、原子炉が安定して原発からの放射能放出が無くなれば、元の場所に戻れると思っているのだろうか。向日葵を植えて除染するというが、徒労ではないのか。津波で家が流された人たちは、またまた同じ場所に住む積りなのだろうか。水没した田畑で再び農業を始める積りなのだろうか。
 
 幾つものわけの分からないような委員会を設立して復興・復旧について検討していると言うが、三か月を経過しても「どうしたい・どうする」のかが見えてこない。

 参議院東日本大震災復興特別委員会を聞いていても、真っ向からそれを論ずる人はいない。すべて目先の話ばかりだ。本筋を避けた論議をしているとしか思えない。本筋を論じて、方向を示すのが本来の復興特別委員会の仕事ではないか。

 今それを論じれば、いたずらに、国民をパニックに陥れることになるのではないかと心配し、避けているのかも知れないが、いずれにしろ、少なくとも色々な委員会の指針を示すことぐらいは政府の責任としてやるべきだ。
 菅総理大臣さん、どう転んでも短い余命を待つだけでっしゃろ。それだったら言いたいことを述べればいいではないか。
 谷垣さん、今のままでは票が集まりませんでぇ・反対ばかりでなく、"どうする"のかを明確にすべきではないですか。
 はっきりしてるのは東京都知事だけや。石原さんは、政府が主導しないのならば、マスメディアがそれをやるべきだとまで言っているでえ。

 私が言いたいのは、避難している人たちに対して、「あなたの家や村は放射能汚染されてますよって、今後30年間は戻れない可能性があります」・「津波で流されるような場所には一般住宅は作りません」・「地盤沈下した田畑はかさ上げします」等々、明確に伝えない限り、避難している人達は何時まで経っても避難者であり続けること、避難している人たちが帰れると思い続けている限り、次のステップに進むことが出来ないのではないかと心配するからである。時間だけがどんどん過ぎていくだけだ。

 政府は二重メッセージを出し続けてはいけない。それは東日本の復興問題だけでなく、勿論福岡原発の事故処理も、そして供給できる電力量や節電についても、沖縄基地に対しても言えることだ。


2011年6月17日 金曜日
 昨日夜なべして完成させたツバメ凧は、午後からの昼寝を止めて、雨が降っていたので橋の下でテスト。橋下の地面は2/3ぐらいは濡れていなかったが、風が強すぎたので、ツバメ凧をテストするような状態ではなかった。橋の天井までひらひらと揚がることがわかった。尾羽の取り付け部分を改善すれば、安定して揚がる凧になりそうだ。
 凧作りにのめり込んで二年半。小型の折り畳みが出来るFloat Kiteとして幾つかのバターンを完成させた。最近作り続けている二つ折りにすればA4サイズの治まるカモメ型は、微風でも強風でも、面白いほど揚がる凧になった。その延長線上でひらひらと揚がるツバメ凧が追加されると面白い。 


2011年6月16日 木曜日
 プールのサウナやジャクジーでの会話は、阪神タイガーズと菅政権のふがいなさばかり。両者ともに良い話はない。最近では真弓監督退陣要求まで出てきた。
 殆どの人がタイガースファンである中、私一人が中日ドラゴンズファンとされているが、プロ野球にはあまり興味が無いので中日が勝っても負けてもどうでもいいが、試合の結果はプール仲間が教えてくれる。彼らの顔を見れば前日の阪神の勝ち負けを当てることが出来るので、挨拶の仕方も変えないといけない。

 菅総理、民主党を始め他党に対しても、そして政治家に対する批判も、次第に強烈になってきた。この話題については、私は聞く一方であり、自分の意見は一切言わないこととしている。なぜならば、例えば菅総理はただちに退陣すべきだとか、供給電力量に関係なく原発は廃止してしまおうなど、彼らほど強烈な意見を持たないから。私の本心は、プール仲間にも「自責と他責」の講義をしたいと思っている位だ。

 昨日は、凧仲間から中国製の「ツバメ凧」を貰った。これは動画サイトにも投稿されているが、ツバメに似た面白い飛び方をするので作ってみたかった凧である。
 今日の午後からツバメ凧に挑戦しよう。100%のコピーでは面白くないので、中国製のツバメの形をした我がFloat Kiteの骨組みを持つ凧にしたいと計画している。
 
 午前中はブール、昼食後の昼寝、その後ツバメ凧の製作をすれば夕食の時間となる。そして夕食後も製作は続くだろう。テストは明日になって、雨があれば橋の下でやる積り。エコ生活そのものだ。 


2011年6月15日 水曜日
 昨日は眠かった。朝2時前に起床してしまい、その後うとうととしたがその時間は2時間もない、そして、昨日は凧揚げ会に参加するために、日課の昼寝も出来なかった。凧あげは途中で引き揚げて、次の用事。夕方になると歩いているときにでも眠くて頭の中が朦朧とし、そして立って歩くのがつらくくなってしまい、夕食を食べたレストランでは居眠りをする始末。帰宅したのは夜の9時過ぎ。
 帰宅してすぐに眠れば、またまた夜中に目覚めてしまいそうなので、出来るだけ夜更かしをすることとした。

 このような時には「凧作り」が一番。一番小さなカモメ(二つ折にすればA4サイズの封筒に収まる)を作り始めた。そして凧紙に彩色が完了したのが11時半。寝ぼけていたのか少し赤色が強すぎた鳥になってしまい、カモメの形をへんな色をした鳥になってしまった。Float Kiteの完成までには、後二時間ぐらいかかる。

 今朝は6時まで熟睡出来た。お蔭で爽快な気分だが、この二三日は普段の体調には戻らないだろう。


2011年6月13日 月曜日
 東電のホームページに載るプレスリリース内容はプアーであるとしか言いようがない。例えばサブドレン水の放射能汚染状態だけについても、東電は何を言おうとしているのか理解できない。国民は放射能が漏れ続けているのか、漏れが減りつつあるのか知りたいのに、どうしてもそれを知ることは出来ない。東電も、未だもって、混乱しているようだ。

 ★6/11には、タービン建屋付近のサブドレンについて6/10にサンプリングを行なった結果、別紙のような放射性物質を検出したとある。。
  別紙には、6/10日に第一号機から第六号機までのサブドレンからサンプルを採取して、I-131, Cs-134とCs-137を検出している。Sr-89,90の記載はない。

 ★6/12には、タービン建屋付近のサブドレン(5/18採取)のストロンチムの分析を行った結果、別紙の通りストロンチウム89,90が検出されたとある。
  別紙には、5/18に第一号機と第二号機のサブドレンからサンプルを採取して、I-131,Cs-134,Cs-137,Sr-89,90が検出されたとある。

 ★6/13には、海水のサンプリング報告として、4/2〜5/12までのサンプリング調査の報告と6/12の海水サンプリングで放射性物質の検出が報告された。
  別紙には、ストロンチウムの検出はない。また別の添付には、一か所のみであるが5/11からの放射能濃度の推移グラフが記載されている。

 ★6/13の別のプレスリリースの添付資料として、13ページもある資料が添付されているが、添付資料にはその件の記載は一言もない。
  すなわちストロンチウムの漏れの記載はない。
  勿論、13ページの書類(A4サイズに二段書となっているのでA4サイズ26ページに相当)を精読する気にはなれないし、読んでも理解できないことばかりだ。

  ○ 6/13には、別の報告として福岡原発内の空気中の放射性物資の分析結果が報告されている。どうして、サブドレン、海水、空気中を一元化して報告しないのだろう。
  ○ 6/12の発表は5/18のサンプリング結果を、6/11の発表は6/10日のサンプリング結果が公開されている。サンプリングの日にちと発表の日にちが前後している。
     ストロンチウムが検出されたのは5/18のサンプリングからであり、6/10のサンプリングではストロンチウムが検出されとは記していない。
     東電は一か月近くもストロンチウムが検出されたと言うことを隠していたことになる。
  ○ 4/14に原子力安全・保安院からの指示により、週3回のサンプリング調査をすることになっているのに、なぜ突然に、今になって分析結果を発表するのか。
     今までに、サブドレン水にストロンチウムは検出しなかったのか、或いはサンプリングをやっていなかったからわからなかったのか。説明はなにもない。
     2か月間もの間継続的にサンプリングしていたのだろうから、測定放射能線量の推移グラフで発表したらわかり易いのに。
  ○ この三日間だけでも辻褄が合わないプレスリリースがされていると思われる。
     誰もそれに気づかないのだろうか。誰もクレームを付けていないのだろうか。
     誰もが、東電の発表に対して信用していないから、どうでもよいと思っているのだろうか。

    わからない表現がされていたり、色々な形式の書類が出てきたり(例えば6/11と6/12の別紙の形式と対象号機が違う)するので、煙に巻かれているのか。
  ○ 東電の発表は、国会における質疑応答と同じように思えて仕方がない。すなわち質問に対する応答はずれているように思える。

    国民が知りたいのは、例えばサブドレンの放射能が増大しつつあるのか減少の傾向にあるのかと言うことであり、事故対応の状況の詳細ではない。

 ワイも暇やなぁ。今朝は2時前に目覚めてしまい、本日分の記事を書いている。少し眠くなってきたので、アップしたら2時間ほど寝る積り。


2011年6月13日 月曜日
 岡田総理は上手いことを言う。自分の退陣の時期は、「一定の目途が付いた」らといい、期限を示したものではない。悪く推察すれば、復興の目途はなかなか立たないので、何時までも居続けると言っているのではないか。

 一定の目途の定義が菅総理の言い分と他の人たちとの間ではかなり食い違っており、これは前総理の鳩山さんが「総理大臣はペテン師だ」と発言したことから、何一つ進展していない。
 毎日のTVの特番は、被災地からの声、それは政府の対応が遅すぎると聞こえてくる。原発の事故処理は、遅々としているとしか思えない。そして放射能汚染された土地に住民が戻れる目途はどんどん悲観的になってきた。しかも、政治の世界では、最近になると、菅総理が辞職する否かに関係なく、公債特例法令制定が覇権争いの駆け引きに使われ出した。
 
 誰を次の総理大臣に選ぶと、この緊急事態の解決が進むのだろうか。政治家もコメンテーターもマスメディアもそれを言わない。言っているのは、菅総理大臣は辞職するべきだということのみ。

 「復興とはどういうことか」・「そのためにどうすると良いのか」・「自分はどうしたいのか」・「そのために自分の工程表は?」を明確にすることが出来ないので、スケープゴートを作っているだけではないのか。
 
 それにつけても、一国の総理大臣をペテン師となじった首相の同僚の前総理大臣の鳩さん/この状況になっても小沢派と名乗って元幹事長の小沢はんを称えようとする民主党議員先生方が幅を利かせている民主党の体質はおかしい。マスメディアはそれ以上におかしい。


2011年6月12日 日曜日
 今日は「日本の凧の会大阪」の6月度月例凧揚げ会の日であるが、雨が降りそうだから参加するのは止めよう。
 日本の凧の会と言うから和凧だけかと思っていたが、和凧に限らず色々な凧をあげることも許容されているようだ。ただし、私のような凧すなわち浮力(飛行機が揚がる原理)を使って揚がる凧を作ったり揚げたりする人は少ないようだ。
 私は「我流」でFloat Kiteを作っていたが、日本の凧の会のメンバーや彼らの揚げている和凧からいろいろ学んだ。そしてその長所を導入している。そのため、私の得意とする小型鳥型の凧はかなり安定して飛ぶようになった。日本の凧の会での凧揚げ会でも、仲間時々集まる河川敷の凧揚げでも一番あがる凧の一つとなっている。

 釣竿とリールを使わず普通の揚げ方をしても、普通の風であれば問題なく揚がるし、コントロールも出来るので、会員に薦めてみよう。


2011年6月11日 土曜日
 関電の15%節電要請に対して、大阪府橋元知事は承服しないと言い、関電社長と公開の場で意見交換を申し入れているが拒否されたらしい。
 供給電力の危機であることはわかるが、消費者に対する態度は、関電(だけでなく、東電も中電も同じ)の一方的なものであり、電力会社が「お上の指示」であるかの如く思えてくる。
 関電は60%近くの電力を原子力に頼っているにも関わらず、政府が設定した数字と同じ15%の根拠はわからない。そして、なぜ家庭用も大口需要家に対しても同じ設定なのかもわからない。

 今回、橋元知事や関西の知事さんが言っているように、「住民に納得が得られるように、何をどう検討し、どう努力したのか」を明確にすること必要なのではないだろうか。
 
 日本のエネルギー政策をどのようにするのかを明確にしないと、この一年の間に、日本の原発はすべて止まってしまうのではないか、そうすれば国民の生活も経済活動も止まってしまい、日本沈没となってしまうのではないかと思えてしようがない。

 トヨタ自動車の豊田章男社長は10日、記者団に対して「安定供給、安全、安心な電力供給をお願いしたい」と訴えた。円高に加えて電力不足が広がる現状に、「日本でのものづくりが、ちょっと限界を超えたと思う」と危機感を漏らした。とある。


2011年6月10日 金曜日
 東日本大震災が発生して三か月経過しようとしている。
 被災地の復興が進んでいないと言われているのに、菅首相一人にその責任を押し付けて、菅首相の即時退陣を求めて与野党の駆け引きが続いている。お互いの腹の探り合いと自己保身のためにそれだけのエネルギーを費やせるならば、被災地の復興のために、そして日本経済の活性化のためになるようなことを考えたらいい。
 民主党では、菅総理の後釜を狙って代表選候補に立候補したり、擁立しようとしているらしいが、この行動は野党のものよりも見苦しいのではないか。

 今年の夏の電力はどうなのか心配だ。関電は大口需要家に15%の節電を要請したらしいが、大口需要家の経済活動にどのような被害が出るのだろうか。どうしても削減に対応出来ない企業はどうするのだろう。ピーク電力を減らすために、時差稼働をしたり、冷房温度を高めることが必要だろうが、例えば冷凍倉庫業や食品加工業は一日中電力を使う、すなわち固定電力量が大きい企業は節電が大変だろう。
 ワイの節電は、日中は「淀川にかかる橋の下で昼寝」、夜は「早寝してTVを見ない」こと位か。昔からエヤコンは嫌いなので扇風機を多用しているので、これ以上節電はできない。


2011年6月9日 木曜日
 今年は梅雨入りが早かったが、雨が降ったのは台風2号の影響があった時だけだ。梅雨入り宣言が早すぎたようだ。未だもって梅雨に入ったという実感はない。今年は空梅雨なのだろうか。沖縄では10日も早く梅雨が明けたらしい。
 トップページの写真は、城北公園の菖蒲園で撮影したもの。花の時期としては少し早かったようだ。菖蒲以外の花、アジサイや睡蓮などもまだ咲いていないので、何時もよりも少し遅れているように思える。
 
 公園の入口近くの池に咲く睡蓮は、たった一種類になってしまったようだ。八重のドクダミの花は何故か咲いていない。野草もほとんど花をつけていない。毎年この時期に公園に写真を撮りに行っているが、今年は花の種類が少ないようだ。


2011年6月8日 水曜日
 毎日、菅総理の退陣の話題ばかり、何時退陣するのかを論議しても何も始まらないではないか。何も進まない。
 菅総理がリーダーとしての指導力が無いと言っても始まらないではないか。政治家が仕事をしないと文句を言っても仕方がない。
 総理も、それを取り巻く政治家も、対立する政治家も、そしてマスメディアも、国民も全部おかしいのだ。

 国民は、政治家一人一人に、「この非常事態に何をするのか・したいのか」をはっきりさせることを要求しよう。そして、そのためには、自分は総理大臣になるのか、大臣なのか、或いは一平卒で頑張るのかを決めさせよう。何も言わない・揚げ足取りしか出来ない政治家は、即、辞任して貰おうではないか。辞めさせるのが無理ならば、被災地に出向いて、地方自治体の活動の先手をするかボランティアをさせればいい。それらを通じて、被災地は何を望んでいるのかを知らさないといけない。

 大連立が論議されているが、当たり前のことではないか。大連立は政治家が自分を有利にするための手段ではない。国民の力を結集することが、非常事態を乗り切る手段であると、国民の声をまとめよう。

 そのためには、マスメディアの力が必要だ。
 国民は、誰が総理大臣になることを望んでいるのか、復旧のために何をすべきか、原発事故対応をどのようにするのかの知恵をまとめることが必要ではないか。先ず、アンケート調査をすることから始めたらどうだろうか。


2011年6月7日 火曜日
 初めて、福島第一原発の吉田昌郎所長がJNNの単独インタビューに答えるのを聞いた。吉田副所長が後になって突然海水の注入を止めなかったと発言したのは、東電の連絡ミスあるいは、東電の隠ぺい体質のボロが出たものと思っていたが、私の思い違いだったようだ。

 「ひと言で言うと、あの時点で現場は生きるか死ぬかでしたから、もし(海水注入を)止めていたら死ぬかもしれない。そういう気持ちでいたということはお伝えします。その手順でいろいろあってご迷惑をおかけしましたけど」

 東電を始め政府・保安院等々のもたもたした/歯切れの悪い/奥歯に物が挟まったようなブレス発表に比べて、吉田所長のインタビューは何と小気味よかったことか。この三か月間の間で、初めて信頼できる人が表に出てきたような気がした。東電の現場は捨てたものではないと見直ししないといけないようだ。

 原子力委員会の専門委員で4月に第1原発を視察した独立総合研究所の青山繁晴社長(58)は、東電社員から「自信過剰」「本店に盾突く困ったやつ」との評価を聞いたが、「あの官僚主義から抜けきれない東電にあって、気骨のある人物。現場を知らない本店に口答えをするのは責任感の表れだ」と話す。

 事故後、現場にとどまって指揮を取り復旧作業を支えてきた。青山氏が「余震で津波が押し寄せた場合どうなるのか」と問うたところ、「致命的だ」と包み隠さず答える誠実さを持ち、堤防設置などの対策をすぐに打ち出すスピード感もあったという。

 吉田所長は言いきった。汚染水の処理が最大の問題だ。汚染水タンクはあと数日で満杯になる。私の予測は当たっていたようだ。
 フランスのアルバ社に膨大な費用を払って汚染水の処理をするとしても、未だもって、汚染水が漏れて海に垂れ流しになっているかどうかはわからないという。海水の放射能濃度をきちんと調べればすぐにわかると思われるのに。これについては東電の隠ぺいのように思えてならない。


2011年6月6日 月曜日
 毎朝四時半ごろになるとカラスが騒ぎ出す。カラスは一か所に留まって鳴くのではなく、あちこちに移動しながら鳴いているようだ。時間構わず出される生ごみの袋を探しているのかも知れない。
 我がマンションのゴミ置き場を覆うネットを設置したので、カラスと猫は来なくなった。普通のカラス除けを設置したのは二年ほど前だったが、たった三日目には猫によって穴をあけられてしまった。そのために今度はゴルフ場のネットに変えたが、これは丈夫なので破られることはなく、今も猫とカラス除けの目的は達成したようだ。

 この所、我が家の前で猫の餌やりをする人は見つかっていない。野良猫に餌をやるのは結構だが、私は野良猫が可愛いからと気まぐれで餌をやることは、猫が可愛そうだと思うから、少なくとも我が家の前で餌をやる人に注意している。可愛そうに思うならば、自分の家で飼えば良いではないか。


2011年6月5日 日曜日
 菅総理の退陣の期日が騒がれている。菅さんの考えは、第2次補正予算案の早期編成のめどが付いた時点か、第2次補正予算案の成立時点か、或いは震災や原発にめどがついたと首相が判断した時点なのかはわからないが、それほど遠くない時期だろう。六月か、八月か、年末か、あるいは来年の九月か。そんなことを論じても、何も生まれてはこない。

 菅さんを辞めさせたかったら、菅さんが無能だと責めることはない・責めても有能にはならないではないか。菅さん辞めろと言わなくてもいい・菅さんは目途が付くまで辞めないのだから。菅さんの足を引っ張ることもない・足を引っ張った所で辞めないのだから。菅さんよりも民主党よりも「自分が、自党が素晴らしいこと」を示せばいいのに、それが出来ないから菅さんや民主党を責めることしか出来ないのではないか。換言すれば、自分の無能ぶりを示しているようなものだ。

 だったら、発想を変えて、菅さんのやろうとしていることに反対するのではなく積極的に協力することをすればいいのではないか。そうすれば、菅さんの考えていることが早く実現するのだろうから、辞める時期が早まるではないか。

 しかし、そうなれば、退陣要求をしている先生方は困るだろう。スケープゴートがいなくなってしまうから。

 足を引っ張ることしか出来ない先生方に、北風と太陽の話をしないといけないのだから悲しくなる。
 


2011年6月4日 土曜日
 アゲハ蝶タイプの凧のテストを続けているが、強風でないと揚がらないことがわかった。重すぎるようだ。
 風が強いとバタバタしながらではあるがどんどん揚がっていくが、風が弱くなるとストンと墜落してしまう。昨日は橋の下の風が舞っている所で糸目の調整を繰り返した。重いので墜落した時の衝撃も強いので、上側の羽根の骨が骨折。第一作目も上側の羽根の根元が骨折だったので二作目は折れないように丈夫にしたのに、残念。
 アゲハ蝶は形が気に入っていたので、いろいろ考えたのに、更に検討する必要があるようだ。カーボンファイバーやグラスファイバーを使って軽量化と強度アップをしながら、柔構造の凧にしないといけないようだ。そうしないと墜落の度に骨折してしまうのでは堪らない。梅雨の間の暇つぶしとボケ防止が出来そうだ。


2011年6月3日 金曜日
 菅内閣の不信任決議案は否決された。議員先生方にまだ良識が残っていた解釈しよう。しかし、今回の不信任議決案提出のいきさつとその結果に対する議員先生方の話を聞いて、益々愛想が尽きた。全員が自己保身と権力争いをしているだけではないか。
 菅さんの民主党代議士会での演説にも、「何を何時までに」という内容の発表は何もなく、目途が付いたら若手に譲ると言った事だけが印象に残っただけだ。どうしようもない総理大臣と言われても仕方がない。

 民主党の先生方は茶番劇を演じただけではないか。鳩山前総理と菅総理の間の覚書は日本のリーダーが交わしたものとは思えない。「民主党を壊さないこと」・「自民党政権には逆戻りさせないこと」・「大震災の復興並びに救済に責任をもつこと」と述べられているようだが、大震災の復興は付け足しだ。自分達の保身を図るための覚書に過ぎないではないか。小沢はんは、菅さんと鳩山はんの会談内容を後で知らされて激怒したとあるが、今回もまた、鳩山はんの二枚舌によって小沢はんが致命傷を負う結果になったようだ。
 日が変わると今度は、菅総理の退陣期限が論争になってきたようだ。雨降って地が固まったと言って喜んでいる常識はずれの民主党議員も居たようだが、マスメディアやコメンテータは、なぜそれらを非難しないのだろう。

 野党にもまったく呆れる。菅さんでは協力が出来ないと言い続けていたのだから、菅さんが延命した野だから、今後どうする積りなのだろうか。もう、そろそろ展開を変える必要があると思わないのだろうか。今の展開を続けている限り、与党も野党も同じ穴のムジナであり、益々日本が沈没していくことを見守っているだけのように思える。

 東日本の人たちは、我慢をしているだけでなく、もっと声を出すべきだはないか。黙っておれば、何時まで経っても、地方自治体の仕事や、東電が悪いと言っているだけで、そして菅さんが悪いと言っているだけで、政治家は他人に責任を押し付けているだけでっせ。これでは日本は浮かばれない。


2011年6月2日 木曜日
 遂に菅内閣の不信任決議案が提出された。不信任決議案が提出されるのは、普段だったら理解できるが、今の時期、すなわち日本沈没ともいえる時期に、日本の総力を結集しないといけない時期に、内閣の不信任決議案を提出したり、そのための対応をしている暇はないはずだ。

 菅政権は十分に責任を果たしていると言い、不信任決議案を提出する人たちは菅内閣が東日本大震災と福島原発事故収束の対応が出来ていないと主張し続けている。そして菅総理が辞めれば協力出来ると言う。民主党内の、そして与野党間の不毛な権力争いをしているだけではないか。自然発生的でもいいから超党派の組織が組織され、復興のイメージ作り(=戦略)とそれを達成するための方法(=戦術)を模索する議員先生達がいてもいいのではないかと思うが、そのような話は一切ない。あるのは全部人任せの話だ。
 
 菅首相はマネージメント能力が無くリーダシップがとれない人だから辞任すべきだ/要請があれば党派を超えて政治休戦をしてでも協力すると言うが、そう言う人たちは震災発生後今までに何をしてきたのか、傍観者として菅政権が行き詰ることを待っていただけではないのかと言いたい。

 不信任決議案を提出する前に、与野党の議員先生の全員が「私だったらこうしたい」、「そのために震災以降このような活動をして・現在このような結果になっている」、自分の提案が実現しなかったのは「○○であり、その理由は□□、だから菅総理の不信任決議提案を提出した」と国民に向かって明確にすべきではないか。
 
 日本が対応しないといけないことは震災の復興だけの話ではない。菅政権だけに任せておけるとは国民も政治家も思っていないだろう。日本の総力をあげて対応すべき時期だ。
 昨日の党首討論が聞けなかったので残念である。


2011年6月1日 水曜日
 菅政権の不信任案提出問題がトップニュースになっている。どうしてこの時期に不信任論議や。どうかしている。
 東日本大震災地では、今なお避難地生活をしている人がおり、復興に対する政府の方針も決まっていないのに、福島原発からは今なお事故内容が把握されておらず、どんどん放射能が放出され続けているのに、不信任案提出をするような暇があるとは思えない。
 民主は、またまた小沢・鳩山さんが表に出てきた。国民はますます民主離れをするだけや。
 与党は、東日本大震災復興とと福島原発の事故処理に対して、如何したいのだろう。
 野党は、もたもたしている菅政権が行き詰るのを待っているだけや。

 とはいえ、今のままでは一歩も進まない。