風の盆掛燈
 〔ブラケットタイプ/連作3点〕
 
  おわら風の盆で有名な富山県八尾町特産の手漉き和紙をシェード素材に使ったブラケットの連作
2722S   @18000
〔アサダ/ブラックウォールナット〕

3034L   @29000
 〔アサダ/ブラックウォールナット〕
  おわら風の盆
 
  飛騨の山々が描く稜線が富山平野へと辿るその途中に、細く長く広がる坂の町八尾がある。肩を寄せ合うように建つ家並み、狭い坂の道と脇に続く路地...。年に一度、なんでもないこの風景がより一層輝く時が来る。
 二百十日の初秋の風が吹く頃、おわら風の盆が幕開けを迎える。風害を治め、豊作を願う行事として、毎年九月一日から三日にかけて行われる風の盆は今も昔も人々を魅了してやまない。踊り手の、涼しげな揃いの浴衣に、編笠の間から少し顔を覗かせた姿は実に幻想的であり優美である。
 八尾のおわらは、素朴でその土地らしい味わいを残しながら、他の民謡に比しても際立って美しい。三百年もの間、時の流れに従いながらも志を変えず、綿々と唄い踊り続けてきた。
 深夜に五、六人の唄い手や地方(三味線や太鼓奏者)が行うおわらの流しは、哀愁を帯びた胡弓の音色と相まって人々の心をゆすぶる。かくも叙情豊かに気品高く唄い継がれる民謡は全国にも例がない。
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フロアースタンド
 
材質/アサダ
    Bウォールナット
        W  480 
         D  500 
         H 1410