今日は大会の日。
しかもさ、俺ずっと休んでたから都大会!
地区予選のランキング戦出れなかった・・・・。
んで、今日は確か・・・・鎌田中とか・・・?あ!!聖ルドルフ!!!
『君と俺の日常』第4話〜弟くん〜
「ピピピピピ♪」
「んん〜・・・・・・」
「ピピピ・・・ジリジリジリジリジリ!!!!」
「うう〜・・・・ねむ・・・・・」
「ジリジリ・・・ガガガガガガガガガガガ!!!!」
「む〜・・・・おやすみ・・・・」
「ガガガガ・・・おっはよう!おいら悟空!いつまで寝てんだ遅刻するぞ!ほぉらいい加減にしないと如意棒をお見舞いするぞ!!」
「わぁぁ!!目覚ましがこわれた!?」
何々!?あんま起きないと音が大きくなる目覚し時計はあるけど、台詞になるっての何!?
おいら悟空って、怪しいよ!この時計シンショウだぁ!!
「・・・・で、今何時・・・・・ぎゃぁ!!もうこんな時間じゃぁ!!今日大会じゃん!!」
ヤッベ。あ・・・・・でも俺レギュラーじゃないし、遅れてもいいかな・・・・。
そうだよな。ゆっくりしたくしよ。
「ラブ・ラブ・ラブますぃん♪WOW
WOW WOW WOW♪ラブ・ラブ・ラブ…」
あ、携帯。桃からだ。
「もしもーし。君です。」
『お前遅ぇよ!何やってんだ!?』
「寝坊しましたぁ。でもレギュラーじゃないし、別に遅刻してもそんなに困らないっしょ?」
『俺と待ち合わせしてたの忘れたのか!?おかげで遅刻寸前だぜ・・・・。』
そ・・・・ういえば・・・してたようなしてなかったような・・・?
『?早くきてよ。まさかまだ家の中にいるとか?僕との約束忘れたの?』
い、今!!周助先輩の声がしたような!!
「も、桃だよね?どちら様ですか?」
『僕だけど?』
「ぎゃぁ!しゅ、周助先輩!あ、えっとその・・・・髪の毛は縦なめ派ですか?横サラ派ですか!?」
『え?僕はふわりサラサラちょっぴりしっとり派だけど?』
言ってないよそんなの。
『じゃ、。準々決勝までに来なかったらアレだからね。 ピ♪・・・・ツー・・・ツー・・・・』
わ、切れちゃったし。っていうか今どのぐらいかな試合・・・・。この時間だと・・・たぶん・・・・第4回入ってるし!!!
いそげー!!!
「はぁ・・・・はぁ・・・・ぜぇ・・・・ぜぇ・・・・ま、間に合いましたよ周助先輩・・・・・。」
シーン………
そっか。そうだよな。誰もいるわけねぇよな。みんな試合してるモンな。アハハハハハハハハ!!
・・・・・・・。バカみたい。
さーて青学の試合はどこかな・・・・?
なんて探してたら、迷子になった。だめだこりゃ。
んーと・・・・あ・・・アレは・・・・・。
「裕太くーん!!!」
ドガッ!
「ごふぅ!」
「久しぶりだね裕太。元気にしてた?まさかアヒルになってたりしない?」
「柳沢先輩になんかならねぇよ!」
わ、なんか頭カールでお口がニョキな人が怒ってる。まぁどうでもいいですよ♪
「・・・・か・・・・。ハァ・・・・。」
何そのため息。そして恨めしそうな目でみるなよ。
「裕太ってば大きくなったなぁ。身長いくつになった?」
「170・・・・・くらいか?」
「俺に聞くなっての。ちゅーかさ、裕太何?どこの学校にいったの?テニス部?やっぱ裕太強いからレギュラー取れた?あ、ごめん。もしかしてスタメンじゃなかった?や、裕太なら来年には10番とれるからさ。ちょっと待って、裕太、アレだっけか?あの・・・・そうそう外野。3番バッターだったもんね。」
「テニスから離れてんじゃねぇかよ!!俺はサッカーも野球もやってねぇ!!」
久しぶりにきいたな裕太のツッコミ。楽しいんだよなぁコレが。
確信犯?まぁそれなりに。
「でさ、裕太最近家帰ってる?もしかして寮にこもってるしょ?ダメじゃん帰宅をボイコットしちゃ。」
「わけわかんねぇ・・・・」
「あ、わかった!裕太ライジング完成したんでしょ?そんであんまり見せびらかしたいんでアヒルに変身しちゃったんでしょ?」
「つながってねぇよ!!・・・・たく・・・俺は柳沢先輩なんかには・・・・・」
誰そのやにゃぎしゃわって。
「くすくす。おもしろいね。裕太の友達?」
「あ、木更津先輩。そうですけど?」
あ、この人・・・・誰かに似てる・・・・・。っていうかそのハチマキ伸びるかなぁ。
「何?」
ジッとハチマキみてたら目が合った。
「あ、や、別にハチマキいいなぁとか思いまして。・・・・なぁ裕太。この人裕太の先輩?」
「ああそうだ。」
「先輩、先輩って誰かに似てるんだけど・・・・えーと・・・・もしかして亮って人知ってますか?」
「亮?」
「そう。名字は・・・確か・・・・木更・・・?」
「ああ、木更津亮の事ね。君知ってるの?」
そう!木更津亮!!!亮先輩の名字、木更津だった!
先輩、なんかちょっと驚いてるな・・・。
「知ってまーす。先輩は亮先輩の事知ってるんスか?」
「知ってるも何も、僕の双子の兄だからね。クスクス。」
え!!それビックリ!!聞いてないし!!
「裕太、この子の名前は?」
「あ、です。(木更津先輩って双子いたんだ・・・)」
「君。なんで亮のこと知ってるの?」
「あ・・・ダビデっちに泊まりいった時に知り合ったんです。でもその時先輩の事なんて聞かなかったよな・・・。」
「クスクス。ダビデと友達なんだ。それっぽいなぁ。類は友を呼ぶっていうの?クスクス。」
え、何かそれビミョー。
「先輩の下の名前なんて言うんスか?俺のことはでいいんで。亮先輩もそう呼んでるし。」
「うん。じゃあ。僕は木更津淳だよ?」
「淳先輩、そこの頭カールで口がニョキな人誰ですか?」
「そんな言い方ないだーね。」
だーね?
今、この人だーねって言ったよ!!!すご!!
「裕太、マンガかゲームん中にしかいないよこんな人!!じゃ、ダーネ先輩けっていだーね!ギャハハハハハ!!」
「・・・。笑うなよ・・・。」
無理だって。でもこの人、RPGだったら絶対使えないキャラっぽい。
「あなたは誰ですか?」
なんか猫っ毛のひとがんふって感じで来た。
「あ、観月だーね。」
観月っていうんだこの人。3年生・・・かな?
「裕太君。その人は誰です?」
「観月さん、こいつは・・・「ああ!裕太に2度も自己紹介されたくない!どうせある事ない事しゃべるんだろ!」・・・しねぇよ!」
「観月先輩。ボクはって言います。裕太がいつもお世話になってます。」
ペコリ。
とりあえず、お辞儀してみた。裕太がキモッとかお前に言われる筋合いはねぇとかいってるけど気にしない。気にしない。
「ええ。それはもちろん。裕太君のお友達ですか?そのジャージだと青学(のヒラ)のようですが、地区予選の時にはいませんでしたね。」
わ、お世話してる自覚ありなんだ。ナルっぽくない?この人。いいかも。
「地区予選のときは病気で休んでたもんで。」
「そうですか。まぁいいですけど。で、青学の試合はこっちのコートではないはずですが、聖ルドルフに何か用ですか?」
「え・・・・聖ルドルフって裕太達だったの!?」
「お前知らなかったのかよ!」
「知らなかったしー。裕太君教えてくんなかったしー。だしー。だしー。」
迷子になったからしょうがないじゃん。
「まぁ迷子だと思いますが、裕太君。その子を連れて行ってあげなさい。」
「え!」
「わぁ気の効く先輩だこと!ありがとございました。またのお越しをおまちしております。」
「そうだね。また着てね。クスクス。」
淳先輩ってめっちゃのりいいなぁ。さすが六角出身!!
そんなわけで裕太に連れて行ってもらうことにした。・・・けど。
「裕太、なんで皆ついてくんの?」
うわ、めっちゃ呆れた顔された。
「・・・・・ハァ(ガックリ)おまえなぁ。これから俺たちルドルフと青学の試合があるんだから当り前だろ?行く場所は同じなんだよ。」
あ、そっか。そうか。そうか。今からこの人たちと試合を・・・・。
「人数足りないじゃん。」
「は?」
「だから、裕太でしょ、淳先輩にダーネ先輩、観月さんで4人じゃん。」
「いや、後ろの方にいるし。」
そう言われて後ろ見てみたら、眼鏡に刈り上げの人と、黒い人と、普通の人がいた。
「なんだ。ルドルフっていうからには1人が2人ぐらいに分裂して出場するかと思ったのに。」
「できるか!どういう偏見だよ!」
「ルドルフには神のご加護があるじゃん!そんでダブルス組んだら超最強!!」
「・・・・・・。」
あ、無視された。ヒド。裕太最近反抗期みたい。
「さあついたぞ。むこういけ」
シッシッってやられた。行きますよーだ。
「周助せんぱーい!!」
「遅かったね。なんで裕太と来たの?」
「だって周助先輩!裕太俺にください!!」
「半分こしようか?」
「できるか―――――!!!!」
裕太君が叫んだ。聞こえたんだ。意外に地獄耳かも。
さぁ、準々決勝の始まりだ!!!
「準備はいいか 野郎ども!!!!!!」
「何カッコよく決めてんだよ!」
ゲシッ
桃のツッコミ蹴りをくらった。
くそ、見てろよ!!!
++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 何だこの回は。ビミョウに続きもののようなそうでなような。いつもは続かないはずなのに…。そして何か会話ばっかになっちゃった。 都大会です。たぶんいきなり原作入ってきましたが、こんなカンジに原作に沿ったり日常だったりいろいろすると思います。 今回、初めて他校が出てきましたが、聖ルドルフです。裕太と主人公のかけあい…。地区予選で戦った他校のお話はまぁそのうちでるかな…ぐらいで…(アバウトだな 主人公、六角と仲良しなのが発覚。そのお話もまた後ほど。 しばらく誕生日絵ばかりで更新してなかったので、久しぶりにドリをUPできてよかったです。 (16.10.8)
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