大人のたのしみ

優れた絵本作家は子供のために、などと
迎合して創らないようです。でも、それが完成度の高いもので
まして芸術的にも優れているものだから 子供にも人気のあり
長く読み継がれているものが多いと思います。特にここでは、子供にも
読ませたいけれど、まだ全部はわからんじゃろ〜。大人になってから
引き出しをまた開けて 思い出して欲しいなぁ。というものを紹介します。

書名 ねずみとくじら
出版社 評論社 著者 ウイリアム・スタイグ さく
せた ていじ やく
   初めて読んだ時 感動で胸がつまりました。
 なのに、最近読んだら正直、普通に読んでしまった、自分にちょっと
 悲しくなりました。勧めていた友人は、最近、初めて読んですごく良
 かった!と表してくれました。(やっぱりいい本なのに私の心が・・
 ・、なのね!また読んでみよう!)
 ねずみとくじらの 友情の物語ですが、とても深い物があります。ス
 タイグの作品は絵はほんわか?と優しいのですが、人生を押し付けが
 ましくなく語ってくれるところがいいです。
   
   

書名 宇宙遊星間旅行
出版社 偕成社 著者 なかえ よしお・さく
うえの のりこ・え
 
   すごい本です。大人の私にも難しいです。でもそれがいいのです。
 こんな絵本を作っている作家が日本に居ること自体うれしい事だと思い
 ます。作者は「ねずみくんのチョッキ」など、ねずみくんシリーズで有
 名なご夫婦の作品です。図書館には無いかもしれません。(ちょっと高
 価な絵本です。
 これは手に入れた人にしか味わえないかなぁ。
 チコという やぶにらみの少女が望遠鏡でみた世界です。哲学的な絵本
 です。
 
   


2004.10.06 ☆3を追加。


書名 お友だちのほしかったルピナスさん
出版社 岩波書店 著者 ビネッテ・シュレーダー文
/絵  矢川澄子/訳
 
  シュレーダーのシュールな世界に惹きこまれます。
 草木に水をやるのが仕事という、ルピナスさんというお人形のような女
 の子にロベルトという鳥、パタコト氏という箱の人、ミスタ・ハンプテ
 ィ・ダンプティ、みんな同じサイズです。
 ある日、水遣りをロベルトに任せ ほか3名のお散歩から、不思議な冒
 険へとなります。パタコト氏の作り出す紙細工の家やら、飛行機やら・
 ・・。
 最後に危機一髪のところへ ロベルトが空を飛んで助けに来ます。
 「ルピナスさん, きみなら, どこにいたって, きっとみつけだせるよ.
 ルピナスの花そっくりに, におうんだもの. においをたよりにさがしあ
 てたんだ.どんなあらしだって.そのにおいをふきとばすことはできやし
 ない.」この愛のメッセージに20代の私は参ったのでした。