●場面はノルウェーのある島に囚人が収容?されている様子。
家族3人を殺害した犯罪者が 島の自分の住まいを案内します。
刑は16年で、島の中では普通に生活できます。音楽も、テレビも
観られるし、パソコンもネットにはつなげないけれど使えます。
素敵な家に3人の犯罪者で暮らしています。
与えられた仕事をすれば あとは自由な時間です。
信用されれば 休暇もとれ、家族の所へ行きます。
政府も犯罪者と社会の隔絶されないようにと 接触をすすめています。
●犯罪学者のクリスティさんのお話。
ノルウェーでは厳罰化とは反対の方向へ進んでいて
「追い込まれて悪いことをした人を厳罰化は もっと悪い人にする」
ノルウェーには参審員というのがあって これを日本の裁判員制度は参考にしている。
参審員によって 市民が刑罰について慎重になった。
そして、厳罰化から離れた考えに移行している。
どの犯罪者も普通の人間で、お互いを知らなさ過ぎる。
○是に関してはおもしろいことがあった。
ある厳罰化を推進してた政治化が参審員になったときに
軽い罪にした、なぜ軽い罪にしたか問うと彼は
あの子は別だよ、普通の子だったから。私の厳罰化の考えは
変わらないよ。と。
裁判に関わると人は(個人的に相手と関わると)刑罰に対して
慎重になる。
クリスティさんが、犯罪学者になったきっかけは
1940年のノルウェーへのナチス侵攻によって
ユーゴからの捕虜の殺害にノルウェー人が加わっていたと知って。
修士論文に 捕虜の看守をしていた人に話を聞いて
殺した人と 殺さなかった人の違いに気付く。
人は特異な状況下に置かれるとどんな残忍な行為をもしかねないとも。
そして、殺さなかった人は 捕虜と個人的な話をしていた。
恐ろしい犯罪者に今まで会ってきたが、モンスターはいなかった。
犯罪者と市民が関われるように・・・
●対立調停委員会がある。
比較的軽いものは、
被害者と加害者が話し合う場で 調停員が間にはいる。
この委員会の目的は 対立感情を無くすため。
合意されれば裁判にならない。
この委員会は社会に変化をもたらしている。
90%は合意され、裁判にならない。
罰を目的の社会ではなく、解決を目的の社会。
このような司法は昔からあった。
今でも昔ながらの生活をしている少数民族にはみられる。
日本でも 近所の「寄り合い」がそうである。
犯罪を減らすために 市民はすぐ隣にいる人を知らなくては
ならない。
近所のコミュニティでの問題はその中で解決する。
それによって、力をつけるチャンスになる。
失敗からも学んで力となる。
その考え方からいくと 裁判所はその力をつけるチャンスを
奪うということになる。
最後に一言。
「すべての人間は人間である」
意味はと問われると、これは一人一人に考えてもらいたい。
どのように解釈するか。
聞き手の森達也氏が
犯罪者を差別化、特殊化、モンスター化してしまっているが
そこには社会的な背景が大きい。
クリスティさんの活動に ホームレスに家を提供するものがある。
賛同したボランティアの人とその授与式?の模様。
全ての人に家を環境が与えられる権利。
全ての人との壁を取り払う。
