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■ 弁護士に頼むメリット

借金の解決を、誰に頼んだらいいか迷われる方も多いと思います。巷(ちまた)に氾濫している広告を見ると、弁護士以外にも、司法書士や行政書士などが借金の整理を取り扱っており、さらには何の資格を持っているのか分からない怪しげな方の広告も目にします。  

しかし、スムーズに借金問題を解決してもらうには、是非、地元の弁護士に依頼されることをお勧めします。

弁護士に依頼するメリットは、次のとおりです。
(静岡県弁護士会のHPもご覧下さい。)

■業者からの請求が止まります

弁護士は、依頼を受けると、すぐに債権者(サラ金やクレジット会社)に対して、受任通知を出します。弁護士から受任通知を受け取った金融業者は、債務者(借金をしている方)やその親族に対して、直接の請求をしてはいけないことになっています。ですから、弁護士に頼んだ後は、督促の電話などに怯えなくて済みます。

■弁護士には代理権の制限がありません

弁護士には、代理権の制限がありませんので、全ての業者との間で、依頼者に代わって、代理人として交渉ができます。また、地方裁判所に自己破産や個人再生の申立をした場合にも、代理人として、依頼者の方と一緒に裁判所に行きます。
これに対して、認定司法書士は、簡易裁判所で取り扱う事件の範囲でしか代理権が認められておりませんので、140万円を超える借金の整理や、140万円を超える過払い金の請求は、代理人として業者と交渉することはできません。また、自己破産や個人再生は、地方裁判所で扱う事件のため、債務者の方が1人で裁判所に行かなければなりません(司法書士に依頼して個人再生を申し立てた場合、静岡地裁では原則として再生委員を選任しているため、再生委員の費用として15万円を別に用意することも必要です。)。
なお、弁護士以外の者が、報酬をもらって他人の借金の整理を行うことは、非弁行為として罰せられます(認定司法書士が、許された代理権の範囲内で行う場合は除きます。)。

また、弁護士に頼む場合にも、地元の弁護士に依頼されることをお勧めします。最近では、テレビCMなどの宣伝を大々的に行って、全国から依頼を受け付けている大都市圏の法律事務所が目立ちますが、顔も会わさずに、電話のやりとりだけで事件を処理するやり方には疑問を感じます(日本弁護士連合会は、弁護士が借金の整理の依頼を受ける場合には、依頼者の方と直接面談すべきことを指針として定めております。)。
弁護士と直接会って話をして、自分と相性が合うかどうか、信頼できるかどうかを見極めることが大切だと思います。


 

ときわ綜合法律事務所(静岡県弁護士会所属)
〒420-0034 静岡市葵区常磐町2-6-8 トーカイビル4階

TEL 054-272-6191 FAX 054-251-6139

ときわ綜合法律事務所(静岡県弁護士会所属)