プノンペンにて

１１時２０分プノンペン到着。 うなるほど暑い。 まず歩いて移動しないことを心に決めた。 倒れるとかよりも、間違いなくダルイ。

空港の出口ですぐに係員にバイタクを紹介された。 ジャケットを着ていたので安心。 彼にキャピトルホテルまで行ってもらう途中、 交渉し今日の観光に半日貸しきった。

ホテル（ゲストハウスだけど）の部屋は狭くて、 ２ドルの部屋にはシャワーはおろか便所すらなかった。 まぁ安いし。荷物を整理し、プノンペン観光に向かった。

まずは国立博物館。 前回のたびで博物館は飽きると思っていたが、 一応見に行っといた。 僕はヒンドゥー教の話が好きなので、 わりと楽しく過ごした。 だが、見たかったビシュヌ神の像がなかった為、 ちょっとショックだった。

国立博物館に入る前と出たあと、 小さい子にお金恵んでと言われた。 １人目は断ったが２人目にはあげてしまった。 お金じゃなくカロリーメイトだったが、 その女のお子はお礼も言わずどっかへ行った。 別に見返りを期待したわけじゃないが、 何も言わずに行くとは思わなかった。 お礼も教育なのかな？なんて考え、 つくづく自分が恵まれているんだと思った。

郵便局に行く途中で運転手に「女買わないか？」 と言われた。ホテルにいた自称友達や、 そこらの親父にも言われた。 なめんな。買うわけねーだろ。 そんなアバンチュール求めてきたわけじゃない。 さっきカロリーメイトをあげた女の子も、 そのうち体を売るようになってしまうんだろうか？ そんなことを考えると、 売春目的で来ている奴に本当に嫌悪感が出た。

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