日本→プノンペン

6月7日晴れ。 2回目の海外旅行、カンボジア辺のスタートとなるこの日は、 何かいやな予感がしていた。

話は2日ほど前にさかのぼる。 旅行も2日後に迫り、準備に追われていた僕のもとに電話が入った。 それは高校からの友達からのもので、 3年前に別れた彼女から電話があったと言うものだった。 こいつは、この彼女のことがホントに好きなようで、 別れた当時から「あいつ以上の女はいない」 といつも言っていた。

もちろん友達としては喜んでやりたかったが、 そうもいかない。 それは僕に彼女がいないからという訳では決してない。 もう一度言おう。決してない。

ではなぜか?それは、僕たち2人は片方が幸せになると、 なぜかもう片方に不幸が起こるからである。 なぜかはわからない。こっちが教えてもらいたいぐらいだ。 そんな奴ら回りにいないだろうか?

とにかくそういうことで、僕は素直に喜ぶことができなかった。 空港についてもいやな感じは消えず、 挙動不審だった。まぁいつもそうだけど。

今回は成田発で台湾に一泊。 そのあとカンボジアの首都プノンペンを目指す。 航空会社はEVA航空だ。

前回、シンガポール航空を使用したときは、 生のスッチーに完全にやられてしまった。 そしてまた今回も、もちろんやられた。

EVAのスッチーはみんな美人でぜひ一度膝枕をしてもらいたい。 僕の不安はスッチーに吹っ飛ばされてしまった。 整形なのかとも考えたがそんなことどっちでもいい。 とにかく楽しい旅の始まりだ。

3時間ほどで台湾に着き、 バスで台北市内に向かった。 前回の反省を活かし、今回は宿の予約を日本でしていった。

台北では「おおしろ」というゲストハウスに泊まった。 有名な日本人宿で、僕のほかにもお客さんが結構いた。 その人たちの中には、カンボジアに行ったことがある人もいて、 色々聞いた。 その話によるとカンボジアは、 雨季に行くのが一番いいらしい。 雨も多いのだが、かわりに貯水池に映るサンライズ、 サンセットがとてもすばらしいらしい。 そんな話をしたあと床についた。

次の日、朝5時におおしろを出て空港へ、 8時15分の飛行機でプノンペンを目指した。

台北にて食

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