●せっけんについて(せっけん・合成洗剤・指定成分・汚れ・界面・pH等) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Tailsでは家族の人と動物、保護の子達、施設や家庭に、全てに合成洗剤を使いません。 シャンプー、リンス、歯みがき、床そうじ、消臭スプレー、食器洗い、ケガの応急処置、ほとんど全てを自然で安全な植物の力を借りています。 犬や猫が歩く床や寝床を、かれらがなめても危険のないもので消毒をします。 弱った体に負担のない環境で日々の快適で安全を確保できるよう努力しています。 |
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せっけんについて せっけんには人用、犬用、猫用、という区別はありません。 また、体用、髪用、大人用、子供用という区別もありません。 せっけんは長い歴史の中で使われ続けています。 安全が確認されているので動物実験の必要はありません。 せっけんは昔ねずみに食べられてしまうのでせっけん箱で大切にされました。 しかし昭和の時代、化学の発達から本物のせっけんの入手が困難になってしまいました。 ここでは合成洗剤(シャンプー・ボディソープ)と、昔ながらのせっけんについて考えてみました。 |
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手に入りにくい本物の無添加せっけん 市販されている洗剤コーナーの中からせっけんを探し出すのが難しいのが現状です。 せっけんと合成洗剤の違いを理解している販売員や店舗になかなか出会うことができません。 固形・粉・歯みがき・シャンプー・洗顔・ベビー用・ペット用・化粧品・食器洗い・フロ・トイレ・等ほぼ全て合成洗剤、化合物も添加されています。 一見同じ形や色でも中身は全く別物です。(下記参照) |
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安全な物と危険な物の違いは何か・まず知ることからはじめましょう | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
指定成分って何?成分は全て表示してくれなくちゃこわい 人用が危険、ではペット用は安全か 汚れとは何か、汚れはどのように落ちてゆくのか pHにだまされていないか 危険な合成洗剤は、なぜ生産されているのか |
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指定成分は 有害 という意味 薬事法により、国が人に使用すると明らかに害があると認めた成分のことをいいます。 日本では現在102種類あります。 (他先進国は1000以上です。つまり日本はまだ900以上の実害を認めていません。) 洗剤や化粧品で、この指定成分の入っていない商品は残念ながら少ないようです。 |
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全成分表示が守られていない 2001年から薬事法改正により中身を全て記載する義務がうまれました。 消費者はコマーシャルのイメージではなく、箱の裏の成分を見て商品を選ぶことができるようになりました。 しかし残念ながら、いまだに全ての会社、商品が表示しているわけではなく、その表記はふたつに分かれ、消費者の困惑をまねいています。 全成分記載 内容物の量の多い順に記載されています。 全表示ですからわざわざ害のある指定成分だけを枠外に記入してあるわけではありません。 指定成分記載 成分の全てを記載しない時には、使われている「指定成分」は記載されます。 この表示ですと、その他の原料がわかりません。 指定成分無添加、全成分無明記 指定成分の記入がなければ安全でしょうか。もしも安全なら全成分を明記するのではないでしょうか。 「指定成分は入ってないが、全成分は書かない」これを正直に訳すと 「指定成分は入ってないが、指定成分よりもっと怖い成分を入れてあるかもしれない」ということにもなります。 このパターンは、とても良い成分を数え切れないほど無数に入れてある商品によく見受けられます。 ではどうしたらよいのか。 自分の体を守るには102の指定成分を把握する必要がありますがなかなか大変です。 化合物はたいていカタカナの長い名前ですので、それを目安にすることもできます。 また逆に安全なものだけを選んでゆくという方法が気軽で良いかもしれません。 ペットは 雑貨品 薬事法で犬猫などペット用は雑貨品としての扱いになります。 雑貨品は指定成分の表示義務がかなり曖昧で、原料や成分も一部の表示でもいいことになっています。 つまり何が入っているかわからないのです。とても危険を感じます。 危険な原料が記載されていても「愛犬を守る」ようなうたい方であったりします。 {医療用 薬用シャンプー 脂性肌犬の皮膚に コールタール 原料で改善を} コールタールは有害物質で有名です。なぜ獣医さんやトリマーさんは疑問に思わないのでしょうか。 {ペット用品 本品は人の手にふれないよう注意、本品使用のペットと同室にいないように} 洗剤ではありませんがこのような注意書きのあるペット用品もあります。 人がさわれない物、人に使うと害のある物がどうして「ペットに良い物」なのか理解に苦しみます。 |
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pHにだまされていないか pH ペーハー(酸性からアルカリ性までをあらわす数値) 人と犬猫の皮膚はpHが違うからとペット用をすすめているのを見かけます。 しかし自分の皮膚のpHを知っている人はまずいません。 ましてペット自身のpHを計ったのか疑問です。 平均値での説明をされますがpH云々よりも合成洗剤であるということが危険とも考えられます。 実際ペットに良いと噂の物は私の手を荒らしますし、毛(髪)に試したばあい使用感の悪さが印象的です。 実害は美容師さんやトリマーさんのお肌のトラブルを見れば一目瞭然です。 汚れを落とすのに皮膚のpHと洗剤のpHを一致させる必要がありますか? アルカリは汚れを柔らかくする働きがあり、界面活性剤でなくても汚れが落ちることも。 あえて中性や弱酸性などをうたい文句にしている洗剤は疑ってみる必要があるのではないでしょうか。 せっけんは弱アルカリです。 汚れを落とすものが安全ならば、健康な皮膚を維持しますから、 かたむいたpHはお肌が自分本来の力ですばやく元に戻してくれます。 しかし、合成洗剤の合成界面活性剤はその回復力を阻害してしまうのです。 |
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天然界面活性剤 と 合成界面活性剤 天然の界面活性剤(せっけん等)と合成界面活性剤(合成洗剤)とはまったく別のものです。 よくネットなどで「界面活性剤は悪い」と書かれているのを見かけます。これは合成界面活性剤のことと混同しています。 PRでも「界面活性でなく汚れを落とします」といううたい文句がありますが「では何がどのように落としているか」までは説明がないのはおかしいのではないでしょうか。 市販の「汚れおとし」のほとんどがあやしいといってよいかもしれません。 例えば汚れおとしの商品には 「界面活性剤ではありません 天然のオレンジ100%が汚れを落とします」 と書かれたものもあります。 この商品の場合、オレンジは添加されているだけで白いクリーム状のドロドロの原料までは記載されていなかったりします。 これらは人用の家具や床の洗剤ですが、「これでうちの犬の皮膚炎が治った」と一時期評判となったことがあります。 つまりふつうに市販されている犬用シャンプーは雑貨用洗剤より怖い原料が使用されている可能性があるということなのです。 |
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汚れが落ちる仕組み せっけんは弱アルカリの界面活性剤です。 界面とは物がまとまっていようとする力で出来た表面です。 物は表面張力でお互い束になろうとしています。 汚れとは主に油とタンパクを言います。 界面活性とは表面張力(界面)がはじけることを言います。 界面活性剤とは表面張力を失わせる物のことを言います。 汚れは、宿主(肌、毛、布、食器等)に表面張力でくっついています。 界面活性剤は汚れの界面をはじけさせ水の中へ合流させることになります。 水でゆすぐ結果、汚れが落ちます。 せっけんは宿主に残ることはありませんし、もし残っても害はありません。 せっけんは、油と水を強アルカリで けん化 したものです。 それは「油にも溶ける」「水にも溶ける」ので、水と油をまぜることができる物です。 よって汚れが水に溶けだす効果が得られるということになります。 |
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界面活性する物の例
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リンスとは リンスとは中和させるものということです。 せっけんで洗髪すると髪は一時的にアルカリにかたむきキューティクルが開きます。 酢は酸性で、開いたキューティクルを閉じる効果があります。 洗髪しよくすすぎ、おけの湯に食酢をコップ1/4〜1/3を溶かしてかけてよくゆすぎます。 アルカリが中和されて、酢のアミノ酸で、全身がサラサラになります。 夏ミカンのしぼり汁も同様気持ち良いものです。 クエン酸も中和の効果はありますが、酢のトリートメント効果ほどの驚きはありません。 米ぬかやクレイの洗髪はpHの影響はないので、リンスは必要ありません。 「リンスインシャンプー」という名が妙だということにも気付いてきます。 |
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布おむつ が 紙おむつ に変わった理由 昔はみんな布のおむつを作り、洗って何度も使っていました。 昭和40年代 おむつかぶれの大発生が起き、産婦人科、小児科、介護施設で問題になりました。 「布はかぶれる、紙おむつにしよう」 その40年代こそ、せっけんにかわり合成の「固形せっけんもどき」や「粉せっけんもどき」が低価格で広まったのです。(日本では1937(s12)モノゲンからはじまり、1963(s38)せっけんの生産量を合成洗剤生産が追い抜きました。) 合成洗剤はいくらすすいでも布から落ちることはありません。 残留しています。 赤ちゃんやお年寄りは抵抗力が弱いことと尿で蒸れることから、その残留した化合物がダイレクトに影響を及ぼします。 |
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なぜ生産されるのか? ではなぜ危険だとわかっているのに合成洗剤は生産されるのでしょう。 また危険を承知で指定成分は入れられるのでしょう。 消費者が求めるから生産者は作るのです。 消費者が選んで買うから作るのです。 消費者が変われば、小売店が変わり、生産者が変わるのです。 |
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良質なせっけんから合成洗剤までの違い
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・ヤシ油脂肪酸カリウム ○ 天然成分 ・ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド × 化学合成物 |
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私の体験談 (アトピーと喘息を持つ。 アレルゲン:甲殻類、ハウスダスト、カビ、花粉) 湾岸戦争で犠牲になった油まみれの鳥たちの姿に涙したことからはじまり、現在の私の健康へとつながっています。 野生動物の住む自然を守りたい。 そう願いおしゃれな洗剤をやめたところ10年間の原因不明のアトピーの症状がなくなりました。 (1990年生協の台所せっけんを全身に使うようになり2か月後かゆみがひく) 環境のために合成洗剤をやめただけであのかゆみから開放され、薬がいらない、通院のない生活になりました。 その過程で人の医者の多くが洗剤の知識を持っていないことを知りました。 私の愛犬マーティ 獣医さんおすすめのペット用シャンプーを使っていた頃にお腹のかゆみに苦しみました。 血液検査の結果でアレルゲンは:花粉、のみ、ハウスダスト。 ノミ以外はのがれられないアレルゲンです。 そして先生が次にすすめたペット用の薬用シャンプーは小さいボトルで三千円位。 「コールタールが愛犬の脂性の皮膚を改善します」と表示されていました。 はじめて「何かおかしい…」と感じ獣医さんに訊ねました。 答えはあいまいなものでした。 「全ての原料を製薬会社に提示してもらい検討したい。せっけんについてご存知ですか?」 「廃油せっけん?」 と聞かれ、その後獣医さんも洗剤の知識がないことを知りました。 結局、ペット用シャンプーの使用を止め、私と同じせっけんを使い、愛犬マーティの症状はおさまりました。 「人と動物の皮膚は違う、毛の質が違う、phが違う」 ペット用シャンプーを薦める人たちはこう理由づけをします。 しかしだからと言って害があるとはっきりしている合成洗剤 を使うことができません。 汚れを落とすのに「○○用」は関係ないとあらためて痛感したできごとでした。 人間は大きな動物です。合成洗剤の直接的な弊害は現われにくいといってよいでしょう。 しかし「傷が治りにくい」「つめが変型してしまった」「年のわりにしわが深い」「シミくすみ」など小さなトラブルは目立ちます。 小さな生きもの・動物にとってはなおさら危険なのではないでしょうか。 お肌は内臓の鏡です。 合成洗剤は皮膚の表面のバリアゾーンを破壊します。 私たちのお肌を守ってくれている表皮ブドウ球菌を皆殺しにしてしまいます。 洗っただけで、いくらゆすいでも水に流されることはなく、肌に付着したままです。 残留したものは皮膚から侵入してゆき、排泄の時まで血液中を移動します。 たまたまお肌がきれいに見えても内臓は肌荒れしているかもしれません。 どこかに蓄積しているかもしれません。 汚染が続く海の生き物の精子と卵子は変形し続けています。 それは我々にも起こっています。 ここ40〜50年しか歴史のない合成洗剤。 これを分解する能力を、自然も人も動物も 持ち合わせていません。 合成洗剤や化合物は、自然だけでなく、人体の環境をも破壊してしまいます。 野生動物のため、自然のため、未来を生きる子供のため、今ある人のためにできることに関してアンテナをはり、家庭内からできることを続け、日々を過ごしています。 |
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Tailsでは人と動物、保護の子達、施設や家庭にも環境を考慮し使用する物を選んでいます。
※上記保護状態とは「エタノールでは消毒できない感染症の疑いのある場合」という意味です。 |
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Tails 詠田 (編集 K) |
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