緊急
                                                 
報告その2
報告その3
報告その4
報告その5

草薙の交通事故で、朝日新聞が動物指導センターの声として掲載した箇所につ
いての事実確認、他、前々から、何点か聞いておきたい事があったので、動物指
導センターに出向いてきまた。
約2時間半ほど話をしましたが、想像通り、とても薄い2時間でした。
が、一市民としての意見を伝える義務があると,今回の事を通じて思いましたの
で、指導センターの対応を含め、下記の通りまとめてみましたので、皆さんがどう
思われるか、どうあるべきか、感じた事がありましたら、電話でもメールでも、直
接でも、市民の意見として伝えて下さると嬉しいです。

話した相手は、O氏という指導センターの所長、M氏という実際処分等に携わっ
ている人物二人です。
まず、今回出た記事に関して、抗議の電話は私のほかに、千葉県からたった一
件あっただけだ、と。そして実際取材をうけた人間に会いたいと言うと、今日は休
みで名前も教えられない、との事でした。

>野良猫を捕まえることはしないが、公園などにたむろしている野良猫を市民が
持ち込み、飼い猫ではないことを確認すれば、処分する。自宅でたくさん生まれ
た猫を市民が持ち込むこともある。03年度はこうして受け付けた「不用猫」2473
匹を安楽死処分にしたが、その約75%が生まれて間もない野良猫だった。
<朝日新聞地方版の抜粋>

について、記事を読む限り、住民が不用とした猫、及び野良猫を連れてくれ
ば、受付し、処分している、という内容にとれますが、事実ですか?

回答:処分の目的で捕獲というのは、動愛法に違反していますから、そういう
形での受付、処分はしていません。まーよくある、記事に色をつけたって事じ
ゃないですかね。

それでは、取材で話した事と違う内容が掲載されたわけですから、ただちに
新聞社に訂正及び再考を求めるべきでは?

回答:現時点ではしていない。これからするかもしれないし、しないかもしれ
ない。

社会的影響を考えれば、早急に正しい情報を掲載してもらうよう訴えかける
のが義務だと思いますが。

回答:難しいところなんですよねぇ。転居やどうしてもペットを飼えなくなったと
いう事情があった場合や、迷い猫などは、受付していますからねぇ。もちろ
ん、引き取る前には「ここで引き取るという事は処分することになりますよ、出
来れば終生飼って欲しい」という事は言ってるんですよ。それで思い直す人も
いれば、無理だと言ってこちらに置いてく人もいます。そういう犬猫は処分し
ています。

迷い猫と野良猫は、だれがどのように判断するのですか?迷い猫だと言って
捕獲した野良猫をセンターに持ってきたら誰がどのように区別するのです
か?

回答:(M氏) なので、正しい経緯を伝達する義務が住民にあるわけです
よ。

正しい情報かどうかなんて、迷い猫なら受付してくれるといえば、野良猫を処
分して欲しい人は、迷い猫だと言って連れてくるでしょう。

回答:(M氏) そこらへんは難しいですね。でもそこまでここでは、分かりま
せんからねぇ。

唖然・・・

話を記事に戻しますが、文面では安楽死となっていますが、これも事実です
か?

おたくは、安楽死の概念を知りたいのですか?安楽死を、どーとるかですよ
ねぇ・・・。出来るだけ苦しまない方法で処分しているんですよ、と言ったら、
安楽死という文字で掲載してありました。こちらからは安楽死という言葉は使
っていません。

現実には、どういう方法で動物達は他界して行くのですか?私は、ガスによ
る、いわゆる一酸化炭素中毒による圧迫死(窒息死)だと把握しております
が。

まーそうですね。

それは、安楽死と言えないと思いますが。恐怖で怯える中、すぐには死に至
らず、苦しみもがく犬猫もいると、他県の処分する仕事をする人のインタビュ
ー記事にありました。これを苦しまない処分の仕方をしている、と言えるので
すか。動物病院で、手が着けられないほどのケガ、及び病気でペットを、安
楽死を選択する人はいます。獣医による注射で、眠ったまま抱かれて他界す
ると聞いています。そういう事を安楽死と認識しています。集団でのガス室
を、安楽死とするのは大きな間違いであり、世間が、指導センターでも眠った
まま他界させてくれる安楽死をしてくれるなら・・・という、間違った解釈をし、
処分目的で連れてくる人間の心理を助長してしまうとは思いませんか?
以上のことから、新聞社に訂正及び再考の必要があるとは思われません
か?

今のところ考えてません。

私は、指導センターのあなた方に、訂正を求める責任があると考えますが、
そちらがなされないなら、私が新聞社に、指導センターのO所長が話した内
容と違うことが掲載されていると、おっしゃっていたと、伝えればいいです
ね。

そうですねぇ。いいですよ。

一般市民が捕獲し、自費で避妊去勢している事は既にご存知かと思いま
す。そういう事をしている人達に、センターで助成金以外にサポートされよう
とは思わないですか?
こういう事は、そもそも指導センターが率先して、するべき事だと考えます
が、見るに見かねて一般市民が行っている事についてどう思いますか。

今までそういった事は一切行っていません。それに地域猫っていうものが本
当にいいかどうかも分からない。

今後について申し上げています。
草薙での事故でも、ただのエサをやるだけの人が問題になっているように、
エサをあげるだけでなく、エサをあげるなら、避妊去勢までする必要がある事
を、現場で自ら率先して指導していく事がセンターの役割ではないでしょう
か?草薙に限らず、他の場所でも言えることです。避妊去勢している人達が
いる現場のサポートは、今まで行政が何もされていない事を改めて、もっと積
極的に取り組むべきじゃないですか?

回答:地域住民、といいますかその自治体の同意が得られれば、するかもし
れないが難しい。

行政で避妊去勢の助成金制度を設けているわけですから、その正当性は認
められているわけです。地域住民や自治会の同意を得られなくても、遂行で
きるのでは?

柔軟に考えますけど、するかしないかは分からない。

では、今後サポートして下さる可能性はあるわけですね?

おたくが言ったからって、今日明日、どうこう出来るわけではありません。
おたくに、今後の事を全て話すことはしないけど、こっちだって色々考えて動
いているんですよ。
草薙の件だって、これから現場に行って町内会の人に話しを聞いたり、エサ
やりの人に指導をしていくつもりです。エサをやるなら、避妊去勢をするように
と。

ただ言葉で伝えるだけでは、エサやりの人に、避妊去勢のしてもらうよう持っ
ていくのは難しいでしょう。
捕獲器を使うのが始めての人は、突然モノだけ渡されても難しいと思いま
す。指導センターが自ら、捕獲器を使って獣医に搬送し、リリースするまでの
実践指導が必要だと思います。エサをあげるな、という事ばかりに指導の強
化を図っているようですが、エサをやる事は法に触れません。捨てることは犯
罪です。強化をするならそちらの方では?公園などに『ねこ捨てないで』とい
う猫の絵を描いた看板がありますが、あの看板に便乗して、捨てる人が、後
をたたない公園があります。看板だけでは、まったく意味がないのでは?看
板くらいしか出来ないと言うならば、あのような生易しい看板ではなく、法律
に基づいた内容で厳しい内容のものにするべきでは?

M氏:他にも、こういうのも貼ってるんですよ。見たことないですか?(と、色
あせたポスターを持ってくる)

まったく見たことありません。

M氏:おかしいねぇ。市内に100枚くらいは貼ってあるよ。

また、HPにある、【虐待の禁止、捨て犬・捨て猫の禁止、繁殖制限等取締り
及び相談業務を行っています】とは、具体的に、どのような事をしています
か?実績があったら見せて頂く事は出来ませんか?

公園などに、看板を設置する。町内や自治会から依頼があれば、ポスターな
どを公民館に貼るなどしています。

それで、上記のような事が防げるとお考えですか?虐待が行われてる現場
で、阻止した事がありますか?

そうは言っても、予算もあるしねぇ、ここもそんな人数いるわけじゃないです
から。

年間予算を教えていただく事は出来ますか?

5000万円です。助成金は700万円です。

殺処分に、幾ら費やしいるのですか?

資料を見るも、返答無し。

M氏:基本的にはねーエサをやってる以上、やってる人間が飼い主なんだか
ら、全部家の中で飼えばいいだよ、それが出来なければ、野良猫に手を出す
なって言うんだよ。

エサをやっている人が、全ての猫を家の中で飼えという事ですか?例えばう
ちは、マンション住まいで、ペット1匹までしか可ではないのですが。

M氏:だったら、その1匹だけしか関わらないようにすりゃいいんだよ!

Mさん、言っている事が、おかしくないですか?
エサを与えなくても、猫は生きます。避妊去勢しなければ増えることは分かり
きっている事です。それが、指導センターの人の発言とは思えません。ここま
で一般市民が、野良猫が増えないよう努力しているんですよ。
そのことに関わるなという事ですか?関わる=避妊去勢、について否定なさ
るのですか?

M氏:避妊しても、どーせ元の場所に放すんだろ。

そうですよ。個人が、避妊去勢した全ての猫を自宅で飼えと?人間に全く慣
れていない全ての猫も飼う事が、可能だと?

M氏:無言

O所長に:草薙の件では、これから町内の方、エサやりの方と話しをしていく
のであれば、エサをやるな!の一辺倒ではなく、エサをやるなら避妊去勢が
まず最初にしなければいけないことを指導して下さい。町内の方には猫との
共生がどうあるべきか、地域猫というものの存在が何を目指していて行って
いるかなどの指導をしてください。

O所長:そのような方向で話をしたいと思います。

話が変わりますが、以前、近所の猫嫌いが、自分の庭にクレゾールの原液を
撒いて猫が死んだ事があります。その家で飼っていた犬も、刺激で目は腫れ
上がっていました。ある方が、見るに見かねて注意したら、「指導センターに
電話をしたら、クレゾールを撒くように言われたから撒いた」との返答だった
そうです。そんな事は言っていませんよね?

M氏:あーいいましたよ。

????。私は今まで、その撒いた人物が、正当化するために、指導センタ
ーから言われたという嘘をついていたと思い、こんなケースがあった場合、
指導に出向いてもらえるのか聞いてみようと思いました。
そんな指導が行われていたのですか?

O所長:無言(知らなかった様子)

M氏:こういうものに基づいて言ってるわけですよ。
*抜粋
【漂白剤】ブリーチ、ハイター等塩素系漂白剤を濃い目に希釈して、散布する
か空き缶等に入れて通路などに置く。
【クレゾール、石鹸液】クレゾール石鹸液を、非常に薄く希釈し、散布するか
空き缶等に入れて通路などに置く。濃すぎると、人体に有害。
【ナフタリン、樟脳】ナフタリン、樟脳を吊るしたり、埋めたりする。(吊るす場
所がポイント)
【トウガラシ】トウガラシを細かく切って撒く。

これは、いつ作成されたものですか?動愛法が改正された後ですか?

M氏:さー知らない。磯子区かどっかので、いいもんがあるなと思ったね。猫
の苦情は、本当に多いから、これは、そういう時のためにいいと思ってコピー
して使っている。でも薄めて使うように、ちゃんと言った。

猫が嫌いで厄介視している人は、薄めて使うように言っても、クレゾール撒け
ば、猫が寄り付かないんだという認識で、原液を撒くんですよ。薄めるとか、
そういう事よりもとにかく猫を寄せ付けたくない一心ですからね。こんな嘘を
ついた人間がいたという事をお話したつもりが、指導が事実だったとは、信じ
がたいですね。
あなたの指導で、実際に猫が死んだという事を、覚えておいてください。
この事実は、重く受け止める必要があると思います。この用紙に、静岡動物
指導センターの印をお願い出来ませんか?

M氏:そんな事する必要ないでしょ。

この用紙に基づいた指導をしているなら、こちらの資料でしょう。印があって
問題でもありますか?

M氏:しばらく拒否し続けるも、開き直った様子で、指導センターのゴム印を
押す。

O所長に:こういう指導が、あっていいと思いますか?

上記についての、返答なし。

私自身は、自宅に猫が入らないようにこういう事をしてるんですよ。
(下記2項目を指差す)
*抜粋
【尖がった小石】尖がった小石を撒く。(足元が不快に感じる)。
【猫のトイレを作る】発砲スチロールの箱に砂を入れたりトイレを作り、決まっ
た場所でさせるようにする。


これ以上の、話し合いは実りないものになりそうでしたので、最後に、O所長
に今後の草薙周辺の猫に関して、方向が決まっていき次第、連絡頂けること
を約束し、センターを後にしました。

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以上の事から、呆れた実態を聞きに行ったような形になりましたが、市民の声と
して、幾つか届けたつもりです。
あの方達に、一市民の私の声がどのように伝わっているかは不明ですが。
ある方のサイトにもありますように、行政は力関係で動くところだと思います。
しかし、少しでも多く声をあげる事も大事だと思います。力関係は、その声に基づ
いて動く事もあると思います。
M氏は、バランスだと言っていましたが、そうだとは思えません。正しい方向に導
くことで、動物指導センターの役割を果たすのだと、私は思います。
翌日、朝日新聞の責任者の方に電話をし、誤った形で掲載されている事を指摘し
ました。安楽死について、知識がなさそうでしたので、記事を書いた記者の方と
二人で、獣医、指導センター両方に出向いて、双方が同じ安楽死という形で死に
至るものなのか、獣医に聞いたり、また、指導センターのガス室で死に至る犬猫
を見せてもらい、同じ安楽死なのか、確かめてみたらどうかと、申し上げました。
過激な内容かと思いますが、モノ言えぬ消えて行く命に、同じ表現のされ方され
たら、あまりにも慰めにならないと思いました。
猫が好きな人も、嫌いな人も野良猫をこれ以上増やしたくないのは共通な意見の
はずです。それにはエサをやるだけでなく、避妊去勢が第一だという事を、啓蒙し
て行く事が、指導センターの役割だと思うのです。
それと、安住の地もない、今ある野良猫の短い命を寛大な気持ちで接する事の
出来ない住民にも、よりよい形で指導をしていくべきだと思います。
人間の手によって、放浪せざるを得ない猫たちに、エサも食べるな、糞もするな、
そして餓死しろ、そうなれば満足なのでしょうか。それは、あまりにも醜い考え方
だと思います。

動物指導センター http://www.city.shizuoka.jp/deps/hoken/desaki/doubutsu/



 



報告その2
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報告その3
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