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    立教183年(令和2年)11月18日発行 第315号
    一面挨拶

道の将来を担う人材の育成

本部秋季大祭(令和2年10月26日)
本部秋季大祭(令和2年10月26日)
 コロナ禍の中、日々にはお道の御用の上にお力添えいただき、誠に有難うございます。
 本年を振り返りますと、4月7日に首都圏に出された緊急事態宣言は、4月16日には全国に発令されることになり、4月19日の婦人会創立110周年記念総会が中止となり、4月29日の全教一斉ひのきしんデーも中止となってしまいました。
 その後、日本中でコロナ対策を懸命に行った結果、5月25日には、緊急事態宣言が一時解除することができました。しかしながら、コロナウイルスのワクチンや治療薬が開発させたわけではなく、7月頃より再び感染拡大が始まり、本教として、このような状況下において、大勢の人を集めた行事は不可能と判断し、毎年恒例の本教最大行事であるこどもおぢばがえりも中止となり、さらには本年中の全ての行事が中止となりました。
 只今は、それぞれの教会の月次祭更においては、三密とならないように注意しながら勤めておりますが、本部月次祭でも参拝規制が行われ、本部神殿には、教会長のみ2畳に1人の昇殿参拝となっております。
 そのような不自由な中にも、10月に入ると、政府より全国移動が許され、10月26日に執り行われた秋の大祭では、久しぶりに国々所々からおぢば帰りが行われました。その喜びから、真柱継承者である大亮様の祭文奏上に始まり、かぐらづとめ、十二下りてをどりが、いつもより陽気に勇んだものに感じられました。
 今は不自由ではありますが、教祖は「ふしから芽が出る」と仰せられ、どのような悪い中でも親神様にもたれて通るならば、必ず結構になることを教えて下さっています。
 教祖のひながたを思案し、陽気なおつとめを心がけ、たんのうの心を治め、ひのきしんの精神で通らせて頂き、さらには、やさしい心で身近な人にもにをいがけ、おたすけをさせて頂きたいものです。
 どうかこの大節の中で自分自身ができる事を考え、親神様、教祖に受け取って頂けるよう努めさせて頂きましょう。

立教183年(令和2年)11月18日      
静岡大教会長 松浦一郎 

本部秋季大祭(令和2年10月26日)