静岡県島田市の汚染がれき焼却は明らかにおかしい


No.2 『島田市がれきの放射線濃度公開における疑問を数学でシミュレーション』

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「市役所で誰でも汚染濃度を測ることができます」などと言われ、測定器で測っても、意味は全くありません。理系人間からすれば、詐欺です。




2012.2.23 島田市民の方が、島田市役所に詳細なデータを問い合わせてくれました。

「TVや新聞見てると、市民が騙されている感じを受けました。
今日試験焼却の詳細が知りたくて、島田市に電話しました。
燃やした瓦礫は一般ごみが28トン+瓦礫5トン合計33トン×2(炉の数)。
燃やす前の瓦礫の16Bq/kgはコンテナごとに検査した平均で、燃やした5トンが何ベクレルかはわからない。
焼却灰の64Bq/kgはキレート処理した灰で、全部の灰ではない。
灰の量や一般ごみのベクレル数や大気に出た放射能など詳細はHPで発表するそうです。」


・燃やした瓦礫は一般ごみが28トン+瓦礫5トン合計33トン×2(炉の数)。

 OKです。報道の通りで、2つに分けただけだから、計算の条件に間違いなし、です。

・燃やす前の瓦礫の16Bq/kgはコンテナごとに検査した平均で、燃やした5トンが何ベクレルかはわからない。

  ここがまず、島田市役所のいい加減な部分。食塩水と放射性物質がれきを同じに考えては間違い。
  無知な島田市役所は、困ったものだ。
  それを、島田市役所の主張通りに計算しているから、島田市役所は文句でないはず。
  がれき全体のばらつきを考えれば、16Bq/kg では済まされないはず。
  検証では、報道の15.0Bq/kg で計算してしまったが、16Bq/kg であれば、もっとひどい結果になる。

・焼却灰の64Bq/kgはキレート処理した灰で、全部の灰ではない。 灰の量や一般ごみのベクレル数や大気に出た放射能など詳細はHPで発表するそう。

  それを受けたら、また計算してみます。


さて、個人の意見の追加。

「バグフィルターは、早ければ3ヶ月で交換」という世界基準もあるらしい。

「放射性物質をバグフィルターで除去できるか?」

 そんな実験は歴史上、行われたことがない。「除去できる」と言いきる人は詐欺である。

 もしも島田市長が、

「バグフィルターがあるから大気中へは出ていない」

などと説明しても、誰一人信じない。実験されたことがないのだから、根拠は全くない。

 「セシウム原子と、バグフィルターの隙間の差」は、

「人間1人が地球くらいの大きさの穴を通るようなもの」

らしい。化学の専門家が言っていた。