カラーストーン

その美しさと選び方

ダイヤモンド以外の天然宝石を総称してカラーストーンと呼びます。一般的によく
知られているルビー、サファイア、エメラルドといった宝石の他にも多くの種類の
カラーストーンがあり、その色も赤、ピンク、オレンジ、グリーン、ブルー、水色など
バリエーションが豊富です。またそれぞれの種類のカラーストーンにおいても
淡い色調から濃い色調まで幅広く存在しているのも特徴です。

宝石の種類とモース硬度

モース硬度  1882年ドイツの鉱物学者モースによって考案された鉱物の硬さを表す基準。
ダイヤモンド10、コランダム(ルビー、サファイア)9、トパーズ8、クォーツ(アメジスト、シトリン)
7、フェルドゥスパー(ムーンストーン)など10種類の鉱物を用いて引っかきキズの有無により
得られた相対的な硬度。

天然石のみを宝石と呼び、宝石が貴金属地金にセットされたものや貴金属地金のみの
 完成品をジュエリーといいます。


合成石は、設備によって人工的に生産するので、宝石とはいいません

キュービックジルコニアやイットリウム・アルミニウム・ガーネット(YAG)、ガドリニウム
  ガーネット(GGG)は自然界には存在しない人造石で、宝石ではありません。

一般的にルビーやブルーサファイアなどは天然石の持っている潜在的な美しさを人為的に
 引き出すための加熱がされています。またエメラルドには無色のオイルや樹脂の含浸が
 行われていますが、これらはエンハンスメント(改良)として古くから世界的に認められてきました。

一方、着色、放射線処理、コーティングなどのトリートメント(改変)は、その宝石が持つ本来の
 性質とは関係なく化学的あるいは物理的方法により、人為的に色や外観を変えることです。