民商は、戦後間もなく導入されて、商工業者を苦しめた取引高税に反対し、これを1年余で廃止に追い込んだ運動の中から生まれました。私たちの島田民商は、今から26年前、この伝統を受け継いで、島田榛原地域の中小商工業者によってつくられました。
島田民商では毎月1回、地域単位でつくられている班で会議(班会)を開きます。この班会は、時々の商売や記帳などを進める上での注意点の説明があったり、参加者同士の情報交換など、商売人には得難い情報収集の場です。
民商は、役員になったからといって“役得”にありつけるといったことは一切ありません。役員は、あくまでも自分自身もその一員である中小商工業者の営業とくらしを守るために先頭に立ってがんばるのを何よりの誇りにしています。この意欲さえあれば、経験の多寡に関わりなく役員になっていただけます。役員は、県下や時には全国の仲間と交流する機会も多く、その気になればこの人脈が大いに商売にも役立つはずです。