宮本警部の殉職
東京都板橋区、東武東上線ときわ台駅で、踏み切りに入った自殺志願の女性を助けようとして、電車にはねられ死亡した警視庁常盤台交番勤務の宮本警部の事件で、07.02.15配信の"安倍内閣メールマガジン"は、世耕編集長が「東奔西走」に次のように記している。
<ここより>→ 数年前、安倍総理が官房副長官を務めていた頃に、私に以下のような話をしたことがあります。
「他人の生命を守るために犠牲になった人に対して、日本人はもっと敬意を払うべきだ。自分の生命の危険を顧みずに人のために行動するというのは大変勇気のいることだ。この勇気の後押しになるのが、人々の感謝と尊敬の念だと思う。特に警察官、消防士、海上保安官などは、公務として常に生命の危険と隣り合わせの仕事をしている。こういう公務の中で犠牲が出た場合には、国民全体でその勇気ある行動を称え、感謝しなければならない。」
いつもソフトな語り口の安倍総理が、非常に熱く、強い口調で語ったことが非常に印象に残っています。
今回、住民から慕われていた宮本邦彦警部が女性を助けようとして殉職されましたが、安倍総理は直ちに弔問に訪れ、「日本人として誇りに思う」と宮本警部の行動を称賛しました。一国のトップとなった今、率先してこういう勇気ある行動を称えなければならないとの決意を持っての弔問だったと思います。(せこう) ←<ここまで>
以上のようにあの弔問は、総理の日頃からの信念に基づくものであることを知り深く感銘致しました。