青山白雲 09.05.10/11下田 爪木崎海中水族館 

ゴールデンウイークと15日から始まる黒船祭りを避けて、その合間に妻と1泊で出掛けた。
 <コース>下田駅→爪木崎→間戸ヶ浜→下田駅→海中水族館→下田駅

下田

 第1日 5/10(日曜日)晴 伊東駅→下田駅→爪木崎→間戸ヶ浜(黒船ホテル泊)

   ↓爪木島
爪木島  今日は真夏の陽気になったが、風があるので楽だ。下田駅12:00下車、駅構内の食堂でラーメンを食べ、爪木崎行きのバスに乗る。

 一旦小さな須崎の漁港に立ち寄る。海の無い内陸部の子供達に漁村体験として、磯遊び、釣り、アジの干物作りなどをさせる修学旅行に力を入れており好評だそうだ。

 少し戻り爪木崎へ向かう。左手は延々と柵があり広大な森林に囲まれた須崎御用邸が続く。約20分で爪木崎着。爪木島手前の小さな海水浴場はエメラルドグリーンだった。

   ↓灯台
灯台  その先の岡の向こうには灯台が建ち、一帯はニホンスイセンの大群生地としてシーズンには人出が多いらしい。遊歩道も色々あり一度民宿でも泊ってゆっくり来たい所だ。

 この辺ハマダイコンが群生している。ダイコンの野生化したものといわれ、牧野博士によると肥料を与え栽培するとダイコンになるとか。

 今日は時間の関係で灯台まで行かずこの辺の散策にとどめた。爪木崎花園という無人の小規模の植物園を見る。キンギョソウ、ボリジ、アヤメ、ブルビネなどの花々。

   ↓ハマダイコン
ハマダイコン  温室にはアブチロン、ハイビスカス、ブーゲンビレア、パキスタキス、フェイジョア、エクメア・ファシアタ、カラテアの花々。ビカクシダ、トックリラン、バナナなどを見る。

 バスで戻り下田駅より2っ手前の間戸ヶ浜で降りる。下田湾に面して今日泊る黒船ホテルがあり、背後は07.12.05にロープウエイで登った寝姿山だ。国道135号線が通り道の駅や遊覧船発着場もある。

 黒船ホテルは、この辺に連なるホテルの中では創業は相当古いようだが、手入れはなされており感じの良い旅館だった。

   ↓ボリジ
ボリジ  こういう古い旅館に多い継ぎ足しで、私達の泊った部屋は7階まで行き、くねくね廊下を歩いた末また11階へと登った。最上階とて見晴らしよく静かだった。

 眼下は湾内を一周するペリーの黒船を模した"サスケハナ号"や、毘沙子島、犬走島などが一望だ。利島〜神津島からの"あぜりあ丸"も入って来た。

 夕食、大浴場など普通だが、食事は部屋だったが中居さんが忙しいらしく、これなら宴会場のほうが良かったかも。割と客は多かった。

 第2日 5/11(月曜日)晴 ホテル→下田駅→海中水族館→下田駅→伊東駅

   ↓ブーゲンビレア
ブーゲンビレア  今日は風が無いせいで凄い霞で、水平線も定かでなく遠景は全く見えない。宿のマイクロバスで駅まで送って貰い、バスで下田海中水族館へ。切符は宿で1900→1500円の割引券が買えた。

 トンネルを抜けると和歌ノ浦を仕切って作られた水族館に到着。アクアドームではイルカの芸が始まる。これはテレビでよく見るのでそれほど新鮮味は無い。浅いのでゴムの服をつけイルカに触れる体験もやっていた。

   ↓犬走島とサスケハナ号
犬走島とサスケハナ号  サメ、エイ、ウツボ、大小様々の魚の泳ぐ水槽では餌付けのショウを見る。エイが大きな身体で我々の方に口をむけ、目は反対側なのに飼育員のやる餌を器用に飲み込んでいた。

 この先でオットセイやイルカのショウが行はれたが、いずれも良く訓練されており面白かった。イルカは人間並みに賢いといわれるが、一寸した合図で実に良く動き、皆思わず拍手してしまう。

   ↓水族館
水族館  見物客の一人を舞台に上げて色々イルカとやり取りする場面では、イルカが差し出すボールを客が取り損ね落としたのを、直ぐ拾ってまた差し出したのには本当に賢いと思った。

 最後は記念撮影のためのポーズを、皆が撮り終るまで続けているのには感心する。我々は係員が撮ってくれた。

 あと皮膚の掃除をしてくれるというドクターフイッシュには妻が手を突っ込む。甲より掌のほうに良く来たそうだ。売店、食堂もあり子供連れにはとても良い水族館だ。

 ここで昼食にして帰途に就くが、途中にある了仙寺はニオイバンマツリ(アメリカジャスミン)の花盛りとて観光客で賑わっていた。  

<参照> 黒船ホテル サスケハナ号 下田海中水族館 了仙寺

 爪木崎コバルト色の海辺には浜大根のくびれし実あり

 海辺にて天草干せる漁師あり観光客も加はり展ぐ

 平成にお手植への松ありし苑御用邸迄来られし折か         09.05.10 

  前へ   上へ   次へ  目次へ   青山白雲  リンクへ