青山白雲 09.04.18伊東、冷川峠より大平山577.7m 

日曜日、晴
<コース>伊東駅→冷川ひえかわ峠→柏峠→大平山→丸山公園→伊東駅
 大平山は 直登 馬場の平経由で登ったが、今回は冷川峠からで、これで北より沢口峠〜大平山〜柏峠〜冷川峠〜古城山までと地図の赤線がつながった。
 
大平山
 
   ↓市界尾根縦走路
市界尾根縦走路  今日は春霞が物凄く遠望は近くの山がやっとで、海などは水平線が判らない有様なので富士山始め遠景は撮れなかった。

 8:10伊東駅発修善寺駅行きのバスは私を入れ乗客3人、途中からの2人は市民病院で降り、25分で標高360mの冷川峠に着き1人鬱蒼とした中に降り立った。

 古城山へは送電巡視路から登れるが、反対側に道は無く擁壁の切れた辺りから掻き登る。やがて境界杭を見付けると、尾根道らしくなりこれを進むが荒れており倒木が多い。

   ↓大平山
大平山  キランソウ、タチツボスミレ、そして名前に似合わず早春に咲くナツトウダイなどの花。シロダモが特徴のある白っぽい新芽をだらりと垂らして沢山ある。

 峠状の地点に出るが尾根へと登るとやがて平坦になり、東方下樹の間越しには環境美化センターの白煙が見られる。

 9:25大平山ハイキングコースの道標を見る。馬場の平からのもので、これより道は歩きやすくなる。直ぐ送電鉄塔の芝地に出ると、右に大平山、左に古城山が形良い。

   ↓古城山
古城山  この先旧柏トンネル上の鞍部を過ぎると、危なっかしい捲道を通過9:55中伊豆の望める休むに良い丸石のある地点で小憩。クロモジ、ヤマツツジの花々。

 10:05、四辻着(2.5万図柏峠の地点)。これより急登のすえ道標により右折急降。しばらくでキャベツ坂の印がある急登で間もなく富士山の見えるはずの展望地へ着く。前来た時に比べ丸太のベンチが二つとも壊れていた。

 11:15大平山。伊東港も肉眼では見えるが写真にならない。この辺ミツバツチグリ、ニガイチゴが多い。蒸しパン、バナナ、ゆで卵の食事の後家に電話し11:35下山。

   ↓ヤマツツジ
ヤマツツジ  前回沢コースを下りたが、荒れていて手こずり懲りたので尾根を下る。松川湖付近を観光バスで通った時ガイドがユーカリノキの林があることを説明していた。

 それと関係があるのか判らないが、今回自然林に混じって結構な数のユーカリノキがあるのに気がついた。

 最初樹の皮が削げ落ちているので熊か鹿と思ったが、上の方からだ。帰って調べたら、少し捩れながら成長し、樹皮が剥離するらしい。落ちた葉があまり見掛けない鎌形で、赤味を帯びて変色したのはとても綺麗で、どんな樹だと見上げて、他を抜きん出ているのに気がついたのだった。

   ↓大平山三角点
大平山三角点  江戸城用の石丁場跡を経ると、別荘地を左に見てしばらくで丸山公園に着く。例のバブル崩壊で頓挫したマンションは、鉄骨が解体され土台だけになっていた。

 園内にはカントウタンポポとシロバナタンポポが仲良く咲いていた。ここで時間調整すると良く、伊東駅には20分位だ。

   ↓丸山公園より
丸山公園より <コースタイム>伊東駅<:25>冷川峠<1:30>柏峠<1:15>大平山<1:00>丸山公園<:20>伊東駅

<歩いた距離>山道8km 車道2km 計10km
<使用地図>地理院2.5万伊東

<掛かった費用>バス 伊東〜冷川峠570円
<バス時刻>伊東駅4番線7:15、8:10分発修善寺駅行、次は11:40分なので一寸苦しい。


 

 倒木を迂回しつ行く尾根道に黒文字の花密やかに咲く

 来し方を振り返へり見ゆ古城山堂々として霞立つ中

 山頂で時折強く吹き抜けし風暖かく弁当使ふ

 身を捩り剥がれし皮のユーカリは樹々抜きん出て高く聳へり      09.04.18

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