青山白雲 08.10.28東伊豆町 細野高原から三筋山821m 
火曜、晴
<コース>伊豆稲取駅→細野高原→三筋山→大池高原→今井浜海岸駅

三筋山
 細野高原はススキの明るい草原で、三筋山頂まで続き広闊な展望は、生憎雲が出たり靄で今一だったが、又来たい良い山域だ。
 ↓細野高原と三筋山
細野高原と三筋山  7:43稲取駅着。海岸方面へと歩き直ぐで丁字路右折、道はこの先左右に分かれるが斎廣寺横の道を登る。やがて下ると突き当たり稲取小を回り込み登ってゆく。国道135号線を潜り何処までも道なりに行けばよい。

 とこう書くとすんなり行けたようだが、実際はこの辺で少し迷い地元の方に聞いて分かった次第。新しい地図を注文したのだが待てずに古いのを持って出掛けた。

 
細野高原と三筋山  市街地の細かい道の変化が分からず、妻に何で待てなかったのよと言われる。思い立ったら直ぐの性格だもので・・・。持って行ったのはS52年。帰ったら来ていたのはH20年。実に31年前の2.5万図だった!

 立派な農家が続く道を緩く登って行き愛宕神社、山神社と過ぎると、初めて細野高原3.2kmの道標を見る。2.5km標辺りで右下より沢音が聞こえ出しヒノキの一応手入れされた中を行くようになる。

 ↓風車
風車  "コラン・デ・セルジィエール稲取分譲地"という舌を噛む標示先で、1.7km標から平らになり明るい平地に出ると、ビニールハウスが沢山だ。左あざみ原分岐入口の壊れた道標があり、これより手入れの良いヒノキ林となる。

 伊豆フライトハウス、山菜管理センター、現在地標示板、W・C等のある丁字路右折、9:30明るく開け広々とした細野高原に前方三筋山を望み踏み入る。右は樹林より稲取ゴルフ場が垣間見える。

 ↓山頂
山頂  細野高原は三筋山を頂点に260haあるそうだ。ススキは屋根、飼料等に使われなくなり放置されているので、地元の人達が草刈や山焼きを行って保全の努力をされている。

 ここで見られた花々。ノコンギク、リュウノウギク、アキノキリンソウ、ノアザミ、ヤマラッキョウ、ツリガネニンジン、マツカゼソウ、リンドウ、コウヤボウキ等。

 ↓ガマズミ
ガマズミ  東屋、W・C等も所々にあり中々良いコースだ。中山1号、2号という小さな湿原があったが、先を急ぐので今日は割愛、この先色々分岐するが楕円形の"伊豆半島テクモグウォーク"という道標が頼りだ。

 "緑の日制定記念の森"の標示より右はランディング練習場、左はパラ練習場とある。テクモグは左をとる。吹流しが方々に立っていて、この草原はパラグライダーの楽しめる地帯でもあった。

 ↓リンドウ
リンドウ  10:00東屋のある小高い地点で一服、東南遥かに回転する巨大風車が3基。北東の稜線には回転しないのや、取り付け中のもの10基が望見される。

 景観や騒音で付近別荘住民と揉めたが建ってしまった。遠くから見るとそれ程でもないが、間近の方にとってはとても目障りだろう。音も夜など煩いかも知れない。エコ発電と景観問題の両立は難しい。

 ↓鉢の山
鉢の山  今日は展望は靄っていて伊豆七島は見えず、天城連山も雲中だ。10:40東屋のある駐車スペース4〜5台ある地点に登り着く。

 オフロード車が1台あった。下の方で追い越した車だ。山頂でも会わなかったので、八丁池への稜線へ行ったものらしい。これよりやっと木の階段の山道となる。

 11:00三筋山頂着。細長い50m位のアンテナが2基、展望台等、巣雲山に似るがそれに負けない良い展望の山頂で食事にする。ケイタイで家に掛けてみたが少し呼び出すが直ぐ切れてしまう。

 ↓ヤマトリカブト
ヤマトリカブト  これより大池高原へのコースに入る。軽い上下のある稜線漫歩の庭園状の道で、ガマズミの実、ヤマトリカブトが多い。

 先程と同じようなアンテナが1基。この辺は昭文社の地図に記載されている三角点のある三峰山811.8mだろうか。山頂らしくないので分からぬまま通過。

 パラグライダーが2機飛んでいる。気流に乗って何時までも上がったり下がったり、これは愉快だろう。西側、佐ヶ野川を隔てこんもり丸い鉢の山619.1mが直ぐそれと分かる。

 ↓ゴンズイ
ゴンズイ  12:15道は林道と変わり、土だったり、舗装されたり、それががたがたにひび割れて古かったり、真新しかったり、幅広くなったり、又狭くなるとごちゃまぜ継はぎの林道だ。

 大池という地点に出る。今井浜フライングスクールの平坦地が見えるのみで、高原というに相応しくない。センブリの花、シロダモ、ゴンズイの実を見る。

 現在地標示板に出ると林道も終わり田尻川沿いに道を下って行く。登りと同じように可愛い山神社があった。2:15見高入谷入口の信号で国道135号線に出る。

 ↓山神社
山神社  バス道路を下ってきたのだが途中近道を見逃し、そちらだと今井浜駅直ぐに出られたのだが、稲取駅との中間に出てしまう。煩く危険なトンネル等を延々歩き、それでも3:00には今井浜駅に着いた。

 いずれにしても大池高原は矢鱈林道が長いだけで、たいした事無いのでこのコースは勧められない。次は修善寺に出て八丁池口より稜線に取り付き、三筋山へと縦走し細野高原へ下るコースを計画している。 

<コースタイム>稲取駅<1:40>細野高原入口<1:20>山頂<1:40>林道終点<1:10>見高入口<:45>今井浜駅 計6:30
<歩いた距離>車道22km 山道4km 計26km
<使用地図>地理院2.5万湯ヶ野/稲取 昭文社8万伊豆
<掛かった費用>伊東〜稲取1150 今井浜〜伊東1330 計2480

 高原の薄一面光るなりしばし憩ひて風車を眺む         

 秋の陽の山道登る我が前を蟻がまだ餌を運び横切る

 山道にマムシ注意の標示あり逃げしトカゲに驚き竦む   08.10.28 

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