土曜、晴 <コース>伊東駅→市場入り口→ぼら納屋→門脇灯台→伊豆海洋公園→伊東駅
<コース>伊東駅→市場入り口→ぼら納屋→門脇灯台→伊豆海洋公園→伊東駅
7:55発海洋公園行を待っていたら、ドヤドヤと10数名の登山者が現れた。
バスが来ても乗る様子が無いので、一人乗車。同じ番線から8:00発車の天城高原行に乗り天城山縦走に向かう人達だった。本格登山はしばらくやっていないので、皆小奇麗な装備に感心した。
小さな富戸漁港や遊覧船乗り場を過ぎ、右より来た車道のT字路すぐ先にコース入り口の表柱があり、その先の目立たぬ草叢の中に入る。
少し下がると"ぼら納屋"。富戸港は江戸時代より紀州家と縁のあるぼら漁の伝統を持ち、ここは漁師が見張り、船や網の手入れをした場所とか。
現在昔の姿をそのまま残す建物は、食事処となっている。この先いよいよ軽い上下や曲折の続く遊歩道に入る。
鬱蒼とした樹々の中を歩くと時々開ける視界の先には、太平洋の波に洗われる溶岩のごつごつした断崖が連なり、前方には大島が今日は靄って微かに望見される。
樹種としては、クロマツ、ヤマモモ、ビャクシン、ヒメユズリハ等。
草本では、ツワブキ、イソギク、ハマゴウ、アゼトウナ、ハマアザミ、ツルナだそうだが、目立たない花を付けた多肉質のツルナを見付けた。
"磯菊の詩野箱"とは何かというと、伊東市で建てた和風観光トイレで、日本トイレ協会が日本一と発表したそうだ。私は使わなかったが他にも幾つかあるらしい。やがて吊橋があり渡ると門脇灯台。
灯台に登ると左右に連なるリアス式海岸、西に天城連山。東に大きく大島を浮かべた相模灘。ここは視界の利く冬に来たい。売店、駐車場があり、自家用車、観光バスで来ている。
9:30コース終点の広場に着きここから"伊豆海洋公園"に切符を買って入る。
アサザの浮かぶ小池より右へ下ると"アジサイ苑"に着く。03.03.02妻と来た時は花は未だのせいか記憶に無い。アーチまで出来ている。シーズン中だけ開園かもしれない。
面積的には小さいがヤマアジサイ、ガクアジサイの原種が200種3000本あるという。
製作中の札も見受けられ、片端からこれはと思う花を名札と共にデジカメに収める。
ここを出て園内の草木を見て回る。
草花ではカンナ、ビロードモウズイカ、ローズゼラニューム、ペロペロネ、ハナキリン、シモツケ、パンパスグラス等。樹々ではアコウ、オンブー、フクギ、ジャカランダ、ブラシノキ、グレビア・バンクシーが、シダではリュウビンタイ、ヒトデカズラ等の大きいものが印象に残る。
海洋公園はさして広くは無いが、海に面して階段状に草木が植えられ大島を向かいに中々気持ちの良い所だ。
広場にはレストランもあるが早いので一服の後10:52のバスで伊東駅に戻った。この次は海洋公園より更に西に続く約6kmの"城ヶ崎自然研究路"に行こうと思っている。
<コースタイム>伊東駅<:30>市場入り口<:30>門脇灯台<:30>海洋公園<1:00><:40>伊東駅 <歩いた距離>3km <使用地図>昭文社 8万伊豆 <掛かった費用>バス 行き700 帰り820 海洋公園500 計2020 <バス時刻>伊東駅発 海洋公園行き 3番線 7:55 8:55 9:55 10:45 海洋公園発 伊東駅行き 10:01 10:52 11:36 12:25 13:32 14:35 15:49 伊豆高原駅経由シャボテン公園行き 10:00〜16:00 30分間隔 (東京方面へはこれで伊豆高原駅に出るのが良い) <参照>IZUNET 伊豆海洋公園
海に向け大砲のありそのあまり小さきに驚きいにしへ想う
灯台に登りて見れば大島を霞み望まる海の彼方に
潮風の海沿い道は木漏れ陽で姫譲葉の群落を行く
色々の公園の花並び咲き雛壇の如海に面して 08.06.14
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