青山白雲 07.11.13伊東 大室山579.6m →鎌田城山318m
火曜日、快晴
伊東に来て富士の見える山として、小室山、大平山、扇山、巣雲山と登って来たが、全て雲と靄で不良だった。昨日、今日と久し振りに房総半島迄良く見えるこの快晴を逃さず出掛けた。

<コース>伊東駅→シャボテン公園→大室山→奥野ダム(松川湖)→鎌田城山→八代田→伊東駅
  大室山→鎌田城山
 伊東駅9:25のバスで、終点のシャボテン公園10:05下車。目の前には巨大なお椀を伏せた形の火山、大室山が聳える。

 毎年2月行われる山焼きを、 05.02.13反対側のシャボテン公園から見物した。

リフトで登る。往復420円というので片道はと聞くと、高い山なので片道は無いのですという訳の判らない返事だ。

 地図ではさくらの里へ下りる道があるのでと思ったからだが、そんな道は無く嫌でも往復させられる。

 リフトの横に道らしきものも無く停まった時は如何するのだろうか。

 ともあれ登り着いた頂上からは、360°の大展望が待っていた。

 富士は勿論、相模湾に浮かぶ初島、大島それより先の伊豆諸島が一望され、背後には矢筈山を前景に天城連山、そして西伊豆の山波。沢山の観光客に混じり大満足だ。

   ↓伊東マリンタウン遊歩道より大室山  伊東マリンタウン遊歩道より大室山
 山体はびっしりとススキに覆われ穂が光り輝く様は美しい。山頂と火口は芝地になっている。1周1km。

 眼下には森の中に点在する伊豆高原の別荘が展開する。戻ってリフトで下山、さくらの里へと歩き出す。下から大室山が光るススキに覆われた所を写す。

 サクラの時期には色々の品種が楽しめる、さくらの里公園を過ぎると駐車場より北上する道を約1km、松川湖への道標より左の道へ。

 少し緩く登ってからは小沢沿いの下り一方で、ベンチ、テーブル等整備された快適な車道になる。ノハラアザミ、ノコンギク、リュウノウギク、アキノキリンソウ、リンドウの花。フユイチゴ、マムシグサの実を見る。

   ↓大室山より愛鷹山と富士  大室山より愛鷹山と富士
 12:09松川起点の表示のある地点に着く。直ぐで松川湖周遊の道に出た。少し先が湖に面して広々とした芝の広い苑地で、ここでお握り、バナナ、ゆで卵の昼食。

 ピクニックの家族連れや、釣り糸を垂れる人達。車もここ迄入れる。西北に堂々と聳えるのは古城山だろうか。

 これより車道は行かず、公園の端より湖に沿って気分の良い道を行く。1:20奥野ダム着、管理事務所より下ると中伊豆バイパスに出、右少しで向かいの資材置き場にある、鎌田城址ハイキングコース入口の道標より薄暗い林内へ入る。

   ↓伊豆高原と大島 伊豆高原と大島
 しばらくは沢沿いのごろ石で歩きにくいが、やがて沢を離れて確りした道となる。シロダモの花やムラサキシキブの実を見ながら、1:45八代田、城山分岐に着く。

 右折15分で壊れた社のみが在る展望のない城山山頂。樹に着生したマメズタがあった。丸こい栄養葉ばかり見てきたが、ここでは胞子葉が見られた。

 分岐に戻り落ち葉を踏みしめ14:46八代田集落へ、伊東市内とはとても思えない山間の孤立した集落だが、少し先には幹線道路が通じ大きなホームセンター等が出来ている。下八代田バス停より伊東駅へ戻る。

    ↓矢筈山と天城連山
矢筈山と天城連山  今回ウォーキングシューズで出掛けたが、後半の城山は標高300mとはいえ山道とて脚より靴に可哀想で、矢張り山靴で来るべきだった。

 城山は終始鬱蒼として展望ゼロなので、前半だけにする場合は、奥野ダムより1.5km歩くと城ノ平バス停に出られる。。その場合車の激しい中伊豆バイパスを避け、ダムより下る道を選ぶと良い。

 <コースタイム>伊東駅<:40>シャボテン公園<:10>山頂一周<:35>下山<:20>松川湖入口<1:10>松川湖<:40>奥野ダム<:40>鎌田城山<:50>下八代田<:15>伊東駅 シャボテン公園→下八代田、合計3:30

    ↓松川湖への道
松川湖への道  <歩いた距離>山道3km 車道、遊歩道11km 合計14km

 <使用地図>地理院2.5万 天城山/伊東

 <参照>伊豆ネット 松川渓谷コース 鎌田城址コース

 <追記>鎌田城山は展望ゼロだったが、撮った写真を見ると少し先下がった所に切り開きがある。

 波の如大室山の原戦ぎ芒光りてきらきらうねる

 点々と崖より垂れし冬苺歩む我が道木洩れ陽に映ゆ

 林内の暗き狭間に蝮草赤き実付けてぬっと立ちたり  07.11.15 

 

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