青山白雲  03.09.29伊東 大平山 577.7m
  月曜日 晴 単独
<コース>伊東駅→丸山公園→大平山→沢口峠→伊東駅

 会社勤めを辞め赤帽軽運送という自由業になり、何時でも山に行けると喜んだが、競争の激しい業界とて自由に休めず、何時しか山から遠ざかって仕舞った。深田100名山と中高年登山ブームに入る頃だった。その仕事も辞め年金暮しとなった。伊東に温泉付住宅を手に入れ、8年振りで近くの山に出掛けた。

大平山
  ↓丸山公園
丸山公園  家をAM9:00出発、大平山は住んでいる伊東の山だから時間は充分余裕だ。伊東駅より南下、小沢川沿いに右折住宅地の中を緩く登って行く。近くの人3人に道を聞く。公園の標示は入口しか無かった。

 1人の男の方に「私は他からだが公園から登れます、良い山ですよ」と言われ、区分地図帳に破線が載っているが、地理院には無かったので安心する。(尤も91年発行だが)

 丸山公園は駐車場やトイレのある山裾を利用した手入れの行き届いた所だった。尾根と沢コースがあり、尾根にする。我家と同じ小規模別荘地らしいのが隣に続き、高みには頓挫したらしい10階建位の鉄骨が雨曝しだ。

   ↓廃墟
廃墟  園内の整備された道も終り10:00山道になる。落枝が多いが歩きにくい程ではない、定かで無い幅広尾根も境界杭、赤テープ、ロープ等に助けられ大丈夫。しかし570m余とはいえ海抜4m(公園でも100m)からなので鈍っている身体には応えた。

 "江戸城築城用石切丁場跡"に着き、解説板をデジタルカメラで写しておく。山を始めた頃より年月が経ちパソコン、デジカメ、ケイタイと文明の利器を駆使している。私のケイタイは初期のものだが、今はGPSとかで人工衛星で位置を知ったり、写真を撮って送信出来るケイタイが普通になって来た。

石切丁場跡

 カンアオイを3種見る、帰って色々の図鑑を引っくり返したが判らない。インターネットで調べたら葉での判別は変異が多く無理、大体素人は難しいとある。他にノコンギク、ノアザミ、ミズヒキの花々。
    ↓中伊豆の山々
中伊豆の山々  11:15、577.7mの大平山々頂へ、南方伐開され伊東市街、港一望だが今日は靄っている。家へ電話、早いので妻は驚く。安全圏の林道に出たら再度電話する事に。パン、バナナの食事。

 11:30出発、樹に解説板が括ってある。沢コース分岐(ここを曲れば良かった)を過ぎ直ぐ西〜中伊豆の山々の展望地あり、雲や靄が無ければ上に富士が姿を見せている筈。柏峠分岐で直進の道に入る、大昭和製紙の立入禁止看板あり。相当下るのでこれは変だぞと引き返す、大分ロスした。先程の2っの分岐が市町界尾根だった。

 沢分岐を過ぎると赤テープのみになる、ほぼ平坦な尾根で幅広部分では左寄りに行く事。西面は大昭和の放置杉、展望は無い。13:45林道、沢口峠に出た。家に報告、痛い脚を励まし7km余を1:15で下る。
    ↓開拓道路より伊東港
開拓道路より伊東港  タマアジサイ、ヤマアジサイ、マルバハギ、ヤマホトトギス、ツリガネニンジン、ヤクシソウ、ヒョドリバナの花々。途中又温泉入れといてと電話、便利だ。今迄は更に電車の立ちんぼを覚悟していたのに。

<コースタイム>出発9:00→公園9:45→山頂11:15〜11:30→展望地11:40→引返し12:10→沢分岐13:00→沢口峠13:45→帰着15:00
<歩いた距離> 山道 7km  車道 11km 計 18km
<行動時間>  9:00→15:00 歩行 5:30 休止  :30 計  6:00


<掛かった費用>¥0
<使用地図>  地理院 2.5万 伊東
<地名の異称> 大平山→椎峰
沢口峠:自転車でツーリングされている三上昭さんのホームページ峠の世界 によると市役所、地元でも大部分判らず数人が沢口峠と答えたので一応仮称。

 寒葵点々と在り山路の外れ昔(いにしえ)石丁場跡

 大平の頂着きて樹間より伊東の港霞みて見ゆる

 山頂に登り着きたり初電話妻に伝へぬ霞む景色を

 海の見ゆ林道に無事下り着き携帯で知らす我家の妻に

 携帯でお風呂頼むと妻に告げ開拓道路早や駆け下りぬ       04.03.20

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