青山白雲  95.05.03丹沢 鐘ヶ岳561.1m 北尾根
水曜日、憲法記念日 曇 単独
<コース>本厚木駅→別所温泉入口→鐘ヶ岳→広沢寺温泉入口→本厚木駅

 三峰山をヴァリエーションルートから目指したが、悪天候で中止、鐘ヶ岳北尾根に向かう。別所温泉入口下車、コンビニ横より入り100m位で道標により、手入れされた気持の良い山道になる。早速ハンミョウの御出迎え、この辺一帯は多いのだろうか、私のメモでも谷太郎川、鐘ヶ岳、三峰山等々再三登場している。

鐘ヶ岳北尾根

 沢の合流点で真中に渡ると直ぐ右上へと分かれる道を登る。クサイチゴ、ニシキゴロモが咲き、ウグイス、オオルリが囀る。鹿除柵を経て7:22峠に着く。山々はガスっており三峰山の山裾のみ見え、谷太郎川の瀬音が届く。北一の瀬、南鐘ヶ岳へ至る道。御握りを食べて谷太郎川へと下る。

 直ぐ真新しい小祠がある。川辺にはグループ所有の山荘が在り、飛石伝いに対岸へ、権現橋脇の林道に出た。車が続々上ってくる。登り口を捜しに少し行き掛けたが、小雨が大分降って来たので藪コースでもありあっさり中止とする。しかし車の多い林道をどちらに行くのも厭で思案の末、鐘ヶ岳北尾根にした。

 このコース以前山頂より探ったが自信なく止めたが割と楽に歩けた。峠に戻り大石の傍を通過、尾根上のピークを西より捲くと東より良い道が上って来た。沢分岐で其の侭直進の道だろうか。キランソウ、タチツボスミレ、マムシグサ、ギンリョウソウそしてモミの大木のあるピークに着く。カンアオイが多い。9:14、420mピークに着く。その侭下るのは支尾根ではないかとコンパスを振ると、鐘ヶ岳方面は右斜めだった。ビニールの白や赤のテープも頼りになる。やがて小広い峠に出た。モミの大木が何本かあり小祠と谷太郎川への道標、西南は伐採植林され鹿柵で囲まれている。

 一服の後中へ、スギと広葉樹が交互に植えられている。急登の末柵外へ、ジュウイチの鳴声を初めて聞く。ミヤマシキミの花あり。細かい白赤、帰ってから調べたが雌雄異株で色々図鑑を引っくり返したが実ばかりではっきりした事は判らない。頼りない踏跡だがテープには助けられる。東方鹿柵沿い所々展望地もあり10:12には小広い鐘ヶ岳山頂へ、ガスの中だが静かだ。少憩の後いささか早いが下山に掛かる。過去3回来ているが全て東の登拝路よりだ、逆だと急で奥行きの狭い石段は怖い。

 人気が出たと見え、ぬかっていると思ったら、果して次々登って来るわ、1:30の間に擦違い続けた人の数、数100人を越す。77.09.11の時は、がんじがらめの鹿柵を乗越え蜘蛛の巣を払って登った。又樹木には厚木市の名札があったが、今は一つも見られない。40もの石塔も倒れたのが多く感じが違うのは逆コースのせいばかりでもないようだ。ヤマツツジ、ヤマブキの花を見る頃、開け放たれた柵の戸より山門へと出る。何時見ても好もしい上谷戸集落が一望されるが、雨が激しく降って来たので傘を差す。合羽姿で引き返して来た人もいるが、傘を差して未だ続々登って来る。12:40帰着の新記録? で今年初のハイキングは終わった。

<コースタイム>出発5:13→本厚木駅6:12→別所温泉入口6:45→峠7:22→峠9:28→鐘ヶ岳10:12→広沢寺温泉入口11:24→帰着12:40
<歩いた距離>山道8km 車道1km 計9km
<行動時間>6:45→11:24 歩行4:10 休止:30 計4:40
<掛かった費用>¥1220
<使用地図>地理院2.5万 厚木
<参照>新ハイキング誌 No.353 鐘ヶ岳北尾根
        〃       No.460 別所温泉〜三峰山Vコース
    77.09.11鐘ヶ岳  82.08.08鐘ヶ岳→日向山  89.10.10鐘ヶ岳→日向山

前へ   上へ   次へ  目次へ   青山白雲  リンクへ