94.08.15〜16 富士山 3775.63m 月/火 1泊2日 単独 <コース>河口湖駅→新5合目→山頂(泊)→剣ヶ峰→御殿場口→御殿場駅
79.08.18富士山に登ってもう15年が経った。今年は猛暑の連続で計画した北アも行くのが厭になって仕舞った。それで前回は雲が湧いて景色今一だった事だし、連日晴天のこの際再びそして最後の積りで出掛けた。
第1日 8/15 月曜日 快晴 河口湖駅→新5合目→山頂、山口館泊
10:00新5合目着、下山者が続々の道を馬も約1km往復している。観覧車を含め10頭位か¥11000という! 登るに連れ背後に山中湖が大きく姿を見せる。メボソムシクイがちちりちちりと鳴く。花はオンタデ、メイゲツソウ、ミヤマオトコヨモギ、イワツメクサ、ミヤマアキノキリンソウ、ヤハズヒゴタイ、フジハタザオ、ヤマホタルブクロ、トモエシオガマ。11:40、7合目の鎌岩館でカップヌードルを買う。前回と違い渋滞は無い。日差しは強いが風が適当に吹き助かる。14:00には陽も山の向こうに隠れ急に寒くなりヤッケ、手袋を着ける。
8合目辺りで疲れと薄い空気でふらふらになるが、前後する人々もほぼ同じらしい。前回下った右手吉田大沢の砂走りは、大落石に依る死傷事故で通行止となり、反対側のブルトーザー荷揚道利用のじぐざぐコースになった。それで今度の下山は御殿場口を予定した。
16:40山頂へ、直ぐ旅館の人が寄って来て山口館に案内される。寝床を決めたら直ぐカレーの夕食となる。この後一寸外を見に出たが、ぞくっと寒気がしたので布団に入る。気分が悪くなり暫くすると手足の感覚が無くなる。心臓も時々ちくちく痛む。高い所で寒い時食事の後胃に血液を取られた為らしい。指先が白くなるのはよく経験しているがその酷い状態だろう。只管安静にして約3時間で回復した。高山病はこの時点では出ず、翌日軽い頭痛で済む。酸素の缶詰を売っていたが。
第2日 8/16 火曜日 快晴 山頂御来光→剣ヶ峰→御殿場口砂走り→ 前回時計回り外院コースだったので、反時計で内院を歩く。火口に下ると見渡す限りごつごつで秀麗な山ととても思えない。最高点で居合わせた方にシャッターを御願いする。測候所の展望台より西の雲海上に長々と影富士を見られた。
5:50充分満足して御殿場口へと下山。パラグライダーが翔んでいる、富士からは愉快だろう。このコース素晴らしい景色を眺めながらで、特に宝永山辺りから始まる約4kmの砂走りは結構体力を使うが、海、愛鷹山、箱根、丹沢、山中湖を眺めながらの雄大なもので一番のコースではないだろうか。
双子山近くに来るとオンタデ、メイゲツソウ、フジアザミ等が群生、8:50大石茶屋に下り着きラーメンを頼む。バスは間があるのでタクシーに乗る。運転手の話ではスキーのリフトを外した事、須走口が整備され小富士に人気が出ている等を知る。御殿場線車窓から見えた赤褐色の富士は随分と高くあれを上下したのかと感慨を新たにした。(21日平年より44日早い初冠雪あり)
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