94.04.03御坂 茶臼山948.3m→日影雁ヶ腹摺山1014.1m 日曜日 快晴 単独 <コース>勝沼ぶどう郷駅→茶臼山→大沢山→二本木山→日影雁ヶ腹摺山→甲斐大和駅 勝沼ぶどう郷駅に独り下車、南アルプスが一望だ。葡萄畑の中を南下、中央道の先で畑も尽き沢沿いの山道になる。間も無く右岸へ、やがて不明となるが左へ適当に登ると道が断続する。国調境界杭というのも目印になる。深い落葉を踏み高みの鞍部を目指して登って行くと、大振りの花のカタクリの群落あり。 8:35鞍部到達、801mピークに行ってみる。南ア北部、奥秩父、大菩薩が展望。戻って緩く登って行くと、東方伐採となる。藪酷くなるが尾根を外さぬようにする。風の音が凄い。スミレやクロモジ、ダンコウバイの花に目を留めながら茶臼山の西尾根にやっと出た。 9:20小広い平地で疎林の好もしい茶臼山頂着。"大龍王"の文字のある石碑が甲府青年会議所により建てられマンズワインが一本供えてある。南下、鞍部二つ越し登った所で西より高年夫婦が杖を突いて現れる。下の道に車を置いて登り茶臼山往復との事。フキノトウがぼつぼつ出ている。 不確かな道を兎に角上へ、図根三角点のある大沢山は伐採で北側大展望だ。少し戻って心細い道の藪に入ると幅広尾根になった。マツが多くなると行手に北西面が伐られた、これも展望良さそうな二本木山らしいのが見える。
道不明低いマツとススキを掻き分け大苦労の末急登、10:52二本木山へ。今日一番いやこの辺から一級品の迫力ある南アの展望だった。八ヶ岳、奥秩父も申し分ない。風音は相変わらずだがその割に風当たり少なく、食事、日向ぼっこの昼寝にする。
11:30出発、直ぐ京戸川林道に下り立つ。長閑な林道を疲れた脚を引き摺りながら緩やかに登って行く。分岐の右を行くと道終了、尾根に藪を分けて50mはきつい。右京戸山、左雲母山を左へ。切開かれた境界杭の道は何時しか雲母山と別れ、82.06.06逆から来て見覚えある地点に出、北上する。
やがて辿り着いた日影雁ヶ腹摺山は、大菩薩が望まれ何の標示も無い。暫くは西側マツと下草が手入れされた疎林が続き感じの良い稜線だ。TV-ANT設置中の辺りより道は定かでなくなり、急降で送電鉄塔に着く。下に見える中央道は笹子トンネル事故とかで上りは三車線全く動かない。
それを跨いで長柿集落へ、畑仕事のおばあさんに道を聞き甲州街道に出、甲斐大和駅へ向かう。喉がからからになり自販機でジュースを飲みタッチの差で電車を逃がす。然し混んだ後からがら空きの臨時が来て良かった。今回腕時計式高度計を使用したが、指示がだんだん低くなり?安定感が無い。見るのは便利なのだが。
<コースタイム>出発4:40→勝沼ぶどう郷駅6:49→801mピーク8:35→茶臼山9:20→大沢山10:04→二本木山10:52→11:30→日影雁ヶ腹摺山13:30→甲斐大和駅14:50→帰着18:00 |