青山白雲
  93.10.23大菩薩 お坊山1452m→笹子雁ヶ腹摺山1357.7m
土曜日 晴 単独       お坊山南尾根より笹雁山北尾根へ
<コース>笹子駅→東峰→お坊山→米沢山→笹子雁ヶ腹摺山→甲斐大和駅

お坊山→笹子雁ヶ腹摺山

 6:38笹子駅下車、甲州街道を西に400m、左に変電所を見て少し先の日向橋で笹子川を渡る。道はYをを左上へ高速を潜り沢手前で左岸を行く。やがて沢を渡り右岸へ。ノコンギク、ナギナタコウジュ、アキノキリンソウ、ミズヒキ、イヌタデ、リュウノウギク、キツネノボタン、ヤマセリ、シラヤマギク、ヤクシソウ、ママコナ等夏の終りと秋の花々。

 道はじぐざぐで尾根に出、7:17、819.9m三角点のある送電鉄塔に登り着く。オケラ、コウヤボウキそしてオトコヨウゾメの実。これよりは全山でドングリ、ヤマボウシの落果が見られた。鹿、猪の糞も見る。藪っぽい道は、やがて幅広尾根の急登となる。(逆ならコンパスを振り左加減で下る)

 9:08お坊山東峰、紅葉から落葉に進行中の明るく静かなここで一休み。リンドウ、オヤマボクチ、ヤマトリカブト、ヤマハハコ、ヤマアジサイ。10:13米沢山、急降の末南方展望台へ、食事と昼寝。笹雁山よりの中年男性現わる。北尾根下りた事ある由、道は良いが林道歩きが長くてと言う。

 11:42笹雁着、北へと下る。緩やかな良い尾根で急な所は木段がしつらえてある。No.208鉄塔は大きな芝地で、西南の高みには笹雁西鞍部のNo.209鉄塔が見える。ここだけカンタンが鳴いていた。送電線は大菩薩方向へと靄の中に消えている。北西には甲州高尾山が望まれるが、好展望と引き換えに電線の帯を延々と見せられる仕儀だ。

 森へ入ると石碑を見る、字が判らない。ヤマドリを驚かせながら下り続けると、左伐採中でそこよりのケーブルウインチを跨ぎ急降すると林道に下り立った。右少しで小社があり沢沿いに林道を下って行く。道は採石場の中に入りダンプやショベルカーの活動する中を怖々抜けると甲州街道に出た。

 スピードの出た車に首をすくめて端歩き、辿り着いた初鹿野駅は甲斐大和駅と改名されてしまった。ここは旧甲州街道駒留宿だが、11年前南西の日影雁ヶ腹摺山に登った時数人の女学生におはようございますと声を掛けられた覚えがあるが、今日も一女生徒が今日はと挨拶して呉れた。

<コースタイム>出発4:40→笹子駅6:38→お坊山9:27→米沢山10:13→展望台10:40〜11:04→笹雁山11:42→甲斐大和駅13:45→帰着15:40 <歩いた距離>山道10km 車道6km 計16km
<行動時間>6:38→13:45 歩行6:00 休止1:00 計7:00
<掛かった費用>¥2350
<使用地図>地理院2.5万 笹子
<参照>新ハイキング誌No.455 お坊山南尾根(松永氏)

前へ   上へ   次へ  目次へ   青山白雲  リンクへ