青山白雲
  91.05.04丹沢 辺室へむろ644.3m→大山1251.7m   何れも北尾根より
土曜日、国民の休日 快晴 単独
<コース>本厚木駅→土山峠→辺室山→物見峠→一の沢峠→大山→大山ケーブル→伊勢原駅

辺室山→大山  折角早く出掛けたのにバス便が悪く、本厚木で1:00待たされる。それでも土山峠に8:00には着いた。これより北は宮ヶ瀬ダムが出来、様相は一変しつつあるらしい。この辺も整備されたとかで道標、木段完備。新緑真っ盛りを登り始める。

 タチツボスミレ、クサイチゴ、チゴユリ、コスミレ、ツボスミレ、ミツバツチグリ、マムシグサ、ナルコユリ、ニガイチゴ、ヤマブキ、コゴメウツギの花々。鳥ではウグイス、イカル、ジュウイチ、ツツドリ。86.04.06川弟川を隔てて見たスギ林。3/23雪害でやられたまま未だ放置されている。

 モミの大木が点在する中ギンリョウソウを見掛ける。小祠があり西側下に林道工事中、東側は山頂迄鹿除柵。木の間より時折華厳山が東方に望まれる。この山域タマノカンアオイが非常に多い。標高600m余でもキランソウが見られた。

 9:00辺室山着、三角点の少し先が小広い山頂で、東と北が少し開けている。642m峰の先では仏果山がガレ場を見せ形良い。小祠先より左折直ぐが西に主脈の見える物見峠、この辺コナラ、ヤブツバキの花。物見沢へと下る。キケマン、ムラサキケマン、ヤマルリソウ、ウワバミソウ、ヤマブキ等。

 沢山ある桟道がすっかり新調された。沢を幾度か渡り返すこの辺、変わった点は鹿除柵を丸太で何回か乗越す事、高みに迫った林道等。10:48ハルユキノシタ咲く黒岩着。これより登りは林道を横切りテーブルのある一の沢峠へ、ここから大山北尾根へ取り付く。

 ↓物見峠より表尾根
物見峠より表尾根  81.10.10約10年前ここを登った時より長く感じたのは、年のせいか13分余計だった。でも素晴らしい原生林(一の沢考証林)に変わりは無い。モミの大木に捲き付く蔓の太い事。上を見上げると6m位の所にサルノコシカケがある。寄生のマツグミが赤青の実を付けて落ちていた。

 12:28、913m峰着、鉄塔芝地で食事と昼寝しばし。水干の頭辺、センボンヤリ、トウゴクミツバツツジ、ヤマザクラ、チョウジザクラ。そして岩間にニシキゴロモが可愛い。コスミレとアセビの大木が多い。幅広のこの尾根は1000m圏とて未だやっと葉が展開中だ。

 ↓一の沢考証林のモミと蔓
一の沢考証林のモミと蔓  山頂の電波塔が望見される頃、西の大ガレより彼方に主脈が雄大だ。やがて笹薮に突入、約100mで大行列中のトイレ裏に出る。一帯にはざっと100人以上居て猶続々と登って来る。下社へと下山、人で埋りケーブルは200人余が待ち、諦めて歩いて下る人々で道も渋滞。バス待数100人で臨時バス、しかし道が狭いので中々進まない。大山々頂迄1人も逢わなかったのに。

<コースタイム>出発5:55→本厚木駅6:25→土山峠8:00→辺室山9:00→物見峠9:47→黒岩10:48→一の沢峠11:15→913m峰12:28〜13:05→大山14:45→下社14:47→大山ケーブル16:40→伊勢原駅→18:35→帰着19:10

<歩いた距離>山道17km 車道1km 計18km
<行動時間>8:00→16:40 歩行7:20 休止1:20 計8:40

<掛かった費用>¥1420
<使用地図>昭文社4万 丹沢  地理院2.5万 上溝/大山/厚木

<参照>76.11.03物見峠→一の沢峠→ヤビツ峠
       78.04.30鍋嵐→辺室山
       81.10.10大山北尾根
       84.05.27大山北尾根(2)

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