青山白雲  90.08.15奥多摩 笹尾根縦走
水曜日 快晴 単独             小棡こゆずり峠→三国山
<コース>五日市駅→笛吹うずしき入口→小棡峠→土俵岳→日原峠→浅間峠→熊倉山→三国山→石楯尾いわだてお神社前→上野原駅

笹尾根縦走

 猛暑が続きグッタリ、しかし山には行きたい。そこで北アの計画を止め奥多摩にする。直前に少しジョギングしたが連日の暑さの中で仕事に追われ、体力に自信が持てないからだが、この暑さでは低山にもそれなりの厳しさがあった。JR古淵駅が団地より歩いて15分の近くに出来て、始発に間に合わすのが楽になった。

 暑いが澄み渡った青空の下電車は五日市駅へ、ハイカーは殆んど見掛けず釣人がちらほら。それも話を聞いていると近間の人らしい。出掛ける度にバスが不便になっている。数馬行はまるで無いので、30分待ちで笛吹行きに乗り入口で下車、明るい笛吹集落へと林道を登る。

 10体程の馬頭観音が並ぶ先、笛吹、小棡分岐を左へ。ハエドクソウ、シラヤマギク、ソバナ、ツリガネニンジンの花々。全行程でミンミン、ウグイス、ヤブサメそして遠くでアオバトが鳴く。9:10小棡峠着。笛吹より差500m、2時間余だった。
 ↓奥高尾方面
奥高尾方面  これより笹尾根縦走へ、キンミズヒキ、オオバギボウシ、オミナエシ。10:40土俵岳着、ヒノキが2〜3mに育ち樹の間越しの展望になっていた。

 9:57日原峠通過、ミズヒキ、アキノタムラソウ。南方大展望地を経て10:42浅間峠に、ふれあいの道になってから樹々が切り開かれここの幽邃な雰囲気が失われた。ゴミも多い、

 でも今日は静かだ。11:42熊倉山、木陰で食事。センブリ、タカトウダイ、ノハラアザミ、コオニユリ、ヒヨドリバナ、オカトラノオ、コアジサイそしてオオルリが鳴く。藪っぽい、夏は人が少ないので忽ちこのようだ。

 若い男性と擦れ違ったのが、最初で最後の出合いだった。素晴らしいですねとか、珍しいですねと言っていたが、人の来ない時期なので後者と思ったが、三国山頂に来て見ると何回か来た今迄と違い靄ってなく、雄大な景色に、この事を云ったのかもしれないと考えた。雲は盛んに湧いているが丹沢、道志、御坂、大菩薩、奥秩父の山波と富士。申し分ないパノラマだった。
 ↓甘草水
甘草水  雷雲も出そうに無いのでこの侭充分相模湖迄行けるが、疲れたので下山にした。

 幅広の桜並木の道だが、最近異常人気で往復が多く、赤土剥き出しで昨日の雨で滑る。

 途中甘草水に初めて立ち寄る。痺れる様な冷たい水で生き返る。ポットに御土産。86.01.12の暗い時でさえちゃんと下りた、軍刀利ぐんだり神社への道を見落としたのは不思議で、佐野川峠より下る。

 ホタルブクロ、フシグロセンノウ、ノブキ、ゲンノショウコ、フジカンゾウ、マツカゼソウ、タマアジサイ。石楯尾神社バス停で待っていると、練馬ナンバーの車に和田峠を聞かれ地図で説明する。五日市と上野原を結ぶ"甲武トンネル"が出来たのでこの辺初めての車が迷うようだ。

<コースタイム>出発4:40→五日市駅6:10→笛吹入口7:35→小棡峠9:10→浅間峠10:42→三国山12:35→石楯尾神社前14:05→上野原駅14:55→帰着16:20
<歩いた距離>山道17km 車道2km 計19km
<行動時間>7:35→14:05 歩行5:40 休止:50 計6:30
<掛かった費用>¥2480
<使用地図>昭文社4万高尾/陣馬 地理院2.5万猪丸/五日市/上野原/与瀬
<参照>78.05.28三頭山→小棡峠
      78.08.27笛吹峠→相模湖
      83.11.20松生山→万六の頭→三国山
      85.04.14鳥屋戸浅間
      86.11.02丸山→相模湖

前へ   上へ   次へ  目次へ   青山白雲  リンクへ