滝本よりケーブルに乗る、妻と来て馬頭刈尾根に行ったのは9年前だ。紅葉は未だ少し早いようだ。リンドウ、ノコンギク、セキヤノアキチョウジ等の咲き残る中山上へ、ガスが濃い。ハウチワカエデの大木が1本丈紅葉していた。タマアジサイ、ツリフネソウを見る。
下ってビジターセンターに寄る。ストーブが入っていた。山の動植物、鉱物等の展示、解説。ツキノワグマ、タヌキの剥製、鳥の巣、巣箱そして山駕籠迄あった。玄関には現在この地で咲いている花が活けてあった。
賑やかな日の出山へのハイカーや観光客と別れ、静かな裏参道の下山コースに入る。等高線沿いで原生林の良い道だ。然しトチノキの黄葉位で、カエデ科の紅葉はこの辺未だ少なく一寸物足りない。1〜2週間後が良さそうだ。12:00大楢峠着、ミズナラとモミの大木が並び立つここで食事にする。
これからは少し急な下りが続く。やがて廃屋と道祖神があり、1軒の小屋で青年が銀杏と柚子を少し並べていた。オカメザサが群生、ジイソブの花後の土台?を見付ける。中を割ると白い種子があり図鑑に依るとヒレのあるのがジイソブ、無いのがバアソブとある。