青山白雲  87.09.27御坂 南東尾根より本社ヶ丸 1630.8m
日曜日 曇時々晴 単独
<コース>都留市駅→滝コース分岐→山火事跡→本社ヶ丸→清八峠→笹子駅

 御正体山へ行く積りだったが、中央線にタッチの差で乗り損ね次々と遅れた為、都留市8:05発道志行に乗れなかった。それで反対の御坂の山、本社ヶ丸に大幡八丁峠への送電線巡視路より登ろうと考えた。こちらのバスも不便で間があるので歩くが、計画変更の為地図が無く大きな誤りを犯す。

 三っ峠と本社ヶ丸間の広い山間部を行く。ノコンギク、ゲンノショウコ、イヌタデ、ミゾソバ、ミズヒキ、タイアザミ、オトコヨモギ、イタドリ、ヤクシソウ、アキノタムラソウ、ツリフネソウ、キクイモ、ワレモコウ、カワラナデシコ、ホタルブクロの花々、ノブドウの実。先週蕾の多かったヤクシソウも満開だ。野生化したコスモスが土手に多い。

 右宝鉱山跡2kmの道標があったので少し行ってみたが、道路工事中だったので引き返えす。ここを行けば神社経由で鶴ヶ鳥屋山に行ける感じだが。林道になる手前橋の脇には都留警察署長の張り紙があり、三っ峠〜清八峠に熊が出没し負傷者も出ているので注意とある。

本社ヶ丸

 ヤマセリ、アカソ、ヒキオコシ、コシオガマ、サラシナショウマ、ヒヨドリバナ、ヤマハッカ、タマアジサイの花々。千段の滝コースへの分岐を直進、地図があればこの先で送電線と再び逢う地点で巡視路を見付けなければいけないが、兎に角岩の赤矢印に導かれて良い道を行く。

 セキヤノアキチョウジ、テンニンソウ、キクアザミ、アキノキリンソウ、キバナアキギリ、の花。センニンソウ、アケビ、クサギの実。やがて道は二分し、両方にテープや赤矢印がある。左に行ってみるが約200mで沢に出て詰まる。対岸には送電線が見られる。戻って右の道を行くと又沢に出た。

 今度は沢沿いに赤矢印があり、高捲地点には新しいトラロープさえあった。モミジガサ、フシグロセンノウ、ヤマトリカブト、ヤマハハコ。二俣の沢のドン詰まりで目印も無くなり、左の沢はとても登れない。この辺で余程引き返そうかと考えたが折角だから右の沢を行く事にした。

 木の根に縋り見える尾根を目指す。幅広い山腹はヒノキが植えられたばかりらしい。所々大木の焼けた根っこが残っているのが不思議だったが、帰って地図を調べたら81.02山火事と記入してあった。12:40やっと支稜線らしいのに登り付き、小平地を見付けて食事を摂る。反対側に道が下っていた。

 これより左植林右雑木のこの尾根を登る。所々に巨石がある。ギンリョウソウ、シラヤマギク、タチフウロ、ハナイカリそしてオヤマボクチ、ヤマボウシの実。掌状葉で棘だらけの幹はハリギリだ。13:46主稜線到達、どの辺か判らない。多分八丁峠〜清八峠と思い右へ行き掛けると、後ろより人声がするので戻ると3人の中年パーテイが来たので聞くと、本社ヶ丸の東である事が判る。

 何時来ても良い樹相の道を本社ヶ丸〜清八峠と過ぎ下山。フジアザミ、ヤブタバコ、イヌトウバナ、クサボタン、ツリガネニンジン、ミズヒキ、アキカラマツ、ナンテンハギ、ヤマハギ、ヤマアジサイ・・・ウルシが紅葉。

<コースタイム>出発5:55→都留市駅8:30→滝分岐10:50→山火事跡12:40〜13:14→本社ヶ丸13:55→清八峠14:27→笹子駅16:50→帰着19:30
<歩いた距離>山道9km 車道19km 計28km
<行動時間>8:30→16:50 歩行7:20 休止1:00 計8:20
<掛かった費用>¥2950
<使用地図>地理院2.5万 笹子/河口湖東部/都留

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