青山白雲  87.04.05道志金剛山632m→御牧戸山1047.7m北尾根
日曜日 晴 単独
<コース>上野原駅→一古沢峠→富岡→金剛山→井戸沢の頭→阿夫利山→金波美峠→御牧戸山→秋山釣場→大地峠→川合峠→四方津駅

金剛山→御牧戸山北尾根

 奥道志主脈は西より都留二十六夜山を起こし、今倉山を経て菜畑山より北へ転じ直ぐ東へと向かう。主峰ブナダツマ、ワラビタタキより御牧戸山(鳥居立)そして厳道峠よりムギチロ、入道丸と次第に高度を落として行く。今日は御牧戸山と厳道峠の間より北東に派生する尾根と、御牧戸山北尾根を歩く。

 バス便が悪いので上野原駅より歩き、一古沢峠越えで北東尾根に入り、金波美峠よりはゴルフ場の為北に下山出来ず、御牧戸山迄登り北尾根で下山、ここもバス便悪く大地峠越えで四方津駅迄33kmも歩きグロッキーとなる。

 雛鶴峠経由禾生への道を行く。天神トンネルを潜ると長閑な田野入集落に入り、ウグイスの初鳴き、キブシの花を見たりしてバス道と別れ金山川沿いの道を行く。落合より適当に左へ登る。古い藪道を枝を払いながら歩いて行くと、右から登って来た良い道は間も無く伐採され明るい一古沢峠に辿り着いた。キジムシロやタチツボスミレが咲いていた。

 西へは金山峠を経て大地峠へ行けるようだ。これからは手入れの良い道になり山葵田のあるほのぼのとした山里に下り付く。迂回して来たバス道を西少しで秋山川を渡り富岡の集落に入る。地図上井戸沢の頭への道が判らぬ儘安寺沢への道を行くと、古峰神社入口の標示がありここより登る事にした。

 手入れの良いアカマツの点在する中、461m峰は奥高尾方面が良く見え、行手金剛山が高い。金剛山の東尾根へとじぐざぐ登って行くが、藪っぽくなって来た。山頂には祠あり。ウグイスカグラが咲きかけ、ヤブレガサも続々と毛の多い傘を擡げている。
 ↓井戸沢の頭より秋山二十六夜山
井戸沢の頭より秋山二十六夜山  主にコゴメウツギの藪を鋏で伐りながら、11:15着いた井戸沢の頭は北が伐られ今日一番の展望だ。前道志の山々とその奥に連らなる山波、西北には秋山二十六夜山が大きい。これより阿夫利山、高見山、石尊山とこれと言って特徴の無い山々を通過。

 12:15金波美峠、良い道が左右に通じているが、北は新しく出来たゴルフ場でどうなっている事か。ガイドに依ると大ビラより迂回したとあるが、ここより見下ろすと大ビラもゴルフ場に取り込まれてしまったようだ。予定では安寺沢より月夜野峠方面だったが、富岡迄で時間を食いバスが不安になり中止する。

 そんな訳で兎に角御牧戸山迄行くしかないと歩き出す。藪が酷くなり尾根が無くなると左に見える尾根になんとなく掻登る様になり、803m峰に辿り着く。道は又少し良くなって池の上に、ここは北半分落葉樹で明るい。大タギレも藪で左右不明、笹薮の急登で奥道志の主稜線に出た。

 立派になった縦走路を西へ、NHK-ANTのある御牧戸山14:11着、80.02.10以来7年振りの再訪。裏丹沢が霞の中に懐かしい。北尾根へと下りる。800m辺で西北が伐られ展望が良い。尾根を左に取り急降、藪のじぐざぐ道はゴルフ場への道手前で赤土の断崖となり、仕方なく少し戻って下の林道へ転げ下りる。

 秋山川に出たがバスは未だ2:00もあり、力を振り絞って四方津駅迄歩く事にした。車道を大地迄辿り北に入る。オートキャンプ場先で林道が終り丸木橋を渡る。じぐざぐの峠道の長い事。この辺で見た花々マルバコンロンソウ、ヨゴレネコノメ、コスミレ、ダンコウバイ。

 大地峠16:40、南に御牧戸山が遠く、よくもここ迄と思う。これからの道も良いが長い事。それでも飛ばして川合峠迄1:00だった。四方津駅18:20で薄暗くなって仕舞った。

<コースタイム>出発6:23→上野原駅7:37→一古沢峠9:28→金剛山10:46→金波美峠12:15→御牧戸山14:11→大地峠16:40→四方津駅18:20→帰着20:00
<歩いた距離>山道20km 車道13km 計33km
<行動時間>8:10→18:20 歩行9:00 休止1:10 計10:10
<掛かった費用>¥2060
<使用地図>昭文社4万 高尾/道志 
         地理院2.5万 上野原/与瀬/大室山/青野原
<参照>新ハイキング誌No.303 金波美峠〜阿夫利山
             〃  No.306 御牧戸山北尾根

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