青山白雲  87.02.15奥秩父 飯盛山 1640m
日曜日 晴 妻と 車使用
<コース>中央高速須玉IC→野辺山高原→平沢峠→平沢山→飯盛山→野辺山高原→須玉IC
八ヶ岳の展望に優れているという奥秩父西端の山、飯盛山に妻と出掛けた。

飯盛山  中央高速を走ると、今迄に無い良い山岳展望だ。八ヶ岳が美しい双葉SAで一休みの後須玉IC下車、佐久甲州街道を北上する。アクセルを幾ら踏んでもスピードが上らない。

 500m→1300mの標高差800m、約30kmの緩い登り道だ。その間信号機は3っしか無い。左手に八ヶ岳が高い。間も無く行く手右奥に飯盛山の御椀を伏せた山容が小さく見えて来た。前後するのはスキー道具を積んだ車が多い。

 野辺山で右折、ペンションのような小海線野辺山駅に突き当る。南下、東一帯は東大太陽電波観測所だ。

 何かで見た記憶では巨大なパラボラ電波アンテナが林立していると思ったら、それは1基丈で他は小型が3っと台座のみだった。
 ↓平沢山より飯盛山(頂上に人影)
平沢山より飯盛山(頂上に人影)  スキーの車がこちらにも続々と行く。適当な空地を見付け駐車、平沢峠への車道を登る。

 登るにつれ北に電波塔や牧場のサイロの点在する野辺山高原を前景に、佐久の山々が見え出し男山、天狗山のがりがりした山容が目立つ。それと八ヶ岳の間の奥に霞むのは浅間山らしい。

 平沢峠には獅子岩という大きな溶岩がある。よく見ると一部分が獅子舞の頭そっくりだった。

 ↓八ヶ岳
八ヶ岳  雪と氷結の道を飯盛山へ向かう。大した事ないと思いアイゼンを一つしか持って来なかったので、妻に着けて貰う。

 野辺山スキー場が見下ろせ大勢のスキーヤーが滑っている。ここ丈雪が多いのは人工を加えたらしい。スピーカーが間断なく呼出しと音楽で煩い。

 高くなるにつれ西の八ヶ岳が白銀に輝いて雄大に裾野を拡げている。

 帰宅後知ったがこの日10〜12時に掛けて、最高峰赤岳周辺で滑落事故発生、1人死亡、2人重傷。暖冬で雪が緩みアイゼンが利かなかったらしい。三角点の在る平沢山は南ア、八ヶ岳、浅間、佐久、奥秩父、360°・・・前後して登って来る登山者も結構多く、今日中で15人位会ったが最近必ず見られる中高年は私達丈で、全て若い人達だった。

 ↓御座山 男山 天狗山
御座山、男山、天狗山  御椀の飯盛山が見え出した。南面一帯は放牧場なので土が黒く、干からびた牛糞が転がっていたりする。牛が踏みつけた水平の道?に雪が付き縞模様になっている。

 八ヶ岳から吹き降ろす風が刺す様で2人共ヤッケのフードを被る。飯盛山は小広い平沢山に較べ狭い岩の頂だが、眺めは甲乙付け難い。風を避けた所で食事、スキー場の騒音も届かない。

 1643m峰より牛柵に沿って行くと岩峰になり用心して下る。踏跡程度になり下り着いた鞍部より、北へ向かったらよかったらしいが、藪っぽいので戻る事にした。犬笛で呼ぶハンターが居た。岩峰は敬遠、牛の付けた定かでない道を頼りに飯盛山との鞍部に登り、やっとスキー場に戻り一服。暫くスキーを見物する。

 雪の白には派手気味の色の服装が丁度良いようだ。女の人が割りに多い。ここで下山、妻は再びアイゼン装着。その安心感が判ったみたい。大分時間を食ったので八ヶ岳横断道路のドライブは割愛して帰る。

<コースタイム>出発5:30→双葉SA:7:20→野辺山高原8:34→平沢峠8:50→平沢山10:04→飯盛山10:30〜10:50→平沢山13:36→野辺山13:05→帰着18:30
<歩いた距離>山道9km 車道2km 計11km
<行動時間>8:34→15:03 歩行5:40 休止:50 計6:30
<掛かった費用>¥5450
<使用地図>昭文社4万 八ヶ岳、飯盛山  地理院2.5万 八ヶ岳東部/谷戸
<地名の異称>平沢山→天狗山
<参照>新ハイキング誌No.367 飯盛山
       岳人87.02 飯盛山

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