道坂トンネル手前で中年夫婦と30代の単独者がバスを降りた。私はトンネル先のバス停より峠へ、単独者が先を行くのが見える。山頂迄は西面が大伐採され良い眺めだが、ブナの巨木が惜しげもなく伐られ痛々しい。 その内昭文社の地図が落ちていた。彼のではないかと思い渡すべく先を見ると、遥か高みを軽く登って行くのが見える。山頂で渡そうと急いだが登り着いたら既に行った後だった。
鞍部に下り北へと突入、雪が20cm。カラマツ中木の藪で蔓等を鎌で払いながら前進、やがて西峰北尾根に出る。シカの糞や足跡が見られる。
東方伐採地に出ると、奥道志主脈中心部が一望だ。コガラがつつ、じーじーと鳴いている。樹林に入りしばらくの下りで分岐を右に取ると又大伐採、ガイド記事の立枯巨木があり一登りでパラジマの頭へ。
2人の猟師が居た。イノシシを狙っているという、これから行く猿焼峰、地元では野猿というそうだ。急登で登り着いた箙の峰にも焚き火をする2人、前後計7人何れも年期の入った感じの地元猟師らしい。猿焼峰よりは右へ取ったが良いとは、最後の猟師の助言だ。