振り返えると道志の山波の彼方に富士が山頂を覗かせていた。住宅が点在し色々の品種のカキ畠を行く。
イヌタデ、ノコンギク、ハハコグサ、ヤクシソウ、リュウノウギク、シラヤマギク、タカトウダイの花々そしてヤマウルシの実が房々ぶら下る。コジュケイがけたたましい。
8:53ゴルフ場の正門と相対する梨の木平よりやっと山中へ。じぐざぐの登り易い道は、やがて小祠と水呑杉のある水場に着く。紅葉も終りに近く草々も闌れている。更にじぐざぐを続け大久保山と扇山の鞍部に着く。東に向かうと、樹々はもう葉を落しそれをさくさくと踏んでの明るい気持の良い道だ。北には木の間越しに浅川の集落も見え、妻は良い所だわねえと喜んでくれた。
10:25草原の扇山々頂へ、今日は幾らか靄っており9年前程ではないが、妻も次々と登って来る人々も素敵を連発だ。食事と昼寝しばし。去来する雲を眺めながらこんな時間を持つ事余りに少なきを痛感する。
最低鞍部より登り着いた所からは、百蔵方向大伐採され大展望。妻が手袋を落としたので、探しに戻り中年男性と一緒になる。
疲れたので百蔵山は止めようと考えているそうだ。私達もそうしようと一緒に歩き捲道より下る。大月市キャンプ場で男性と別れ、広々とした水やベンチのあるここで一服の後猿橋駅へと下る。
<コースタイム>出発5:55→鳥沢駅7:28→梨の木平8:53→扇山10:25〜11:16→百蔵山分岐点13:51→キャンプ場14:31→猿橋駅15:42→帰着18:00 <歩いた距離>山道10km 車道8km 計18km <行動時間>7:35→15:42 歩行6:30 休止1:40 計8:10 <掛かった費用>¥3800 <使用地図>地理院2.5万 大月/上野原 <参照>新ハイキング誌No.364 甲斐の山山 新ハイキング社 小林経雄氏 p72〜73 81.01.25百蔵山→扇山
前へ 上へ 次へ 目次へ 青山白雲へ リンクへ