青山白雲  86.11.02奥多摩 笹尾根縦走
日曜日 晴 単独             丸山→相模湖
<コース>上野原駅→日寄橋→丸山→小棡こゆずり峠→土俵岳→日原峠→浅間峠→熊倉山→軍刀利ぐんだり山→三国山→連行峰→和田峠→明王峠→相模湖駅

笹尾根縦走

 笹尾根縦走をする為上野原駅よりのバスに乗ったが、一番早いのは日寄橋迄なので、その辺で一番近い縦走路上の山、丸山に登り相模湖駅迄歩く事とした。日寄橋下車、坂本は数軒の家が固まってある山間の集落だ。登路は地図上畠の間にあるが、良く判らず尾根を一回りして反対側を探すと、スギ林の中に微かな踏跡がありこれを登る。乗越す道と別れ尾根を北上、左右に仕事道を分け飽く迄尾根を行く。

 アキノキリンソウ、ノハラアザミ、ノコンギク、コウヤボウキ、シラヤマギク、イヌタデ、リュウノウギクの花々。藤尾と小棡を繋ぐらしい峠に出た、路傍には小祠がある雑木の好もしい所だ。道はこれより明るい畑地に出た、東に生藤山や陣馬山、南西に権現山が望まれる。ツリガネニンジン、ナギナタコウジュ、ナンブアザミ、アカソの花、ヤマユリ、キンミズヒキ、ヒナタイノコズチ、ノブキは実。

 十二天と書かれた額の架かる鳥居より石段を急登すると、荒れた社で回りはマムシグサの赤実が点在する陰気な所だ。道は無くなり裏手を急登すると、尾根にぶつかり北東へと向かう。小棡よりらしい良い道が登って来た。リンドウが多くなる。シュロソウも見られた。笹ヶタワが展望される頃になると道は藪っぽくなり、10:30展望は無いが小広く明るい丸山に登り着き、早い食事を取る。周りにはヤマドリゼンマイが沢山闌れていた。
 ↓丸山付近より陣馬山方向
丸山付近より陣馬山方向  笹尾根縦走に入る。ヤクシソウが咲き、マユミが実を付ける。11:00小棡峠、11:40土俵岳。ここは展望良く一服。11:50日原峠、12:35浅間峠と通過。

 1000m圏は紅葉も散り始め、明るくなった雑木の尾根歩きも素晴らしい。笹尾根はほぼ平なので何回でも歩きたい所だ。生藤山付近で85.04.14の一番下の写真だが、4本寄添った形の良いアカマツの大木があった。それが1本を残して完全に立枯れていた。

 13:50熊倉山、14:10軍刀利山。この台地状の山はすっかり木々が払われ大岳山が見える。軍刀利神社元社跡という立札と小社がある。(86.01.12参照)14:20三国山、ここからの生藤山北面の紅葉は素晴らしい。この辺で見た花々、オケラ、オヤマボクチ、タムラソウ、クサボタン。そしてカンタンにスイッチョ。16:00凄い賑わいの和田峠を通過、疲れた脚を労わり励まし陣馬山北東面の捲道を登る。
 ↓三国山辺りより三頭山へ縦方向に笹尾根
三国山辺りより三頭山へ縦方向に笹尾根  明王峠16:40、数組の人々が急速に暮れて行く四囲の景色に慌て、下山は何処にと相談している。石投地蔵を過ぎ矢の音辺りでヘッドライト使用となる。曇って来たので余計に暗い。

 最後のゴロタ石の急降に掛かると、ペンライト1本で女性と子供4人のグループが行き悩んでおり、先導、この為大分遅くなったが感謝される。  

 因みに今回で歩いた距離通算4000kmになった。

<コースタイム>出発5:55→上野原駅7:15→日寄橋8:20→丸山10:32→浅間峠12:35→三国山14:18→和田峠16:00→明王峠16:42→相模湖駅18:34→帰着20:00
<歩いた距離>山道28km 車道1km 計29km
<行動時間>8:20→18:34 歩行9:00 休止1:10 計10:10
<掛かった費用>¥1730
<使用地図>昭文社5万奥多摩 4万高尾/陣馬  
         地理院2.5万 猪丸/五日市/上野原/与瀬
<参照>新ハイキング誌No.304 笹尾根南面の道 末国氏
      78.05.28三頭山→小棡峠      16km
      78.08.27笛吹峠→相模湖駅    26
      85.04.14鳥屋戸浅間→相模湖駅 30
      86.01.12三頭山→三国山      31
      86.11.02丸山→相模湖駅      29(今回)

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