沢井川沿いのバスを陣馬山登山口で下車、栃谷川沿いの道に入る。落合集落の中を緩く登って行くと、ゴルフ練習場がありそこから山道になる。見られた植物、ヒガンバナ、シラヤマギク、ツユクサ、カラムシ、キツネノマゴ、カナムグラ、イヌタデ、キンエノコロ、ゲンノショウコ、ヒナタ/ヒカゲイノコズチ、ヤクシソウ、ママコナ、ツルボ、チヂミザサ、ヤブラン、ママコノシリヌグイ、アキノタムラソウ、ミズヒキ、キンミズヒキ、オトコヨモギ、マキエハギ等々。

　石老山が彼方に見え、山里の穏やかな景色を楽しみながらの良い登山道だ。小祠がありアカマツ林になる。コウヤボウキ、ナガバノコウヤボウキ、オケラ、ヒヨドリバナ、ノハラアザミ、ギンリョウソウ、オミナエシ、オトコエシ、カシワバハグマ、クサボタン、ベニバナボロギク、キンレイカ・・・

↓陣馬山より生藤山 　標高399m地点で一服、蚊が多い。アキアカネが飛び交い、少なくなったツクツクボウシに代り、草間からはるーるーるーとカンタンが秋を告げている。 　西に扇山〜権現山、その手前には鷹取山が大きい。東は栃谷尾根と吉野山の稜線。これより植林と雑木の好もしい緩い登りが続く。岩の展望地に出た。西〜南の山々が一望だ。 　シモバシラ、キバナアキギリ、イタチササゲの花。ここ迄に上河原や和田よりの道が4本上って来る。間も無く急登になると陣馬山頂着。縦走では何回も通ったが、この山丈では初めてでとっくり見回わすと茶店は4軒もある。眺めも丹沢方向靄ってはいるが高尾山より数等広濶だ。食事、撮影そして茶店でラムネを飲む。

　これより明王峠迄縦走、擦れ違ったマラソン練習らしい女子ランナーは、浅井えり子だったと妻が言う。峠で一服、相模湖駅へ下山。ツリフネソウが咲く中、86.03.02の時吹雪いた矢の音分岐は木洩れ陽が差し鬱蒼としている。この先カンタンが多く、聞き惚れている人も居た。初秋の爽やかな一日だった。

＜コースタイム＞出発6:25→藤野駅7:59→陣馬山登山口→陣馬山10:32〜11:37→明王峠12:22→矢の音13:11→相模湖駅14:56→帰着16:40
＜歩いた距離＞山道15km　車道1km　計16km
＜行動時間＞8:06→14:56　歩行4:50　休止2:00　計6:50
＜掛かった費用＞￥3420
＜使用地図＞昭文社4万、日地7.5万　高尾/陣馬　　地理院2.5万　与瀬