青山白雲  86.08.03大菩薩 ずみ沢より滝子山1590.3m
日曜日 晴 妻と
  <コース>笹子駅→コンドウ丸→笹子駅
 展望の良い山に妻と出掛けたが道不明となり、藪の中で悪戦苦闘3時間余で退却。

 笹子駅に降りると土方の様な人がネコ車に荷物を積んで歩き出したが、肩にリスが止まっていた。神社を過ぎ中央高速の上を通ると南に鶴ヶ鳥屋山が高い。滝子山頂はガスの中だ。ツユクサ、ボタンズル、コマツナギ、ヘクソカズラ、キツネノボタン、ヌスビトハギ、オカトラノオ、アカソ、アキノタムラソウ、イタチササゲ、ホタルブクロ、オトギリソウ。タケニグサは3m位あり驚く。

ずみ沢より滝子山  南尾根への道を分け、堰堤に出ると新しい地蔵様があった。"田通の姥神"とあり、大鹿峠は天神峠とも云い甲州街道の裏街道であり、その道中安全を祈ったものと記されてある。

 ヒヨドリバナ、ヤマホトトギス、ツリガネニンジン、ジャノヒゲ、ノコンギク、タカトウダイ、タマアジサイ、名花シデシャジンも1茎見付けた。

 8:08地蔵分岐、右へ下り沢を丸木橋で渡る。オオバギボウシ、ヤマオダマキ、フシグロセンノウ、オニノヤガラ、ガクウツギの花々。ススキの藪を突っ切ると道は良くなり、ズミ沢沿いの高みを行くようになる。滝に出た地点は切石というらしい。危なっかしい丸木で対岸へ急登、この先ナメ滝が続き見事だ。トチノキの大木もありコース中原生美に優れた所だ。

 ソバナ、クルマバソウ、シモツケ、キリンソウ、ヤマブキショウマ、エビガライチゴ、カワミドリ、キンミズヒキ、ヒヨドリジョウゴ、バライチゴ、ギンバイソウ。ツリフネソウとキツリフネが隣り合って咲いていた。どこでも黄が高い方にあるのでこの辺が境か。コマドリ、センダイムシクイの鳴声。この先道が定かでなくなり色々探したが判らず、樹々を透かした所ではどうやらコンドウ丸の高み辺りにいるらしい。一人なら強行突破するのだが妻と一緒では無理も出来ず、途中防火帯より下り漸く丸木橋に戻る。

 ママコノシリヌグイ、ウスユキソウ、ヤマハハコそしてアオバト、ヒグラシ。地蔵分岐で一息ついていると、30代女性4人のパーテイが現れる。笹子9:00発だったが、矢張り同じ所で判らなくなり戻ってきたという。一般コースでこんな事ってあるんでしょうかと憤慨していた。一般コースかどうか難しい所だ。強いて言えば草の枯れた秋冬ならこんな事も無かったかも。帰りの電車では北ア帰りの青年が妻に席を譲ってくれた。青年と山の話が尽きなかった。

<コースタイム>出発(タクシー)4:40→笹子駅6:33→地蔵分岐8:08→コンドウ丸辺11:10→地蔵分岐16:36→笹子駅18:12→帰着20:40
<歩いた距離>山道7km 車道11km 計18km
<行動時間>6:48→18:12 歩行10:00 休止1:20 計11:20
<掛かった費用>¥5750
<使用地図>地理院2.5万 笹子
<参照>82.02.07コンドウ丸→大谷ヶ丸 83.10.30滝子山→お坊山

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