青山白雲  86.07.20御坂 千段の滝より三っ峠 1786.1m
日曜日 曇 単独
<コース>初狩駅→大幡峠→宝鉱山→開運山→宝八丁峠→清八峠→笹子駅

千段の滝より三っ峠

 初狩駅より車道を南に登る。アレチマツヨイグサ、ツユクサ、ノカンゾウ、ムシトリスミレ、ゲンゲ、オオバギボウシ、ヒルガオ、タカトウダイ、ホタルブクロ、コマツナギ、オカトラノオ、ヘビイチゴ・・・センダイムシクイがツピツピジーツと鳴く。

 9:00大幡峠を越えゴルフ場脇を通って大幡川に下り着き、これに沿って西に向かう。宝鉱山のバス停を過ぎると人家も疎らになる。中型のむく犬がズボンの裾を軽く突いて来た。構わないでいると諦めて立止まるが、暫くして振り返るとまだ見送っていた。

 国民宿舎、グリーンロッジが立派だ。定員100名、食事無しだが¥600だそうだ。大幡川を渡ると林道になる。ここ迄で10km近く歩いて来たので一休み。ウグイス、シジュウカラが鳴いている。シモツケ、ヤマオダマキ、アカソ、ヤマブキショウマ、ヒヨドリバナ、ガクウツギ、タマアジサイの花々そしてクジャクシダが見事だ。

 10:30千段の滝コース入口に着く。案内板がある。登って行くとシデの樹にフジの木が寄るとの表示がある。フジの木とは何か、フジでもなさそうな木だった。立派な石垣が道脇に2段にある。何かの遺跡らしい。鋏の様な形の葉をした白花のギンバイソウは大型の草だ。他にオトギリソウ、サワギクを見る。オオルリが鳴く。

 右下に段々に細流の沢が滝と言えるが大したものでは無い。その上部を道が横断してから不明となる。戻って適当に登ると、道は断続する。エンレイソウ、クルマバツクバネソウ、ギンリョウソウ、ヤグルマソウ、クサタチバナ、オオバノヨツバムグラ、コウモリソウ、カニコウモリ、レンゲショウマ、コバイケイソウ、マルバダケブキ、オオバユキザサ、ウスユキソウ、コアジサイ等。
 ↓三っ峠のアヤメ
三っ峠のアヤメ  稜線に出たのでこれを右へ登ると、東稜の1720m地点に辿り着く。13:38開運山手前の草地に横になり一息つく。

 一面のガスだが明るい。遠くでコマドリとメボソムシクイが鳴いている。電波塔の西へ出ると立派な一般道になりこれを北へ。

 一帯はお花畑だ。キンポウゲ、アヤメ、オオバギボウシ、ヤマブキショウマ、テガタチドリ、ヤマニガナ、コバイケイソウ、ヤマオダマキ、クガイソウ、ヤブウツギ等。

 御巣鷹山の電波塔を過ぎて上り下りが結構ありバテるが、宝八丁峠〜清八峠のブナ、ミズナラやカラマツが美しく何時来ても良い所だ。下草はウラハグサがそよぎキンレイカが咲く。「この道を星につなぐ・・・」の遭難碑を過ぎたガレ地は、整備されロープも張られてあった。

 清八峠よりの下り、植林のカラマツ1〜3mになった。草薮凄く脚探り。ヤマハハコ、エビガライチゴ、ナガバノコウヤボウキ、ヤマブキショウマ、カマツカ。ガスで何も見えぬ中草露に濡れそぼり林道に下り着く。

 今は無人となった笹子駅で、乗車証明書なるものを貰うべく、販売機のボタンを押すが出ず、電車を逃す。降りて来た笹子餅の売子に聞くと出ないものは仕様が無い、車掌に言えば良いんですよと。失敗った! 千段の滝コース今回は外して仕舞い再登を期す。

<コースタイム>出発6:11→初狩駅8:17→大幡峠9:00→宝鉱山9:54→開運山13:38→清八峠15:43→笹子駅17:55→帰着20:40
<歩いた距離>山道10km 車道19km 計29km
<行動時間>8:17→17:55 歩行8:50 休止:50 計9:40
<掛かった費用>¥2150
<使用地図>地理院2.5万 笹子/大月/河口湖東部/都留
<参照>新ハイキング誌No.324 千段の滝沢
      79.11.03三っ峠東稜→清八峠 80.10.27本社ヶ丸→鶴ヶ鳥屋山 
      80.11.02本社ヶ丸

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